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| 伊吉書院類家店のレビュー |
| 掲載レビュー全441件 |
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| 一人暮らしを始めたマーガレットの住むアパートは、家賃がタダ。そのかわり、大家さんの家事一切を引き受けることになるのですが、その大家さんはなんと魔女。同居人は可愛らしいネズミに姿を変えられた執事に、成仏できない大食らいユーレイ。 オシャレで可愛らしい絵柄で綴られる物語ですが、絵柄とは裏腹にちょっと毒のあるストーリーです。しかし登場人物たちが、ある意味人間より人間らしくてにくめないあたり、魅力です。 (2007年08月15日) | ||
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| とある商店街の豆腐屋のお嬢さん・木菜ちゃんが恋する相手は、通っている料理教室の先生。しかし先生は元奥さんに未練タラタラで借金だらけのダメ男。そんな先生に一途にまっすぐな恋をする木菜ちゃんがかわいらしいです。 夕方の、薄暗くなった時間帯のことを「誰そ彼=たそがれ」と言うように、朝方の、というか夜明け前のやはり薄暗い時間帯のことを「彼は誰=かわたれ」と言うそうです。そんな時間帯のように、少しせつない空気がかもし出されている作品です。 (2007年08月14日) | ||
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| 可愛くない猫ほどかわいいといいますか、どんな乱暴猫でもわがまま猫でもやっぱり自分の家の猫が一番かわいい!そんな思いが本のすみからすみまでいっぱいのショート&4コマです。 猫好きな人には、猫好きなひとしか持っていない「猫に対する観察眼」というものがあると思うんですけど、それがフルに活用されてらっしゃるのでツボをつかれまくりです! 巻末収録のエッセイも軽妙で、漫画も文章も楽しめる1冊です。 (2007年08月05日) | ||
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| 『海獣』に育てられた二人の少年と、彼らと「同じもの」が見え「同じもの」を感じる、ひとりの少女の冒険物語です。 単行本1冊が320ページと普通のコミックスの倍の厚さのある、大変読み応えのある作品です。 そして内容がとても深いのに絶対に飽きさせず、かといって軽く読ませることもしないのは、密度の濃い絵の魅力にもほかならないと思います。 一見してラフに見えるのに描き込み量がすごいです。 それでいて必要以上にごちゃごちゃしてるわけでもなく、風も音も熱も、匂いも味すらも想像できる深みのある作画は、人物も動物も自然もとにかく魅力的です。 わくわく感に飢えている人に、特におすすめです! (2007年08月12日) | ||
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| 喧嘩が強くて、でもどこか天然で自称「いい人」な不良男子高校生(まわりからのあだ名は『悪魔』)が主役のコメディです。 そんな不良くんがなんと茶道部に入部するのですが、果たして彼は自分の思惑通りに心穏やかな高校生活を送ることができるのでしょうか・・・? 『今日から俺は!!』『天使な小生意気』などでおなじみの西森先生の最新作は、やっぱり不良と喧嘩が出てくるのですが、全然重い感じじゃなく時々ちょっと吹き出してしまうような感じなので、女性にもおすすめです。 (2007年08月12日) | ||
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| これ、おもしろいんじゃない?よう知らんけど。 | ||
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| 大阪以外に住んでいる人から見ると、 大阪人=おもしろい人たち という勝手なイメージがあると思うのですが、 このショートストーリーで描かれているたくさんの大阪独自の生活文化には、おもしろいだけではない味わいや、いい感じのいい加減さが満載です。 なかでも気に入ったエピソードは、会話の中で例えば何か失敗した人にちょっとしたフォローを入れた後や、さんざんウンチクを述べた後にさらっと付け加えられる「よう知らんけど」のフレーズ(笑)。なんでもきっちりするより、多少の曖昧さが人間関係を円滑にするということを自然に体得してるんですかね。そのあたり、とてもリアルです。 (2007年08月08日) | ||
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| あさのあつこさんと言えば『バッテリー』など多数の人気作でおなじみですが、『バッテリー』以外にもこの作品がコミック化されています。ふたりの男子中学生が物語の軸になっていくという部分はバッテリーに似ていますが、こちらのふたりはキャラクターがまったく違うタイプで、「MANZAI」がテーマになっているという部分もあるので読んでいて笑ってしまうとこも多々あります。コミックの絵柄も可愛らしいです。 (2007年08月08日) | ||
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| TVアニメ「BLOOD+」のサイドストーリーコミックをてがけられる程に美しい絵の方の作品なのに、帯に書かれた推薦コメントはなんと『ド変態漫画』! 紅茶を飲むと女体化してしまう男子高校生が主人公という、いい感じに破綻したストーリー展開で、テンポのよいコメディです。『ド変態漫画』ですけど(笑)。 (2007年08月04日) | ||
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| 良い意味でこんなに「どうかしてる」漫画、見たこと無いです! | ||
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| 「ソラニン」の浅野いにおさんの最新作は、『フツー』の少年プンプンの日常をこれでもかというくらいシュールに打ち出した、いろんな意味で破壊力のある作品です! 表紙の黄色い少年がプンプンです。え?少年なんかいないじゃないか。何か鳥みたいなの見えるだけじゃないかとおっしゃいますか?そのあたりは読んでみればおわかりに・・・ならないかもしれませんが(笑)、絶対に損はさせませんので、ぜひ読んでみてください! (2007年08月04日) | ||
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| 東北の山の中で生活する、ひとりの漫画家さんと一匹の猫。 五十嵐先生のエッセイ的、飼い猫との生活を描いた作品です。 猫って、こんなに人間くさかったのかと思わされる描写がたまりません。 (2007年08月03日) | ||
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| 『雲の都』にうまれたお姫さまのおはなしです。 お姫さまには、ほかのみんなが持つ『光の羽根』も『ちから』もありませんでしたが、 まわりのおとなたちにとても慈しまれて成長していきます。 童話のような、やさしく温かい世界観を持った、愛にあふれた作品です。単行本化にあたって大幅に加筆されていますので、アフタヌーン本誌で読まれていらっしゃる方にもぜひ単行本でもう一度読んでいただきたいです。 (2007年07月24日) | ||
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| 小坂俊史さん、重野なおきさんという、4コマ漫画雑誌の看板作家であるおふたりが、あえて4コマではなく、ひとを笑わせるという狙いでもなく、 お互いに描きたいものを制約無く描いたら(もともと同人誌で発表されていた作品のようですので)これが出来上がったという感じのショート作品集です。 世の中に諸々存在する、人と人との間の距離感をさまざまな角度で、かつシンプルにまとめたお話が多いように感じられます。 もともとそれぞれが4コマの名手ということもあって、それらの物語を数コマ、少数ページで展開するにあたって、無駄なコマが無く、そして静かな余韻が残るのも魅力的です。 ヘビーローテーションする音楽に出会うことは多々ありますが、この本もまたそんなふうに繰り返し繰り返し、読み返したい作品です。 (2007年07月22日) | ||
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| 『ローゼンメイデン』でおなじみの二人組漫画家PEACH-PITさんの、初少女漫画です。自分のキャラをまわりから誤解されて本当の自分がわからない女の子が、なんとある日3つのたまごを生んでしまい、その中から生まれてきたのは自分のなりたいキャラの精霊!たまごをめぐって、さまざまな事件が起こります。『なかよし』連載作品だといって、単なる子供向けと侮るなかれ。明快なストーリーにはわくわくし、かわいいキャラたちに癒されます。 (2007年07月22日) | ||
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| 銀魂ファンは絶対に買い! | ||
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| なんとあの京極夏彦作品を抜いて、2006年の新書ノベルスベストセラー第一位に輝いてしまった『銀魂 3年Z組銀八先生』の第2弾です!『銀魂』のキャラが学校生活をおくるという、パラレルワールドな作品です。本編では絶対ありえないことが続々おこります。原作のテンポの良い会話のテイストもそのままに、もうひとつの銀魂ワールドが楽しめます!小説だからと敬遠なさらずに、ぜひ! (2007年07月22日) | ||
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| こどものころ「こんなのって、自分だけのひみつ」と思っていた日々のいろんなことは、 けっこうみんなもやってたことなんだなぁと共感してしまう、小学生ならではの思い出エピソードがいっぱい詰まった一冊です。 お菓子を変な食べ方してみたり、 自分は好きだけどみんなが嫌いっていう給食のメニューを、自分も嫌いなふりして残したり、 机を運んでたら中身の教科書がドサドサ落ちてきたり・・・ なつかしいー!と、心の中で叫ばずにはいられません。 k.m.p.さんのこまやかな着眼点に感心し、あたたかくて愛らしい絵にほっとさせられます。 日々に忙殺されそうになったら、 日々のすべてが愛しかったあの頃を思い出してみるのも、いいですよ。 (2007年07月21日) | ||
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| 本好きの方なら毎日でも訪れてしまう『書店』、そこで働く人達にもまた、本が好きで好きでたまらないひとたちが大勢います。 この作品の主人公も、地方の支店から都心の本店に移動になった、そんな本好き書店員のひとりです。 書店員の楽しみは、お客様が求めていらっしゃる本、自分が面白いと思ったおすすめ本、書き手の思いが大きくこめられた1冊1冊を、いろいろな方法でお客様のお手元に届けること。 そういった、書店員からの大事な気持ちが丁寧に描かれていて、この本こそひとりでも多くの方に届いたら嬉しい1冊です。 (2007年06月18日) | ||
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| 『ちびまるこちゃん』は、さくらももこさんが小学3年生だったときを元に作られたお話ですが、この『ひとりずもう』は、『まる子』時代を過ぎて思春期に入った『ももこ』のお話です。 その時代のお話は、ちびまるこちゃんの単行本にも同時収録されている『ももこのほのぼの劇場』でも語られてきていますが、 実際の生活よりも漫画的にわかりやすく省略や脚色などされていた『ちびまるこちゃん』とは少し違い、ももこの家業は実際のさくら先生のご実家と同じように青果店を営んでいますし、花輪くんや丸尾くんといった架空のキャラも出てきません。 『ももこ』の性格も、『まるこ』より若干ですが内向的に描かれていて、『ちびまるこちゃん』しか読んだことの無い読者の方は少し違和感を感じるかもしれませんし、『ちびまるこちゃん』のようなコメディっぽさを期待してしまうと肩透かしをくらうかもしれませんが、ほのぼの感や、ときどきクスッと笑ってしまう感じはやはり変わりません。 (2007年05月30日) | ||
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| 仮死状態になり賽の河原にたどりついた女子高生ふたりが、『石積み』ならぬ『賽ドリル』なる課題を解いて、なんとか現世に戻ろうぜ!というのが、おおまかなあらすじです。 解かなければならない課題に対して、キャラクターに基準パラメータが用意されているのですが、その値はサイコロを振って毎回変化します。 ・・・というシステム、TRPGをやったことのある人なら「おっ」と思うかもしれません。 モチーフが賽の河原なので、仏教的な要素もちらりと出てきますが、決して宗教漫画というわけでもなく、難しいこともなく、さらっと読めるコメディです。 作者さんは『機工魔術士』でおなじみの河内和泉先生なので、絵も美しくてかわいらしくて見やすいし、『機工〜』もそうなのですが、心に訴えかけるテーマが、おしつけがましくなく、きちんと描き出されている点が素敵です。 (2007年05月30日) | ||
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| 30代独身女性教師が、婚約者のいる後輩教師に恋をしてしまい、もがきにもがく物語です。 『ビッグコミックスピリッツ』という、カラーとしては明らかに男性読者の方が多い雑誌に連載されているというのに、物語の視点が女性目線の部分が多いのが面白いなぁと思います。 作者さんが女性作家さんなので、そのあたりがとてもリアルで、いやみがなく、ヒロインの『タカコサマ』のモヤモヤ感に、女性ならとっても共感してしまう人も少なくないと思います。(逆に「何やってるんだ!しっかりしろ!とイライラする人もいるかもしれませんが。) じりじりと、近づき、遠ざかり、ふたりの関係の行方はまったく予想がつきません。その辺も、とってもリアルで、胸が痛い漫画です。 (2007年05月29日) | ||
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| 人気漫画「げんしけん」の作中劇、通称「くじアン」のコミック版です。 『げんしけん』連載中に一度ライトノベル化されたのですが、その後作者のこだわりのもと、キャラ設定などをリニューアルしてのアニメ化、そして満を持してのコミック化です。 もともと「げんしけん」自体が濃いオタクたちの日常を描いた作品なので、その彼らが夢中になっているコミックが面白くないわけがない!と言わんばかりに、マニアのツボを見事におさえた作品だなぁと思います。 それと木尾士目先生による巻末描き下ろしの「くじびき(はぁと)げんしけん」が、『げんしけん』ファンにはたまらない小ネタがいっぱいなのも見逃せないです! (2007年05月29日) | ||
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