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かわいい江戸の絵画史

出版社名 エクスナレッジ
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-7678-2729-2
4-7678-2729-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 137P 21cm
シリーズ名 かわいい江戸の絵画史

商品内容

要旨

「かわいい」の原点まるわかり。

目次

単純化とデフォルメでかわいく描く―俵屋宗達と伊藤若冲(俵屋宗達―「かわいい日本美術」の幕開けを告げる画家
伊藤若冲―かわいさとユーモアに満ちた水墨画を描く)
拙い描写が「かわいい」を生む―与謝蕪村(与謝蕪村―「非プロフェッショナル」感覚がいい)
かわいい題材をリアルに再現する―円山応挙と歌川国芳(円山応挙―本物の動物がそこにいるみたい
歌川国芳―愛と冷静な作画力で描く「かわいい猫」)
ゆるさで心を和ませる―長沢蘆雪(長沢蘆雪―「奇想の画家」で「かわいいもの描き」)
“イカれた”形に表す―仙〓義梵(仙〓義梵―庶民から大名まで、皆に人気の仙〓さん)

おすすめコメント

昨今の「かわいい」をテーマにした美術展&美術書ブームの火付け役となった、2013年の「かわいい江戸絵画」展(府中市美術館)のキュレーター・金子信久氏が、 江戸絵画史において、意図的にかわいらしさを追求・表現した画家ベスト7を選出。彼らの絵はなぜ「かわいい」のかを徹底的に読み解いていきます。さらにこの7人を線で結ぶことで、現代の「KAWAII」文化の原点ともいえる、江戸時代における「かわいい」の歴史も浮き彫りにします。日本美術ファンはもちろん、かわいいもの好きさんも必見の一冊です。

著者紹介

金子 信久 (カネコ ノブヒサ)  
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史。近年は、動物絵画やかわいいものの表現手法と背景の思想に関心をもち、話題の展覧会を数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)