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BOOK FOREST 森百貨店のレビュー |
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掲載レビュー全91件 |
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あるところに、鳥ならだれでも「とまりたいなあ」と思うようなかっこいい木がありました。いろんな鳥がその木にとまっては、必ず「木にとまるのってきもちがいい!」と言いました。ある日、木が「ぼくも木にとまってみたい」と言いました。鳥たちは相談しました。「いつもしんせつにとまらせてくれる木のおねがいだもの、どこかみはらしのいい木にとまらせてあげよう!」鳥たちが木を持ち上げて、さあ大冒険のはじまりです。 この絵本は、小さい頃に木にとまりたいなあと思っていた黒柳徹子さんが初めて作った絵本です。初めての絵本を作るにあたり武井武雄先生に挿絵をお願いし、快諾してもらったものの、その後亡くなられてしまいました。諦めきれなかった徹子さんは先生の娘さんに相談したところ、残された作品の中から物語に合わせた挿絵を出してくれました。その作品すべてが徹子さんのイメージ通りの絵でした。こうして出来上がった奇跡の絵本、最後のページは鳥肌ものです。 (2017年01月30日) |
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お餅つきの日、ペッタンペッタン、リズム良くお餅がつかれています。つかれた餅は、のし棒でペッタンコにされたりブチンとちぎられたり散々です。ちぎられた餅はあんこやきな粉を付けられたり、大根のおろし漬けになったり、納豆に混ぜられねばねばになったりして、最後は人間にぺろりと食べられてしまいます。そんな仲間の悲惨な様子を実況中継するのは床の間に飾られた鏡餅。今のところは大事にされていますが、自分もいつ何時食べられるかわからぬと、恐ろしくなって逃げだすことにしたのです。大脱走した鏡餅が発見された時は、その変わり果てた姿に、村人たちは首をかしげています。果たしてその真相は? (2017年01月30日) | ||
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なんとも気になるタイトル!その名の通り、みんなが大好きなさつまいもをめぐって裁判になってしまうというお話。さてさてどんな展開が待ち受けているのでしょうか? おじいさんが丹精込めて育てたさつまいも、今年は豊作だと喜びも束の間、大切なおいもが夜の間に誰かに盗まれてしまいます。「よーし、それなら」と、おじいさんがあれやこれやといろんな手を使って犯人捜しに大奮闘!その一生懸命さが少し滑稽で、どの罠も失敗続き。とうとうおじいさんは自分が夜中に待ち伏せることに。そしてとうとう捕まえた芋泥棒!しかし、この芋を育てたのは太陽や土で、この土地はもともとおれたちのすみかだと言い、盗みを認めようとしません。さてさて本当に悪いのはどちらなのでしょうか? この絵本を作った豪華な二人のお話と絵の迫力に最後まで目が離せませんよ! (2017年01月30日) |
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嬉しい嬉しい餃子の日!急いで学校から帰ってきてすぐに、餃子手作りを始めます。子どもたちと作るのはやはりハプニング続き。餡をつくるときにも誰がまぜるかと喧嘩が始まります。餡を包むときも、三角や丸や、細いもの、ざぶとん型などいろいろな形ができたり、餡を入れすぎて破れたり。それでもなんとか形になっていきます。いよいよ焼くのはお母さん。結局どんな餃子もおいしそうに焼き上がり、お父さんが帰ったところで一家の食卓は賑やかです。みんなで作ってみんなでわいわい食べる、まるで我が栃木県の一家の楽しい食卓が一冊になったような物語です。 (2017年01月30日) |
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ページをめくるたびに水平線の向こうに広がる物語が積み上がっていきます。一見独特な文章は声に出して読めば読むほど心地の良いリズムで、ページを重ねて文章が長くなるにつれて、歌を歌っているような楽しい気分になってきます。さらに、次々に出てくるキャラクターはどれも愛おしくなるほど可愛さと哀愁が入り交じってわくわくが止まりません。驚きの結末に思わずバンザイしてしまいます。大人が息を切らせながらの読み聞かせは、ウケること間違いなしです! 絵本につけられたインデックスの仕掛けや、絵本のカバーを外すと新感覚の手触りなど驚き満載!ぜひ手に取ってお楽しみください。 (2017年01月30日) |
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美しいいのちの誕生にうっとり〜。 | ||
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初めてこの絵本と出逢ったとき、私は表紙の美しさとほほえむ太陽に思わずうっとりしてしまいました。絵本をひらくとはじめに、「うまれてくれてありがとう」と優しい色の文字で添えられています。その瞬間、すでに感動してドキドキしながらページを進めていきました。 今日も太陽がほほえみ、その中で芽が生まれ、小さな虫たちが生まれ、太陽の日差しでたくさんの色が生まれていく。きらきらとした光が生まれ、いろんな音が生まれ、ぬくもりが生まれ、そして僕も生まれた…。 作者がやわらかな水彩で描く「生まれる瞬間」は、生命や物事や感情、ありとあらゆるものが日々生まれることの感動を、絵本のページをあますことなく表しています。もうすぐわが家も子どもたちの誕生日なので、この絵本をみんなで読みながら、お祝いしたいと思います。 (2016年09月01日) |
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主人公の少女さえらは、日本にやってきたパリの植物学者を庭師のおじいちゃんとともに、江戸時代からつづく地元の秋祭りに案内することになりました。この地で育った木で作られた彫刻屋台を組み立てるところから祭りの準備ははじまります。奥の山へ続く杉並木を抜けると大きなお宮さんがあり、屋根や壁には木彫りの動植物たちが飾り付けられています。それらの彫刻は、何百年も前から彫り師や職人たちの技で木に命を吹き込んできました。いよいよ祭りの日、太鼓の音が響き渡り、次々と屋台の提灯に火が入ります。わらわらと灯りを持った子どもたちが集まってきます。各町自慢のお囃子のぶっつけ合い。法被の背中の文字は各町の誇りです。そして夜が更けて祭りは最高潮へ。 人々が知と技で伝えてきた日本のこころ「まつり」が躍動感あふれる水彩画で描かれています。美しい水彩絵具のにじみは、歴史を刻んできた屋台彫刻や伝統を受け継ぐ人々の永劫と、提灯の火とともに燃え尽きる祭りの刹那を同時に表しているかのようです。 (2016年09月01日) |
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いい天気というのは、人それぞれです…。 | ||
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今回紹介する絵本の主人公はカエルです。もちろんカエルにとっては雨がいい天気。そとはどしゃぶりのお出かけ日和です。さっそくピクニックの用意をして、マンションから自転車に乗って出発です。手づくりの秘密兵器も忘れずに。いったいぜんたい、あべこべでぐちょぐちょなカエルのピクニックはどうなるのでしょう。 おもしろいストリーはもちろん、生き生きとしたカエルの動きや表情がどのページも魅力的です。作者の絵本に必ず出てくる隠れキャラクターや、カエルの部屋のしかけなど、何回読んでも飽きない、この季節にぴったりな絵本です。公園でカエルがカツバーガーを食べるシーンは必見です! (2016年09月01日) |
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みんなでギルリギルリと、ぼうけんだー! | ||
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ある日、お店屋さんから自転車が届きました。大きい方はピンクちゃんの、小さい方は犬のボンボンの自転車です。さっそくギルリ、ギルリ…とお散歩に出かけていきます。いろんな景色を見ながら自転車の旅はどこまでも続いていくようです。おや、途中で仲間に入ってくるお友達も!みんなの素敵な自慢の自転車もお見逃しなく! (2016年09月01日) | ||
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あかちゃんとのしあわせなひとときに…。 | ||
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「ごじょうしゃのかたは ないてくださーい」 はるちゃんとこぶたちゃんがダンボールと椅子を並べて、乗り物を作っています。その名も「なきごえバス」。 はるちゃんが運転席に座り、ハンドルを握ります。「ぶっぶー」とこぶたちゃんの掛け声で出発です!一番はじめのお客さんは誰でしょう? 「にゃあ〜、わんわん、けろけろ、こけこっこー」ページをめくるたびに、バスに乗りたい動物たちの鳴き声が聞こえてきます。はるちゃんのバスは大人気。どんどん大きくなっていくバスに、動物たちをたくさん乗せてとても賑やかです。そして最後に「わたしものせてー」と、やってきたのは誰かな? 絵本の中のキャラクターたちが優しい色彩でかわいらしく描かれていて、裏表紙までほっこり。動物たちの鳴き声がたっぷり楽しめて、赤ちゃんとの幸せなひと時におすすめです。 (2016年09月01日) |
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衝撃!感動の絵本!すべての親たちに。 | ||
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衝撃的なタイトルと絵本とは思えないおどろおどろしい絵。今から30年ほど前の実話をもとに描かれた、親子の感動物語絵本を紹介します。 主人公のボクが生まれたのはお母さんが40才、お父さんが50才のとき。二人はナスビ農家で、毎日の食卓は傷物のナスビを使った料理ばかり。両親は高齢のためあまり働けないので家は貧乏でしたが、厳しい中にも優しさにあふれた二人に囲まれ、毎日笑顔の絶えない家庭でした。 ところがボクが10才のころ、優しかったお母さんが突然鬼のようになりました。市場で売れなかったナスビをビニール袋に入れて、ボクを車で近くの団地に連れて行き、「これを一人で売ってきなさい!」と鬼のような顔で言いました。次の日もその次の日も一人でナスビを売らされました。ボクはなぜ、毎日一人でナスビを売らされたのか?その裏側に隠された衝撃の真実とは? 成長するボクとお母さんの愛情が読む人を感動させる、すべての親に読んで欲しい絵本です。 (2016年09月01日) |
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一歩の勇気が大きな希望へ! | ||
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小さな茂みに、一匹のバッタがびくびく隠れ住んでいました。外には恐ろしい敵がたくさんいて、バッタを食べてしまおうと狙っていたからです。しかし、バッタはそんな生活が嫌になり、外に出る一大決心をします。 バッタは不安の中、あえて大きな石のてっぺんで日向ぼっこをしていました。案の定バッタを狙い、次々と敵が襲いかかってきます。バッタは死に物狂いで飛び上がりました。飛んで飛んで疲れ果て、諦めかけたその時に見つけたものが、バッタの運命を変えるものでした。 一歩の勇気が大きな希望へと繋がる物語で、力強く迫力のある絵が、本当にバッタが絵本の中から飛び出してくるようです。そのエネルギーがきっとみなさんの背中を押してくれることでしょう。 (2016年09月01日) |
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かわいい春の物語。 | ||
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こりすのきょうだい、「ぱろ、ぴこ、ぽろ」のシリーズより美しい春の物語です。 いつもと違うまぶしい朝がやってきました。春を感じるものの、まだ少し風はひんやりしています。ぽろは、山に残る雪を見て、雪がどこへ行ってしまうのか不思議でなりません。すると、おとうさんが、「雪は空へかえるのさ」と教えてくれました。それを確かめるために、三びきの冒険が始まります。枝から枝へ飛びまわり、雪解け水を追いかけて、丸太に乗って川下り。おやおや、気付くと大変なことに!三びきを助けてくれたのは、春になると旅立っていくあの方たちでした。その場面の絵やおしゃべりがとても愛らしく、心があたたかくなります。 (2016年09月01日) |
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新生活を送る君へ、心を込めて贈りたい一冊です。 | ||
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五十音で始まる言葉を、全国の書店員が、お気に入りの本の文書、名文、名言を選び、そこに大人気放送作家の倉本美津留さんが前向きな解釈を加えました。さらに絵を担当したのが、MOE絵本大賞を二度も受賞したヨシタケシンスケさん。タイトル通りカルタ形式なので、子どもから大人まで楽しめ、わかりやすく、心の奥まで染み渡ることば絵本となってます。本のスペシャリストたちが贈る明日を明るくするヒント!すべての皆さんの未来が笑顔で溢れますように。 (2016年09月01日) | ||
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楽しくておかしくて真面目な環境絵本です。 | ||
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ある一家の元旦の朝、玄関のチャイムが鳴ります。 「ぼくはペンギン1ごう。おなかがすいたらなにかたべさせてね」 宅急便で一羽のペンギンが届きました。そして翌朝は2号、翌々朝は3号と…1月の終わりには31羽になりました。そんなありえない日々が始まりました。ペンギンの管理に戸惑い、アイディアが生まれては次なる問題が起き、その繰り返しの日々が続きます。さてペンギンは、いったいどこまで増えるのでしょうか?いつの間にか他人ごとのように思えなくなってくるこの展開、最後まで目が離せません!ユーモアたっぷりの絵本ですが、実は今や重大な地球温暖化問題の物語なのです。 ここ数年、異常気象という言葉をよく聞くようになりました。時には甚大な災害を引き起こすこともあります。絵本を通じてこのような問題にもっと身近に楽しく取り組んでくのも一つのエコではないでしょうか。 (2016年09月01日) |
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すべての恋する恋したひとたちへ | ||
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「わたしの恋人はへんてこで だれもいいといわないんだけど みんなはいいところをしらないだけ」。素直でストレートな言葉が心に突き刺さり、やわらかくあたたかい絵が、時に甘く時に切なく心をしめつける。胸がチクチク痛い、ドキドキ熱いのは恋の病です。いとしい人に思いを伝えるラブレターは処方箋です。ラインやメールで告白をするような昨今、いとしい人へ直接言葉や手紙で思いを伝えたくなる、恋をしている人、していた人すべてに贈る絵本です。 (2016年09月01日) | ||
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オニが好きになる?思わずオニを応援したくなるユニークな物語! | ||
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表紙からもう面白さが伝わってくるこの絵本、主人公はこの三びきのオニ。オニはおにぎりが大好きで、いつだっておにぎりばかり食べているんですって。ある日、人間たちがやってきて、三びきと遭遇します。あわてた人間たちは、お弁当のおにぎりを落としていきます。三びきがその落し物に気付いたのは長い時間がたった後。まずくなったおにぎりを食べてショックを受けた三びきは、おいしいおにぎりを人間たちに食べさせてあげようとするのですが、なかなかうまくいきません。おにぎりへの情熱を伝えるようとする3びきの行動や表情がたまらなくおかしく、また、失敗してもまた挑戦する姿には勇気ももらえます。オニが怖いお子様にもきっと喜んでもらえる一冊になるはずです。 (2016年09月01日) | ||
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クリスマスプレゼントに、ぜひ! | ||
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クリスマスイブの日、ゆかいな郵便屋さんがやってきました。はじめは、あかちゃんぐまへお届け物です。絵本のページの中に綴りこまれた封筒の中には、素敵なクリスマスカードが入っています。そして次の配達はあかずきんちゃんのところへ。封筒をのぞいてみると、中にはすごろくが!次から次へと郵便屋さんは素敵な贈り物を届けてくれるのです。そして最後はあの人から郵便屋さんへとっておきの贈り物! 子供から大人までわくわくドキドキの仕掛けです。ひとつひとつの仕掛けが本当に読む人へのプレゼントのようです。最後の仕掛けは感動のあまり鳥肌が立ちました。 (2016年09月01日) |
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かわいい〜おいしい〜絵本。 | ||
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森はすっかり秋の色。ねずみくんは、かごいっぱいにきのこをつんで、今日はシチューを作るようです。味見をしながら作っていきますが、しょっぱくなったり、うすくなったり…。塩や水を足していくうちにねずみくんのちいさなお鍋はいっぱいになってしまいます。そこでもっと大きなお鍋を貸してもらうために、少し大きなお友達のところへ出かけていきます。そこにはおいしい材料があって、お鍋に一緒に入れることに。するとまたお鍋がいっぱいになってしまい、次のお友達のところへ。そんなことを繰り返し、少しずつ鍋はどんどん大きくなり、具材も増えてとってもおいしそう! 秋の森と動物たちが、とってもかわいらしく描かれていて、読んでいてとてもほっこりするお話です。きっとみんなそろって食卓をシチューで囲みたくなりますね。 (2016年09月01日) |
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これからの未来に繋がる一冊です。 | ||
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お父さんと男の子が満天の星を見ながら語り合います。 「ほしにも ふたごってあるんだよ」 広い宇宙の遠いどこかに、地球と何もかもそっくりな星があって、そこでもここと同じことが起こっているはずだと。絶滅してしまった動物や、世界中で起こっている悲惨な戦争や事件のこと、そして未来を信じる僕たちのこと。一見ファンタジックな世界ですが、それはとても現実的で、私たちに今大切なことは何かを思い出させてくれます。 絵を描いたのは、結城市出身小山市在住の岡山伸也さん。それぞれのページごとに想いが詰まった美しい絵もとても素晴らしいです。広大で美しい自然、動物たちの優しい表情とは裏腹に、現実世界の描写にはきっと胸を打たれることでしょう。子供から大人までぜひ読んでいただきたい絵本です。これからの未来に繋がる一冊になるはずです。 (2016年09月01日) |
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