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福文堂書店本店のレビュー |
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掲載レビュー全209件 |
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「貞子の呪い」は終わっていなかった!! 日本中を恐怖の渦に巻き込んだ「リング」シリーズの最新刊です。 ある死刑囚の死刑執行のシーンから始まる物語。 映像制作会社に勤める安藤が手に入れた男の首吊り動画。 解析していると少しずつ動画に異変が、、、。 前作までのシリーズときちんと繋がっていて、 「あぁ、こうだったのか!」と思わずにはいられません。 読み終わった後、また「リング」から読み直したいと思わされます。 暗く不気味な出だしから、 次々と謎を解いていくスピード感、 最後には切なさが残る、、、。 読み手の感情もどんどん動かされる作品です。 (2013年12月04日) |
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誰もが知っている「不思議の国のアリス」です。 白ウサギ、変なお茶会、チェシャ猫、帽子屋、ヤマネなど、 おなじみのキャラクターがいきいきと描かれています。 テニエルの挿絵を使用しているのが、角川文庫版のオススメポイントです。 訳も大変良く、 原語の言葉遊びの面白さを、日本語でも楽しめるように工夫されていて、 テンポ良く読み進めていくことが出来ます。 アニメや実写映画で見たけど原作はまだという人、 是非読んでみて下さい。 本ならではの世界が広がります。 (2014年10月02日) |
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今度のアリスは、 鏡を通ってあべこべの世界に行ってしまいます。 そこでは目的地を目指すと遠ざかり、 文字も全部あべこべ。 ひょんなことからチェスのゲームに参加したアリスは、 今回もアクの強いキャラクターにどんどん出会います。 タマゴのハンプティ・ダンプティや、 ヒツジのおばさん、 ジャバウォックの詩も出てきます。 角川文庫はテニエルの原画を挿絵に使用。 物語のイメージがどんどん膨らんでいきます。 (2014年10月02日) |
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人間が、言うことが、人種が、世の中が。 いろんな「変!!」を集めた爆笑エッセイです。 「あ!こんな人いるいる!」 「もしかして、これ、私やん?」 思わずニヤニヤ、声が漏れてしまうくらい笑えます。 電車で読むのはオススメしません! 「変!!」な人だと思われちゃいますよ? (2014年08月21日) |
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いまだ忘れらない美しい元彼女、 山奥の村にあるいわくありげな神社と得体の知れない儀式、 一見フレンドリーなのに何かを隠している村人たち、、、。 王道ホラーのお膳立てですが、 いたるところに仕掛けられた作者の罠が 次から次へと襲い掛かってきます。 最後の1ページまで気を抜けない! 読後の余韻までしっかりと楽しめる1冊です。 (2022年01月26日) |
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映画化・アニメ化された筒井康隆の代表作のひとつです。 表題作のほか、夜ごとの悪夢をきっかけに自分の深層意識や過去を読み解いていく「悪夢の真相」、 突然の出来事に翻弄される主人公を描くSF作品「果てしなき多元宇宙」が収められた短編集です。 どの物語もティーンエイジャーが主人公で、とても瑞々しい空気が漂っています。 3編ともとても短い物語なのですが、 シンプルな文章の中に登場人物の心の動きなどが豊かに表現されていて、 言葉遣いなどは少し古いのですが、キャラクターに親近感を抱きます。 それぞれの物語の結末は読んでのお楽しみ。 多彩な筒井康隆ワールドの一端にぜひ触れてみてください。 (2021年10月14日) |
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3編の物語が収録されています。 名探偵・由利麟太郎のもとに届いた事件を予告する匿名の手紙。 指定された場所へ行くと、何者かに刺された美女が長持に隠されているのを発見。 更に美女の自宅では父の他殺体が、、、! 血の繋がらない兄、父の旧来の友人、書生のいずれかが犯人なのか? 事件の真相や如何に?!というのが表題作です。 横溝正史の描く女性キャラクターは本当に魅力的です。 楚々とした令嬢や、はすっぱな不良少女、悩める夫人や怪しげな老婆などなど、 どんな境遇の女性もまざまざとリアルに思い浮かべる事ができます。 この本にも素敵な女性が出てきますので、ぜひ堪能してください。 (2021年10月01日) |
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横溝正史の短編集。 ぎっしり9編収録です! といっても本の厚みはさほどでも。 本当に短いものがぎゅぎゅっと入っています。 「花火から出た話」「物言わぬ鸚鵡の話」「マスコット綺譚」「銀色の舞踏靴」「恋慕猿」「血蝙蝠」「X夫人の肖像」「八百八十番目の護謨の木」「二千六百万年後」 短い故に歯切れが良い!という印象です。 シンプルだけど、読者を物語の世界に引き込む魅力と余韻がたっぷり。 隙間時間に読めて満足度が高い一冊です。 希少なSF作品も読めるので、ぜひどうぞ! (2021年10月01日) |
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この本には表題作「憑かれた女」のほかに 「首吊り船」「幽霊騎手」が収録されています。 タイトルだけでワクワクしません? 3作中2作は由利麟太郎シリーズです。 金田一探偵との大きな違いは、 表立って行動するのは新進気鋭の記者・三津木俊助。 由利先生はここぞというところで活躍するのです。 どことなく江戸川乱歩の怪しさや、ルブランのルパンシリーズのような爽快さを感じられる1冊。 ぜひ試してみてください! (2021年10月01日) |
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名門女子校で起きた男性教諭の転落死。 自殺と思われるが他殺の疑いもぬぐい切れない。 怪しいのは3人の生徒とカウンセラー。 名探偵・風真と助手のアンナは真相にたどり着けるのか? 謎、調査、謎解きと、オーソドックスに進んでいくので、ストレスなく楽しく読むことができます。 このネメシスシリーズ、何が面白いって、現在6巻まで出ているのですが、全部著者が違うのです。 扱う事件はそれぞれ違うけれど、探偵事務所・ネメシスとそのメンバーは共通。 著者ごとにどう違うのか読み比べるのが楽しいシリーズです。 (2021年10月01日) |
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目が覚めるとそこは廃病院。 初対面の男女5人の見えない共通点とは? 集められたメンバーの共通点と、過去の事件の真相を突き止めないと、 大量のガソリンによって病院が爆発炎上してしまう、、、。 不気味なピエロのメッセージを手掛かりに密室状態の病院から脱出しろ! 命がけの脱出ゲームです。 まるで自分も一緒に病院の中にいるような臨場感。 タイムリミットギリギリまで衝撃の展開の連続です。 シリーズものではありますが、前作「仮面病棟」を読んでいなくてもしっかりと楽しめます。 (2021年08月30日) |
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まず横溝正史の「獄門島」の引用から始まります。 主人公とその友人2人で訪れた関西のとある島。 心霊スポットと言われている島に集まる訳ありな客達と 東京から移住してきた宿の主人、そしてどこかいわくありげな島民の老人達、、、。 「ヒキタ様の祟り」で死んだという霊能者が残した 「この島で6人が死ぬ」という予言は成就してしまうのか?! 主人公たちは助かるのか?! 作中に「これぞ三津田、これぞ京極、これぞ横溝獄門島」というフレーズがあるのですが、 まさにそのテイストで物語が進んでいきますが、島が抱える過去の秘密が明らかになるにつれ、思わぬ方向に展開していきます。 すっかり真相を知って 「あぁ、こういう話だったのか、、、」と思ってページをめくると更なる衝撃を喰らうのです。 この作品は是非2度読んでほしい。 まさに初読はミステリ、2度目はホラーです!! (2021年08月27日) |
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アメリカが誇る作家、ブラッドベリのSF短編集です。 1編1編はとても短いのですが、 その短い物語の中に面白さがぎゅぎゅっと濃縮されています。 驚いたのはバラエティーの豊かさ! 無機質な空気を感じるような文章や、瑞々しく抒情的な情景描写、 恐怖や郷愁や希望や幸福感などなど、 ひとつひとつ読み進めるごとにいろんな感情と創造力を掻き立てられます。 挿絵もとても良いのでこちらもじっくりと眺めてください。 (2021年08月25日) |
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中学生が主人公ということで、 とても暖かくてほほえましいシーンがあったり、 恐怖一辺倒でないのも読みやすいです。 徐々に明らかになっていく町と家の過去、 クライマックスの手に汗握る描写は特に惹きこまれます。 緩急のバランスが絶妙なこの作品です! (2021年08月19日) |
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とにかくスピード感があって、 読み始めたら最後の一文までノンストップです! 主人公一家を襲う怪異の姿や、 立ち向かう主人公や高校生の娘の心の葛藤、 霊能力を持つガールズバーのキャストとその恋人など、 登場人物もとても魅力的です。 一気に駆け抜けた爽快感をぜひ味わってください! とにかくオススメ!! (2021年08月19日) |
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ホラー要素よりも、主人公の心の動きに重点が置かれていて、 とても感情移入しやすい物語です。 どちらかというと人の成長を描いた作品、といった趣。 血も凍るような恐怖を求めて読むと物足りないかもしれないけど、 読後のすっきりとした感動を味わえる素敵な作品です。 (2021年08月16日) |
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タイトルを見ると、館かな?密室かな??とワクワクしますね。 大学のミステリ愛好会の2人と、数々の事件を解決してきた美少女探偵。 脅迫状が送られてきたという映研の合宿に参加しますが、 宿泊施設で起きた事件というのは、、、。 ここで展開に驚くことと思います。 え?そっち???と。 しかし読み進めていくとしっかりミステリー。 著者のミステリー愛も随所に散りばめられていて、 読みながら嬉しくなっちゃう作品です。 (2021年08月16日) |
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得体の知れないものに追いかけられ、 助けを求めて訪れたお寺で語り聞かされる お寺に大量に納められている曰く付きのものたちのエピソード。 短編を集めたオムニバスであり、 全体が主人公の物語として繋がっています。 特に主人公自身が抱える怪異と対峙するシーンは 読んでいてドキドキしますし、 語られるものたちがアクセサリーであったりインテリアだったり、 日常生活にすっかりとけこんでいる 身近なものゆえの怖さというものもしっかり感じられます。 ふと気づくと怪異が隣に佇んでいる、そんな趣があります。 (2021年08月16日) |
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映画を小説化した作品です。 東京で起きた残酷な連続殺人事件。 犯人が捕まることがないまま時効を迎え、事件発生から22年を経て、急に犯人による手記が出版されます。 長い間沈黙を守ってきた犯人がなぜ急に告白本を出したのか、その目的は? 事件の真相が暴かれていきます。 映画では事件を担当した刑事と犯人を主軸に物語が進みますが、 小説版では出版社の編集担当が主人公で、 映画とは違った視点で物語が進んでいくので、 「映画観たからストーリー知ってるしなぁ」という人でも 新鮮な気持ちで読むことができます。 もちろん、映画を観ていない人もしっかり引き込まれる作品です。 最後に明らかになる真相は本当に驚きです。 (2021年08月06日) |
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タッキーこと滝沢秀明主演の映画を小説化した作品です。 2つの物語が同時進行する構成で、 ひとつはある男の生い立ちを追い、もうひとつは今現在起きている出来事を追っています。 虐待を受けている子供と、自らも幼い頃に虐待を受けていた保育士。 2人の前に現れた黒ずくめのおかしな恰好をした美しい男。 失踪したのに突如戻ってきた子供たちが口ずさむ謎の歌。 不可解な死を遂げる大人たち、、。 「こどもつかい」というタイトルのやわらかい印象や、 所々に散りばめられたコミカルなシーンがありつつも、 扱っているモチーフゆえにとても重く読み応えのある作品です。 映画では描かれなかった登場人物の背景などが さらに詳しく描写されているのは、 小説ならではの魅力・面白さだと思います。 (2021年08月06日) |
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