|
伊吉書院類家店のレビュー |
![]() |
掲載レビュー全441件 |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
『漫画を描く』ということは、ひとつの世界を生み出すということだと思う。 そのために必要なあらゆる力、心の強さ・弱さ・技量・才能、その膨大な熱量は本気で漫画を描くひとにしかわからないことだと思っていだけど、この作品にはそれが、ページの隅から隅まであらわされている。 この作品の中の『漫画を描く』ということをほかのことにそのまま置き換えることは出来ないけど、単純にそれだけではない、人の生きる道すべてに通じるような思いがこめられた作品です。 時に繊細、時に残酷、時に・・ 登場人物たちのいろんな感情の揺れ動きが大きく渦を巻いて襲ってくる、熱い漫画です。 (2007年05月29日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
趣味:お菓子づくり で、夢:幸せな結婚 の、名前は『音女』で気持ちは『乙女』なオトメちゃんの、パティシエ修行の道と恋愛模様が楽しみなコミックです。 すぐぐるぐる悩むオトメちゃんがかわいらしいです。作中に出てくるケーキもおいしそうだし! 恋愛面だけでなく、家族への想いなどのこまかい心理描写がとてもよくて、空気感を大事に描かれているなぁと思います。 正統派少女漫画を読みたい方は、ぜひ。 (2007年05月28日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
絵に描いたような、青春漫画!! ・・・いや、漫画なんで絵に描いてるわけですが(笑)。 白血病を克服して復学した男子高校生と、そのクラスメイトとの物語です。 とはいえ「白血病」という点をそれほど重要視する悲壮なストーリーではなく、高校生のひとりひとり、そしてそれぞれが他人とどう関わっていくかをメインに明るいコメディタッチで描かれ、 そこに表されるよしながさんの人間観察能力というか、ひとの生き方や考え方に対する着眼点はすばらしく、感心してしまう点が多々あります。 そしてこの漫画のなにが良いって、転がるほど笑えるところです。声を出して笑っちゃいます。 よしなが作品ですが、ボーイズラブ要素はありませんので、そういうのが苦手で作者名で敬遠される方にもぜひオススメしたいです! (2007年05月27日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
この作品の主人公は、中学最後の試合を暴投で終わらせてしまったピッチャー。 しかしその暴投はただのミスではなく、彼の隠された才能を示す一投だったのです。 才能を見込まれ、有名校へ野球留学することになった高校生は、ほんとうのエースになれるのか!? 野球を題材にしたヒット作品は多々ありますが、どれも同じ『野球』を扱っているというのに別々の面白さがあって良いと思います。この作品は、シリアスすぎず、コメディすぎず、バランスがちょうどよくてとても読みやすいです。 (2007年05月27日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
とあるデザインオフィスに勤める人々と、その人々を取り巻くちょっとだらしない大人たちの日常を描いた話です。 キャラクターが多いのですが、それぞれの性格が濃いし、味があるし、かなり気になる存在です。 その人たちに対する、モノローグや書き文字でのツッコミに笑っちゃいます。 リラックスしながら読みたい漫画です。 絵にクセがあるのでなかなか手にとりにくいかもしれませんが、読まず嫌いで終わらせてしまうのはあまりにもったいない作品ですよ! (2007年05月27日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
1998〜2001年まで『りぼん』で連載されていた大ヒット作『グッドモーニング・コール』の続編です。 グッドモーニング・コールでは中学・高校生だった主人公カップルが大学生になりました。 そっけないくせに、いざというときにはがっしりハートをつかんでくれる上原くんの男前ぶりも、 単純で天然な菜緒もそのままに、ちょっとだけ大人になった二人のその後が描かれています。 前作を読んでいた人は必見! (2007年05月27日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
有名百貨店の寝具売り場で働く主人公が、ある日突然婦人服売り場への移動を命じられるところから物語は始まります。 彼女は寝具売り場にはやりがいを感じていて実績も上げていたのですが、洋服への興味は一切なし! 「人間は見た目じゃないのに!洋服なんて、ファッションなんて、そんなに意味のあるものか?」 と、とまどっていた主人公が、同じ婦人服売り場の、洋服を愛する人たちの中で、意識も外見も、いったいどう変化するのか・・・? 働く女性におすすめします! (2007年05月27日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
たった1コマでこれほど笑わされるとは! | ||
|
||
文字だけでもだめ、絵だけでもだめ。両方のゆるさがうまく絡み合って、じわっとした笑いから、呼吸ができなくなるほどの笑いまでを引き起こすマンガです。 おなじ『マンガ』でも、『comic』というより『cartoon』に近いものだと思いますが、なにせ取り扱われている題材がものすごく身近で小さいことなので、そんな大げさなものでもないのかも。夜中に布団の中でほくそ笑んでほしいマンガです。 (2007年05月24日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
『かるた』といってもいわゆる『いろはがるた』ではなく、『百人一首』を使った競技かるたを題材にした物語です。 競技かるたって地味な印象があるのですが、緊張感、スピード感、戦略、それはもう一種の格闘技の様相を呈するものなのです。 マイナーな素材である『競技かるた』が、わかりやすく、そして少年漫画らしく熱く描かれている作品です。 『ヒカルの碁』が囲碁ブームを巻き起こしたように、起きませんかね競技かるたブーム(笑)。 (2007年05月17日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
独身女性へ、恐ろしいほどの共感度をもたらす作品です。 可愛らしい絵なのに、時に辛辣、時に自虐、冷めた視点、ひねくれた考え方で描かれているという印象も受けますが、繕わない本音の中にこういう部分が全然無いと言い切れる気がしません。 これを読んで「こんな卑屈になりたくない!」と思うか、「現実を見たらこうやって生きていくしかない」と思うか、 どちらにせよ、独身妙齢女性の人生に、ある意味で励みをくれる作品のような気がします。 (2007年05月17日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
漫画を読むことの楽しみのひとつに、普段の自分が実際に関わったことの無い題材を、読むことで体験したような気持ちになれるということがあると思います。 お稽古事で習うひとも少なくないとは思いますが、たいていのひとはきっと、学校の授業で少しだけかじる程度の『書道』を題材にしたコメディです。 高校の書道部というとなかなか地味な印象をうけるかもしれませんが、個性的な部員たちのかけあいがおもしろくて、じわっと笑ってしまいます。 『モンキーターン』の河合克敏先生の最新作です。 (2007年05月03日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
15年会っていなくても親子だったり、血が半分しか繋がっていなくても姉妹だったり、 全くの他人だから夫婦だったり、『家族』とくくれる人間のつながりには、いろんな形があります。 そういう家族模様、ひとの気持ちを、重くなくさらっと、カラッと描く吉田秋生さんの最新作です。 吉田さんの代表作のひとつでもある『BANANA FISH』シリーズのようなアクションはありません。 どこにでもありそうな家庭の話ですが、気がつくと夢中になって読み終えていました。 名作『ラヴァーズ・キス』のキャラクターも登場します。ファンにはたまらない作品です。 (2007年05月02日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
どこまでフィクション?どこまでノンフィクション? | ||
|
||
漫画家「炎尾燃」の日常を描いた、熱血、ときどきヘタレ、な作品です。漫画を描くということに、そして人生に対して熱い!熱い!とにかく熱い名言満載!ときどき「それ間違ってるだろ!」とツッコミたくなるような言葉もあったりするのですが、気迫に負けます。それほど、物語、キャラクターがかもし出す熱量がものすごい作品です。漫画をとにかくたくさん読む、漫画家を目指しているなど、漫画に深く関わることが好きな人には、絶対オススメです! (2007年04月23日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
ゲームを知らない人にも面白い、ゲーム雑誌連載エッセイ。 | ||
|
||
『週刊ファミ通』という、ゲーム攻略・紹介雑誌の頂点に立つ雑誌で連載されているというのに、連載当初の作者さんは最近のゲームをまったく知らなかったという状況で始まった異色の連載。全体に漂うゆるい雰囲気と、紹介されているゲームをついやりたくなってしまう小粋なネタやパロディ、そしてオールカラーの可愛らしい絵。ゲーム好きでもそうでなくても面白い作品です。 (2007年04月23日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
一億円を手にするか、一億円の負債を背負うか・・・。 | ||
|
||
100円を拾っただけで交番に届けるほどのバカ正直な女性が、ある日突然「ライアーゲーム」という、謎の組織が企てるゲームに巻き込まれるというストーリーです。 そのゲームは、組織が用意した1億円という大金を相手プレーヤーをいかに欺いて奪い合うかというルールです。ひとを欺くなどということがバカ正直な主人公に出来るわけもなく、彼女は出所したばかりの詐欺師を訪ね、力を借りてゲームに参加します。 緊張感あふれる巧みな心理戦は必見です。 (2007年04月22日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
週刊モーニングで連載されていた「東京トイボックス」(全2巻)の続編です。 『ゲーム』といえば大半の人は、『ソフトを買って遊ぶ』ものであると思います。 でも、それを『作り出す』という人たちが必ずいるわけです。 ストーリー・グラフィック・プログラミング・サウンド・・・ゲームをクリアした後ののスタッフロールには、数え切れないほどの名前が流れてきます。 その、ひとりひとりにあるであろう物語。 この作品では、その『ゲームの作り手』の世界が描かれています。 ゲームで育ち、ゲームを育てる側に回った、ある意味で”大きなおともだち”の、熱くて潔くて、情熱を燃やしたり、まあ時には逃避したり、かっこ悪くてかっこいい世界をぜひのぞいてみて欲しいです。 前作の続きになっていますが、前作を知らなくても楽しめます。でも、前作を読んでいればさらに面白いです。 (2007年04月21日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
外見や社会的地位は「大人の女性」でも、気持ちはいつも「女の子」。そんな女性たちにぜひ読んでいただきたいコミックです。 丁寧に大切に描かれた身近な世界観の物語の中には、名言満載!! 『転機って 具体的になにかが変わるってことだけじゃなくって 本質的には心の変化をいうんだわ』 『大事なのは ときめきをみつけることだけじゃなくて みつけたときめきを大切にして生きることだと思うから』 恋・仕事・家庭、自分と、そして自分の周りのひとたちと向き合って、毎日同じようなことを繰り返して生活していく中で見失いそうなことを、 見失わないようにしてくれる道しるべのような作品です。 ときどきはさまれる小ネタのセンスも抜群です(笑)。 (2007年04月21日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
2007年5月にモーニング娘。を卒業する吉澤ひとみさんが、音楽雑誌で連載していたコーナーが、ようやく1冊の本にまとまりました。 最初は1/2ページだった記事がやがて1ページまるまるになり、その時その時のよっすぃ〜の生の声を聞くことができた素敵な連載でした。新たに撮りおろしの写真もあり、ファンは必見の1冊です! (2007年04月21日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
|
||
|
||
ある高校に通う少年少女が放課後に、あるはずのない場所にある保健室で秘密の授業を受ける。 その授業とは、夢の中で自分の真実の姿を他人に見せ、戦うこと。その授業に勝利すれば『卒業』することになる。 物語の主人公は、男性でもあり女性でもある、『真白』。 真白をとりまくひとびともまた、それぞれが自分自身と戦っている。 その中にはまた、真白と同じように『授業』を受けているものもいるのだが、夢の中での姿はとても象徴的なものなので、現実の世界の誰がその姿になっているのかすぐにはわからない。 現実の世界と夢の中の世界、しかし本当の心そのものは、ひとつ。 自分の醜いところを認め、そして相手の醜いところも愛するのはとても難しいことだ。 彼らの『卒業』の先に幸福があるのか、先が気になる作品です。 (2007年03月24日) | ||
![]() |
|
|
商品詳細画面へ | ||
![]() |
||
24時間以内に必ず命を失う物語。 | ||
|
||
この物語の舞台の日本には「国家繁栄維持法」という法律がある。 その法律の元では1000人に1人の確率で、若者が国家によって命を絶たれることになっている。 その日本で、命を絶たれる人に死亡宣告書『イキガミ』を配達するひとりの男の心の動きと、命を落とす人やその身近な人達が残された時間をどう過ごすのかが描かれている。 「いつか必ず訪れる死」をいやがおうにも意識することで、命の価値を認識するという意図で出来たというその法律、納得できますか? 受け入れられますか? もしあなたのところに『イキガミ』が届いたなら、あなたはどうしますか? (2007年03月19日) | ||
![]() |
掲載レビュー全441件 |
このページのトップへ |