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バングラデシュ社会と移住 人の動きから描く国家像

広島修道大学学術選書 82

出版社名 日本評論社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-535-58798-4
4-535-58798-1
税込価格 5,280円
頁数・縦 208P 22cm

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要旨

南アジアの一国バングラデシュが、後発開発途上国(LDC)のステータスから卒業することが、2021年に国連総会で決議された。インドやミャンマーとの間に長い国境を有する同国は、「移住・移民」が国家運営の重要な要素になってきた。経済成長は、そうした「人の動き」にどんな影響を及ぼすのだろうか。本書では、バングラデシュにおけるボーダーランド(広義の国境地帯)、また中東への「出稼ぎ」、さらに欧米などの先進国への人の留学や移住に着目し、実地調査の結果等をもとに、その実態について論じている。ボーダーランドでの移住・移民は、隣国との間にさまざまな問題を引き起こし、今も課題を抱える。一方で近年では、農村からの「出稼ぎ」を政府が推奨、さらに先進国への医療ツーリズム、高等教育のための留学が盛んになる傾向があるようだ。著者は広島修道大学人文学部教授。1988年より2年間、青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)から派遣され、バングラデシュで活動。以後、同国を中心に調査・研究を続けている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年10月1日]

商品内容

目次

序論 バングラデシュの国際移住―少し長めの回想
第1章 歴史を遡って―前史
第2章 周辺地域への移動(バングラデシュと接する地域への移動
周辺地域―より長距離の移動)
第3章 遠距離移動―現代に続く動き
第4章 グローバル化と共に世界中へ
結論

出版社・メーカーコメント

バングラデシュはインドやミャンマーと接し長い国境線を有する。そこを行き来する人々を中心に形成された社会の実態を描き出す。

著者紹介

高田 峰夫 (タカダ ミネオ)  
広島修道大学人文学部教授。1957年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。1988年より2年間、青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)から派遣され、バングラデシュで活動。以後、両国を中心に調査・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)