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花蝶屋の三人娘 〔3〕

孔雀からの果たし状

小学館文庫 Jあ04−3 小学館時代小説文庫

出版社名 小学館
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-09-407490-1
4-09-407490-2
税込価格 759円
頁数・縦 292P 15cm
シリーズ名 花蝶屋の三人娘

商品内容

要旨

看板娘のお蘭は柳眉を寄せた。水茶屋〈花蝶屋〉の常連、定町廻り同心の沢井勝之進によれば、背中に孔雀が描かれた骸が見つかったという。探索が進まぬある日、仇討ち屋〈闇椿〉に相撲部屋の親方から、息子の昇太を捜してほしいとの頼みが入る。どうやら最近、家に出入りしていた歩き巫女に誑かされたようなのだ。看板娘の長女お藤は、怪しい歩き巫女の似面絵を見た途端、急に顔が青褪めはじめる。父の仇とそっくりなのだ。思わぬ成り行きに揺れ動く、お蘭、お藤、お桃。焦る中、孔雀王と名乗る人物が奉行所と〈闇椿〉に挑戦状を叩きつけてきた!波乱の第三弾!

出版社・メーカーコメント

闇の仇討ち屋に強敵が現る! その正体は?  「見つかった骸の背中一面に、孔雀の絵が描かれていたんだ」水茶屋〈花蝶屋〉の常連、定町廻り同心・沢井勝之進は溜息をついた。探索に手を着けたばかりだが、いずれ江戸市中が大騒ぎになるだろうと憂鬱なのだ。看板娘で勝之進と相思相愛のお蘭は、探索を手伝いたいものの、あまりの材料のなさになすすべもない。奉行所が下手人を捜しあぐねて数日、仇討ち屋〈闇椿〉に相撲部屋の親方から依頼があった。行方知れずとなっている息子の昇太を捜してほしいという。どうやらここ最近、家に出入りしていた歩き巫女にたぶらかされたようなのだ。親方の願いを聞き入れた元締めの辰雄は、得意の絵筆で歩き巫女の似面絵を描いてみせた。すると、似面絵を見たお藤の顔が青褪めはじめたではないか。もしや、父親の仇なのか? 思わぬ成り行きに揺れ動く娘たち。落ち着かない中、孔雀王と名乗る謎の人物から突然挑戦状を叩きつけられた〈闇椿〉は−−。水茶屋看板三人娘が、元同心や鍼灸医、美男双子の岡っ引きとともに悪党を退治する!人気沸騰中のシリーズ、奇怪千万の第三弾!  【編集担当からのおすすめ情報】  シリーズ第1弾は発売即大増刷、第2弾も絶好調! 2021年、第10回日本歴史時代作家協会シリーズ賞を「はないちもんめ」「はたご雪月花」シリーズで受賞した実力派のシリーズ第3弾、ついに仇討ちなるか?

著者紹介

有馬 美季子 (アリマ ミキコ)  
2016年、『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で、時代小説デビュー。21年に、「はないちもんめ」「はたご雪月花」の両シリーズで、第十回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)