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伊吉書院類家店のレビュー |
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掲載レビュー全441件 |
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19世紀、パリの看板店に日本から奉公に来た少女・ユネと、奉公先の主人との日々。 文化の違うもの同士が、共に暮らすうちに少しずつお互いを受け入れていき家族になっていきます。お互いが正しいと思っていることが、食い違い、それでもわかりあっていくという過程が丁寧に描かれています。 緻密で美しい描写、しかし煩くなく見やすい画面構成。そして何より、ユネの愛らしいこと。 読んでいてとてもホッとできる作品です。 (2008年01月29日) | ||
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東京・立川のアパートで、1室をシェアして暮らしている成人男子、いや、聖人男子ふたりの、慎ましやかな日々…なんて書くとどういうことかと思いますよね。 聖人男子、それはなんと、ブッダとイエスです。神なのに、ふたりともめちゃめちゃ庶民的です。 日本には、観光気分で住んでます。 パ●コと雪●だいふくは究極の選択です。 京都や秋葉原に行きたいと考えています。 ブッダは、徳の高いことを言うと光ります。 イエスは、石と水をパンとぶどう酒に変える奇跡を起こせます。 …これって、内容的にいろいろ怒られないのか心配になりますが(笑)、 細かいネタがたくさん散りばめられたコメディで、ツボにハマればかなり癖になります。 天然なイエスと、しっかり者なのに意外と小心者なブッダがかわいらしいです。 (2008年01月25日) | ||
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演劇にそれほど興味の無かった「いい電子」などでおなじみの漫画家みずしな先生が、たまたま観に行った劇団に一目ぼれし、なんと入団してしまったというのが始まりで、その劇団生活を描いた実録4コマがついに1冊の単行本になりました! 劇団「うわの空・藤志郎一座」の個性的な方々の、ひょっとすると漫画より漫画らしい劇団ライフを、のぞいてみませんか?これを読んで、実際の公演を観に行くとさらに楽しめますよ! (2008年01月23日) | ||
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あるコンプレックスを抱えているために、「普通に暮らしたい。平凡に暮らせば幸せが訪れるはずと思っている」と思っている女子高生・理子の前に、ある日突然の求婚者があらわれ、彼女の毎日は平凡とはかけ離れたものになっていきます。 さっぱりした絵と、心ときめく台詞、テンポのよいラブコメで、とても好感がもてます。この作品が初コミックスとは、最近の新人さんは人を愉しませてくれるレベルがなんて高いんでしょう!と思わずにはいられない作品です。 (2008年01月20日) | ||
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タイトルのとおり、この話の主人公は、 『女の子』と『食べ物』です。 さまざまな環境、対人関係、その女の子(少女も女性も含め)たちにとっての日常の中に息づく感情と食べ物がうまく絡まり、絶妙の空気感をかもし出しているオムニバスストーリーです。 華やかなハッピーエンドだけが少女漫画を読む幸せではないのだなぁ、と、教えられる作品でもあります。 派手な事件や激しい展開を好む方には向かないかもしれません。 それでも、そういう方にもぜひ一度は手に取っていただきたいと思える作品です。 (2008年01月16日) | ||
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おんなのこになりたいおとこのこ。 おとこのこになりたいおんなのこ。 そんなふたりと、ふたりをとりまく人々の、日常。 志村さんの作品に出てくる少年少女は、いい意味でもわるい意味でも『誤魔化しが無い』人間が多いと思います。 自らの気持ちに葛藤したり、感情をぶつけ合ったり、他人に嫉妬したりするような醜い気持ちにすら、透明感を感じるのです。だからといって決して、それらを『きれいごと』として捉えているわけでもなく。 理屈よりも、感覚で読める作品で、派手な演出は無いけれども、心の根底になにかが響く良い漫画です (2008年01月16日) | ||
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離婚した夫婦が、離婚したままひとつ屋根の上で暮らし始めるというホームコメディです。他人同士としてあらためてスタートを切った同居生活の中で見えてくるのは、夫婦であったときには見つけられなかった新たな一面なのか、それともやはりお互いの許しがたい一面なのか・・・?このまま同居を続けるうちに復縁?それとも、やはり新しい生活のスタート?展開の気になる漫画です。 (2008年01月14日) | ||
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軽度の知的障害のある女性が、妊娠、そして出産を経験し、さらには夫を失い、どのように子どもと向かいあって育てていくのかを描いたコミックです。障害がなかったとしても子どもを育てていくというのは自分の想像をはるかに超えた出来事の連続だと思われます。このお話の主人公・柚子はそれ以上に、みんなに「できて当たり前」と言われることすら自分では思いつかなかったり理解できなかったりします。そんな中でも、子どもと一緒に成長していく柚子の姿に励まされる、あたたかいコミックです。 (2008年01月16日) | ||
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腐女子(ふじょし)という言葉を耳にしたことはありますか?主に男性同士の恋愛を描いた作品を好む女性を表す言葉で、そういう女性たちがなかば自嘲的に使い始めたわけなのですが、最近は一般の方にも少しずつ浸透している言葉に思えます。そんな腐女子ライフを品良く(?)楽しむための一冊です。用語解説などもあり、腐女子を理解するための入門書にもなっていると思います。 (2008年01月13日) | ||
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映画化もされた青木琴美さんの代表作『僕は妹に恋をする』の、スピンオフストーリーとも言える作品です。 昨今の少女マンガには安易な性描写がとても多いのですが、これはそういう描写を使わなくても、心の動きで魅せられる素敵な作品だと思います。 自分には未来が無いと知っていて、恋をしてしまう辛さ、 好きな人の未来が、先に続くものでは無いとわかっていても、想いをぶつけずにはいられない切なさ。 ふたりの間にあるのは、ただ、お互いを想う、思いやる気持ちだけ。 それは、理屈ではごまかしのきかない真実であると、主人公のふたりが証明してくれたらいいな、と思います。 (2008年01月08日) | ||
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人間の血を吸うのが吸血鬼、ところが、この「かりん」は、自分の血を人間に注入せねばならないという『増血鬼』の女の子が主人公なのです。 はじめ読み始めたときは、吸血鬼一家の中で主人公だけがおちこぼれの特異体質、人間の男の子との恋・・・という設定は、 80年代の大ヒット少女マンガである『ときめきトゥナイト』を彷彿とさせられましたが、これはこれでまったく違う魅力が! アニメ化されたときのキャッチコピーが、 「恥じらいの吸血コメディー」と銘打たれていたのですが、 その名のとおり、主人公のかりんは、恋を自覚しては恥ずかしがったり、大量の鼻血を噴いてしまっては恥ずかしがったり、近年まれに見るかわいらしさの女の子なのです。 物語はコメディタッチで進んでいくのですが、恋愛要素はもちろん、家族とのつながりもとても丁寧に描かれていますし読み応えはたっぷりです。 (2008年01月08日) | ||
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実際にあったちょっと信じられないくらいばかばかしいような裁判体験を書いた人気ブログが書籍化され、さらにその書籍がコミック化されました。なんの前触れも無く見知らぬ人から突然訴えられ、しかもその内容が支離滅裂。しかし示談にしてしまえば白黒をつけることが出来なくなるため、こちら側も非を認めた形になってしまう…そんなことが自分の身に起きたらどうしますか?この話の主人公は、戦うことを選びます。コメディタッチで描かれているのでとても読みやすく、また、裁判の展開がとても痛快です。 (2008年01月02日) | ||
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過去に何人ものプロ人気作家を生み出しているイラスト投稿雑誌『Fanroad』において、投稿イラストが人気を誇っているコーヒー(カトウハルアキ)さんがその雑誌で連載していたコミックです。イラストだけが上手いという人はたくさんいますが、それは漫画を描くということには直結しない例もあるので、絵も上手くて漫画としても面白いこの作品は安心しておすすめできます。弟大好きな女の子とその家族が中心のコメディです。 (2008年01月02日) | ||
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『死んだら新聞に載るようなロックスター』吉井和哉が今はじめて赤裸々に明かす、これまでの人生。ファンとしては「知りたい」部分、「知りたくない」部分それぞれあると思われますが、こういう人生、こういう考え方があったからこそ、あの名曲たちは生まれたんだと納得できる部分も多々あります。 (2008年01月02日) | ||
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戦争中にひとりぼっちになり疎開した少年と、あずけられた先の家族や周りの人々との絆を描いた漫画です。絵は鉛筆で描かれたような独特の絵柄で、ストーリーをさらに暖かいものとして彩ります。戦時中の話ですが戦争の直接的な残酷なシーンよりも、そんな中でも人々が希望を失わずどうやって暮らしていたかを読ませる話になっていると思います。 (2008年01月01日) | ||
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主人公のジョーさんは『巨娘』です。「娘さん」と呼ぶにはあまりに大きなその態度、もちろんガタイも大きく、やることなすことすべてが大きい。そんな彼女と彼女のまわりの人々が織り成すコメディです。木村紺さんのデビュー作でもあり代表作となった『神戸在住』の静かなテイストを求める方は驚かれるかも知れませんが、丁寧で緻密に描かれた世界と、魅力的なキャラクター達はこちらでも健在!パワフルな漫画を読みたい方、おすすめです! (2008年01月01日) | ||
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漫画家の方が『漫画を描いていない生活をしている時の自分の姿』を描いた作品といえば、真っ先に浮かぶのは吾妻ひでおさんの『失踪日記』かと思われますが、こちらにはあまりアウトローな描写は無く、淡々と描かれているのはタイトルどおりの遺跡発掘作業の現場での日常です。漫画の仕事が無くなり、妻ともうまくいかなくなり遺跡の発掘を始めた筆者が、発掘に携わることで自分の中に道筋をみつけていきます。 (2008年01月01日) | ||
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母親は人間、しかし父親はなんと天狗というふたりの間に生まれた15歳の女の子のお話です。自分は母親とともに町で暮らしていて、クラスメイトや町のひとたちにも天狗の子として受けいれられてます。ファンタジーと、ごく普通の女の子の恋を描いたほのぼの部分がうまく融合していて、読んでいてあたたかい気持ちになります。 (2007年12月31日) | ||
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恋人・家族・職場の人など、とにかくいつも一緒に居る人それぞれに、いろいろなこだわりとか自分の中のルールみたいなものがあるとして、その価値観が自分と同じだと気づいたりとか、または違う価値観を持っていたけどお互いに認め合えるとか、そんなふうに毎日少しずつ誰かとコミュニケーションしているのが生活というものだと思います。この作品はその中でも『食べ物への価値観』の絡み合いを通じて毎日を楽しんで生きている人々が描かれたショートストーリー集です。 (2007年12月16日) | ||
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自分の人生の主人公は誰しも自分ですが、誰かの人生の中で自分は脇役であるということを、いい意味で再確認させられた作品です。 収録されているひとつひとつのお話がそれぞれ単独でもまとまっているのですが、1冊通して読むと、それがひとつの街の中でおきていて、そして登場人物やその人たちが関わったいろいろな出来事は、必ず自分以外のどこかにも繋がって作用しているという事を感じさせられます。「あれはここに繋がっていたのか!」と、わくわくしながら読めるコミックです。 (2007年12月16日) | ||
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