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(有)フジヤ書店のレビュー |
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掲載レビュー全922件 |
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想像してみて下さい。それが第一歩 | ||
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著者は、20代前半までを弱視者として過ごし、現在は、ほぼ全盲に近い視力。しかしながら自ら家事全般をこなし、大学の講師を勤め、「障害学」というフィールドで執筆も行なっています。自分の経験を元に、様々な方向から「障害」と「ふつう」について、中高生にもわかりやすい文章で語ります。子供の頃の友達との遊びから「共生」について考え、駅のホームでの転落から「ふつう」について考える。障害を持っているかどうか「知られていない」ことの、やっかいさ。障害の重度と軽度の違いは、困難さの大小ではないということ等をわかりやすく説明します。この本についても「参考にはして欲しいが、正しいかどうかは、自分で経験する現実とてらしあわせて、確認してください」と、あくまでもおしつけがましくは言わない。時々でてくる言葉「想像してみて下さい」は、まさに相手の立場になって考える時の第一歩。想像力が衰えがちの現代人に、必読の書です。 (2006年06月05日) | ||
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PTA会長は青空球児・好児どっち?「ゲロゲーロ」を止める方 | ||
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TVブロスで連載中「私のテレビ日記」の、1996年〜2005年の10年分を収録した『清水ミチコは見た!TV界の人々』です。「テレビ日記」という通り芸能界の方々が沢山登場し、素顔を覗かせてくれますし、年に一度の慣例行事”野沢直子一家来訪”や、物真似での面白コメント、コンサートに行っての感激話など、楽しさてんこ盛り!それに加えて、とにかく抱腹絶倒のエピソードが多いんです。「何故、そんなに面白いことに出会うの?」と思う位、話題に事欠かない毎日のようです。(この日記に書かれた事柄が、実際に一般の方に目撃され、TV「ダウンタウンDX」に投書されたこともあり!)文体も独特のリズムで、読んでいて面白さを倍増させてくれます。ぜひ一読あれ!! (2006年06月03日) | ||
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探偵さん、あの絵本探してください。 | ||
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本の探偵・あかぎかんこさんによる、テーマ別絵本の事典です。本書ではタイトルや作者別ではなく、登場する「どうぐ」別に探偵さんが絵本を分類してくれています。例えば人形やぬいぐるみ、帽子、いす、かぎ、時計などなど。「確かクマのぬいぐるみが出てきたあの絵本、何ていったかなぁ」っていう時、大きな声で探偵さんを呼んでみてください。きっとご希望の絵本を持って、現れてくれますよ。他にも「どうぶつ」「いろ」「ごちそう」シリーズが出ていますので、本書になかった時はこちらの探偵さんもご活用ください。 (2006年06月03日) | ||
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家出娘の、のほほんレポート | ||
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ドラマ化もされた『SWEETデリバリー』が代表作、スタイリッシュな漫画を手がける鴨居まさねさん。しかしその正体は、自称ひきこもり漫画家。だから”家出”といってもこの方の場合”外出”を指すのです。常日頃、行動範囲も限られているため、”家出取材”の相手はほとんどが知人。でも中にはちょっと変わった人もいて、肩書きもバラエティーに富んでいます。海の落とし物を拾って歩く、漂着物研究家。通算350回いつ成功するのか、お見合いの達人。テーマ曲は「一番星ブルース」でも趣味は掃除と洗濯の、プロレスラー。取材するのもされるのもいい関係であるので、相乗効果でよりおもしろいレポートになっております。ご期待ください。 (2006年06月03日) | ||
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北海道遺産にもなっている、世界唯一のレース | ||
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映画「雪に願うこと」で最近改めて注目を集めている輓曳競馬。その昔、北の大地を開拓するために文字通りの「馬力」が多大な貢献を果たしてきました。後に人々がその「馬力」を誇り、操る腕を競い合うようになったのが、輓曳競馬のルーツであるといわれています。太い足、大きなお尻、体重が1トン程もある輓馬が、ほぼ同じ重さの鉄ソリを引く。直線200メートルのコースの途中には2ヶ所の登り坂。長い時には5分近くもかかることのあるレースは白熱し、コース沿いを馬と同じスピードで伴走しながら応援している観客も少なくないという…。寒い日の馬の白い息づかい、騎手の放つ鞭の音、観客席の歓声、すべてがこの1冊に詰まっています。ページをめくるたび、迫力ある世界にきっとあなたも引き込まれることでしょう。 (2006年05月31日) | ||
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鎌鼬・虎の巻・狐の嫁入り… | ||
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かつて旭山動物園の飼育係だった、あべ弘士氏監修の「人と動物の”友情”辞典」です。仕事の傍ら観察してきただけあって、動物に対するウンチクや愛情がいっぱいの辞典となってます。昔から人と動物は良くも悪くも影響しあって共生してきました。そのことは昔から伝わる「慣用句」や「諺」などに動物が多く出てくることでもわかります。空から落ちるようにねぐらの沼に帰るさまはまさに”落雁”な雁。フラフラ右へ左へ歩くさまはまさに”千鳥足”な千鳥。サバンナにいる野生のウサギはまさに”脱兎のごとく”時速80kmの速さで走る、など。他にも30種類以上の人と動物とのほほえましいエピソードが登場します。昔から続くそれぞれの友情、感じ取ってください。 (2006年05月29日) | ||
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逆風あればこそ | ||
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人生、順風満帆とはいかないもの。多かれ少なかれ、挫折を味わったり、壁につき当たったりの経験はあると思います。この本で紹介されるのは、スポーツ・芸能・文化面等、各分野で活躍している方々。頂点から転落したり、挫折の中から自分を見つけたり、逆境におかれても立ち上がって前につき進んで行こうとする20人に、お話を伺っています。総合職での激務に倒れ、そこからもの書きが始まった作家・絲山秋子さん。ロケ中のエキストラ死亡で、自分を責めていた井筒監督。プロ編入試験に合格するまでの道のりを語る棋士・瀬川晶司氏。成功して周りからは幸福に見える人でも、実際は多くの挫折・苦しみを味わっているかもしれない。逆風に負けず、前向きに生きる力強さを、感じとってほしいです。 (2006年05月27日) | ||
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魔法が使えなくても作れます | ||
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新作の日本語版も発売となり、未だ人気が衰えることのない『ハリー・ポッター』シリーズ。もう何度繰り返し読んだかわからない!という方も多いのではないでしょうか。そんなみなさんなら一度は思ったことはないですか?「ここに出てくるお菓子って一体どんなの?」と。そういった疑問を見事に解決してくれるのがこちら。「Cooking Book」とあるだけに、解説だけでなくレシピも紹介しています。ほんの一例ですが、ひんやりおいしい「魔女かぼちゃジュース」歯が折れるかも?「ロックケーキ」みんな大好き「バタービール」他にも「血の味のするキャンディ」「ナメクジ・ゼリー」「ブルブルマウス」などなど魔法の世界ならではのお菓子が勢ぞろいです。お友達を集めてパーティーするのもいいですね、きっとみんなびっくりしますよ。 (2006年05月23日) | ||
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144種、すべて見て回るべし | ||
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只今、大人気・大注目の動物園が、おうちにやって来ました。TVでも数多取り上げられ、ついにはドラマ化も果たした旭山動物園の、写真集のようなガイドブックです。文字通り、空を飛ぶペンギン、円柱トンネルで挨拶するアザラシ、ジャンプ一発ダイビング!のホッキョクグマなど、ご存知の動物達がベストショットで登場します。職員の方々の努力も大変ですが、動物達とにこやかに接する姿や、スタッフ・ジャンパーの後ろ姿に、その誇りが感じられます。あまりの大盛況ぶりに、混雑もかなり厳しいか…と思いますが、この愛嬌タップリの動物達を見てしまったら、もうじっとしてはおれません。「待ってておくれ」の想いを胸に、心はもう旭山! (2006年05月20日) | ||
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小粋な4人組、再び! | ||
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『陽気なギャングが地球を回す』の、楽しい仲間が帰ってきました。今回はそれぞれがちょっとしたトラブルに遭い、その謎を解いているうちに、別々に思えていた事件が少しづつ繋がり始める…というストーリー。いつもながら、常に冷静な成瀬・頼りになるのかならないのか…響野・クールビューティー雪子・心優しい久遠の4人が、アブナイ人物と賭けの勝負をしたり、恐怖新聞(懐かしい!)の勧誘員になったりと、大忙し。危機に瀕しながらも、その状況すら楽しんでいるかのような4人の個性が光る、極上のエンターテインメントです。各所に出てくる諺も楽しいし、字引の文にも笑いがもれます。映画での俳優さんを、ストーリーの中で動かしてみるのも一興かも。(私的には、佐藤浩市サン、ピッタリです!) (2006年05月20日) | ||
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一日ってけっこういろいろ詰まってる | ||
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雑誌の挿絵でおなじみのヨシタケシンスケ氏によるヒトコマイラスト集です。趣味は「思ったことをメモする」というだけあって、誰もが感じるであろう日常の何気ないヒトコマが、時におもしろく、時にほろ苦く、上手に表現されています。”せっかく かくれたのに だれも見つけてくれませんでした””くやしがってくれたのが なんか うれしかった””あんなにうれしかったのに もう忘れ始めてる あんなにつらかったのに まだ覚えてる”セリフに添えられたイラストも、肩の力が抜けた感じで癒されます。心がザワザワした時、そっとページをめくってみて下さい。同じことを思っている人がいるんだって、ちょっぴり元気になりますよ。 (2006年05月18日) | ||
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にゃんこ・ものマネ100連発! | ||
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カワイイにゃんこ達が日本一周ツアーに出かけ、得意のものマネで全国各地の名物を紹介してくれました。富山のチューリップ畑や神奈川の中華街、徳島の阿波踊りはナリキリ度が高く、秋田のにゃまはげ、茨城の水戸にゃっとう、岡山のきびにゃんご、鹿児島の桜島にゃいこんなど、こちらはネーミングが秀逸です。愛知の金のシャチホコになりきった時は、名古屋城の上でフルフル震えながら逆立ちしていて一番がんばっていました。中でもにゃんこ達に好評だったのは、北海道のまりものようです。ツアーの最初から最後までずっと、ものマネしていたにゃんこもいたようでしたから。あなたも旅先で出会えるかもしれませんね。 (2006年05月15日) | ||
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噺も剣も「間」ひとつ | ||
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落語協会会長・三遊亭圓歌師匠の監修による、落語のルーツやしきたり、噺に登場する名キャラクター(ご隠居や若旦那他)などを、わかりやすく紹介しています。また、亭号の由来(古今まれにみる落語家で「古今亭」、春の風は粋で「春風亭」など)、寄席を楽しむための心得や、歴史に残る名噺家、ちょっとしたミニ・ネタも多数書かれ、落語好きの方はもちろん、落語初心者の方も楽しめる内容になっています。この本を読んでから落語を聞くと、面白さはもっと増すはずです。 (2006年05月15日) | ||
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人間は、鴨にぶら下がって空を飛べるのか? | ||
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空想科学読本シリーズでお馴染みの柳田センセイが贈る、日本昔話編であります。ウルトラマンや仮面ライダーを、現実の科学で研究していた著者が、今度は昔話の主人公たちにスポットを当てます。「サルカニ合戦」では甲殻類・昆虫・生活雑貨(ウス!)などの弱小連合軍VS哺乳類の、まるで勝ち目のない戦いを科学的に検証し、「舌切り雀」では”実録鬼嫁日記”と題して、おじいさん・おばあさんの性格の違いと、長年連れそってこられた理由に迫ったりします。あなたの想像力も駆使して楽しんでいただきたいそんな一冊です。 (2006年05月13日) | ||
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チャオ、ごきげんいかが? | ||
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『間違いだらけのクルマ選び』の大ヒットでおなじみの、ちょいコワ(?)徳大寺有恒氏の”猫・私小説”です。元々は猫嫌いだったという著者。ある日一匹の猫を知人から譲り受けます。”チャオ”と名付けられたこの猫は猫エイズの上に全盲、それでも自身が闘病中の身であることも後押しとなって、同居生活が始まりました。目の見えないチャオは耳(音)を頼りにしているので、家の中で声や物音がしなくなると、誰もいないんじゃないかと大騒ぎになります。”チャオ、いってきます!””チャオ、ただいま!”とチャオに話しかけるだけでなく、自然と夫婦の会話も増えていく…。チャオを中心とした生活は、徳大寺家に明るさをもたらしたということです。チャオを抱いた著者近影の写真を見ても、それがよく分かります。怖い顔をしたオジサマがあんなにニコニコしているなんて! (2006年05月12日) | ||
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あてにできるものなど、なにもないのか…!? | ||
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侍の果たし合いを見物したばかりに、とんでもないものを背負いこんでしまった男の心の乱れを丁寧に描く「死体を背負った男」。凶作の中、”口減らし”ならぬ”口増やし”とは?驚きの発想をする農民達の一夜が、笑いを誘う「口増やし」。別当と山伏の法力比べに巻き込まれる村人達の、あわてぶりを描く「村破り」。地べたに足をふんばって生きる人間の、哀しくも可笑しい姿を、七つの短編で表した味わい深い時代小説です。 (2006年05月11日) | ||
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かあさん業、24時間営業中 | ||
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大好評につき、第3弾の登場。お待たせしました「毎日かあさん背脂編」で、ございます。40%もある体脂肪を「そりゃ、背脂じゃん」と言われ、それでもメゲずに奮闘するかあさんの姿を見よ!対戦相手は、言わずと知れた息子殿(『ああ息子』で大活躍!)と、泣かせるセリフを吐きまくるお嬢であります。この、どなりつけたくなる事ばかりする男の子(息子の友人を含む)と、ほめたくなる事ばかりする女の子相手に、かあさんは日々楽しいバトルを繰り返すのであります。息子が帰る時間になると、気になって仕事が手につかなかったり、元夫・鴨志田サンの病気回復を喜んだりと、泣かせどころももちろんバッチリ。24時間休みなしのかあさん業、どうせやるなら楽しくいきたいモンですね。 (2006年05月10日) | ||
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読んだらシアワセになれる…これも迷信? | ||
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日本に昔から伝わる数々の迷信のうち、身近なもの・生活感のあるものを集めました。”お供え物を食べると虫歯にならない””針を拾うと一日幸運に過ごせる”以上いい事で。”寝ている人をまたぐとその人より出世できない””ほうきをまたぐとお嫁に行けない”以上悪い事で。おもしろいところでは”尺取虫に7回測られたら死ぬ”(笑)。興味深いのは、新しく物をおろす際の迷信で”夜に靴をおろすと泥棒が来る””新品の物は年寄りに使ってもらうと長持ちする”←これについては一方で”他人の着物を着初めすると病気になる”なんてのも。また、一回でいい噂、二回で悪い噂でおなじみのくしゃみ、西洋では回数ではなく、曜日で占うのだそうです。うっかり日曜日にしてしまうと、一週間悪魔に支配されるんだそうですよ。渡欧の際は是非、気をつけたいものですね。 (2006年05月09日) | ||
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あなたの暮らしを、もっと快適に | ||
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TVでお馴染み「NHKためしてガッテン」で放送された内容を元に構成された、暮らしの役立ち事典です。今回は、春夏秋冬と季節ごとに整理され、すぐに家庭で活用できるスグレモノを集めています。食・健康・家事・その他と、季節の中でも分類され、読みやすい工夫がなされているのも魅力。アスパラのゆで方から、爪割れを防ぐ方法まで、様々のワザが詳しく書かれています。暮らしの質を高め、豊かにできるワザがギッシリ詰まったこの本を、あなたの生活にも活用してみて下さい。 (2006年05月09日) | ||
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成功のヒケツ…成功するまで続けること! | ||
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おそらく30代・未婚・子無し、世間でいう”負け犬”でも、一応まだ結婚願望がわずかに残っている著者による、痛快コミックエッセイです。嫁に行くためには、その前にまず異性にモテないと!という訳で編集(悪知恵)担当の”黒ミサ”と共にさまざまなジャンルのモテ道を極めていきます。プロのメイクさんからは”モテメイク”を、キャバクラ嬢からは”ちょい魅せマジック”を、ホストクラブでは”聞き上手がポイント”とそれぞれ伝授され、気合い入れて合コンに参加。果たして結果はどうかというと…(泣)。著者の場合、勝手に妙な方向に突っ走ってしまい、あんまりプロの方々の助言は生かされなかったようです。確かにそんなに簡単にはいかないのが結婚。それでも失敗を恐れないで「嫁っとかないと。」ってぐらい、気持ちを軽くしておくことも大事なのかもしれません。 (2006年05月06日) | ||
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