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高井文研堂イズミ店のレビュー |
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掲載レビュー全87件 |
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珠玉の名言集☆ | ||
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きむは京都で、自分で撮った写真と自分で作った詩をMIXさせたポスターカードを、路上で売ることから始まった。わざとピンボケの写真を使ったりして、きむならではの世界がここにある。 ボーっとしてる時に、フと思い立って読んでみると、勇気づけられたり、切なくなったりすることもチラホラ。きむのスタンスはみんなに平等だ。何かしら受け取るモノがあるのだ。写真付きで紹介できないのが残念だが、一つ好きな詩を紹介する。「自分が出来んことを 出来る人は「すごい」と思うけど、そのすごい人との差なんて やるかやらんかの違いだけなんや」。もう勇気全開である☆ (2007年09月21日) | ||
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立ち読み厳禁☆ | ||
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こんなに笑えるブログ出身の本は初めてです。書店で立ち読みはオススメできません。笑いをこらえるのに必死で、ハタから見るとただの危ない人に見えちゃいますから。私的には、長女の唄が大好きですね。意味わかんないです。一つ紹介します。タイトル「クリスマス」。「きみも。きみ〜も。いれ〜て。くれる〜んだ。もう。いれた。あげた〜よ。ともだちになろうよ。らんらんらん。いいきもち。くりすますっていいきもち。(中略)。まま。おなかへったよ。そろそろ。おひるだよ。おひるわなんだろう。それわ。しちゅう。おいし。おいし。しちゅう。おいし。おいし。しちゅう。しちゅう。これから。おいしい。しちゅう。しちゅうお。ぜり〜。 おわり☆ (2007年09月21日) | ||
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永井豪のエロSFアクションマンガ☆ | ||
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またもや廃刊になった作品のレビューを書いている。なぜ書くかと問われれば、復刊を望むからだ。名作とは時代を超えて感性に訴えてくる作品のこと。永井豪の作品は、そのほとんどがそれにあたると個人的には思う。永井豪は様々なジャンルの作品を世に送り出してきたが、H系と言えば、私にとってはこの「バラバンバ」である。もうやりまくりである。ただし、元をただせば万年童貞君と宇宙人のSEXなのだが。最後には泣かせてくれる。第一部と第二部があって、両方2巻ずつである。是非新刊で読んでみたい。永井豪の作品はいつも新品で買える状態であるべきだ。彼は漫画界の人間国宝だ・…。熱が入りすぎてゴメンなさい。さて出版社の皆さん、版権買って復刊よろしく。待ってます。 (2007年09月20日) | ||
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大変な名作☆ | ||
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タイトルを「大変な名作」としたが、文字通り「大いに変」な作品なのだ。基本はギャグ。馬鹿な服装で下らない下らないことばかり言うのに、ホモホモ7は女にやたらモテルのである。ハードボイルドなシーンはふんだんに盛り込まれている。シュールすぎて着いていけないかもしれない。 だけど読んでほしい。この漫画は一度廃刊になるも、読者の熱烈な支持を受けて復刊した作品だ。 誤解を恐れずにいえば、またいつ手に入らなくなるかわからない作品。気になったら今すぐに手に入れておくことをオススメする。 (2007年09月20日) | ||
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今の内に!! | ||
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曽田正人のもはや伝説的な自転車漫画。主人公のテルは決して天才なんかじゃなかった。でもテルがツール・ド・オキナワを制し高校1年生なのに日本1になったのには理由がある。それは「無我夢中」である。その言葉には、信念を曲げないこと、自分を信じきることも含まれる。周りの誰もが実現を不可能と見ることでも、テルは立ち向う。その先にあるまだ見ぬ世界に胸を躍らせるからだ。使う自転車がどんなにボロくても、再生不可能なくらいの大怪我を負っても、テルはいつもその「向こう側」を見ていた。レースシーンは、見た者にしかわからない興奮と緊張がある。汗と涙はテルの走りとともにシンクロして出てくる。曽田先生には今の「カペタ」が終わったら続編を書いていただきたい。「シャカリキ」はもう読みすぎてボロボロになってしまった。新書版・大型版・文庫版…出るたびに買って、すべてボロボロになった。何度でも読める。その度に興奮し泣く。出版社の事情で、もしかしたら文庫版も買えなくなるかもしれない。今の内に絶対読んで欲しい!さあ、今の内に!! (2007年09月20日) | ||
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かわいいモノが好きでもいいジャマイカ | ||
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柔道・空手の段を持ち、剣道で全国制覇を成し遂げている剣道部主将・正宗飛鳥。周囲からは「男の中の男」と評判の彼だが、実は少女漫画や可愛らしい小物、甘いお菓子などを好み、料理や裁縫・掃除も完璧にこなしているという乙女的趣味・思考・特技を持つオトメン(乙男)であるという秘密を持っていた。そんな彼はある時、転校生の美少女・都塚りょうに一目惚れしてしまい……。ここからストーリーが始まる。しかしそんなことはどうでもいい。大切なことはこの本を手に取った男子たちが己の内に秘められた乙女心を感じることができたか、否かだ。求められているのは主人公への共感だ。さぁ、胸の中のざわめきが冷めないうちにこの本を持ってレジにDo it(それをやれ)!! (2007年09月20日) | ||
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妖しく、切なく、懐かしい物語 | ||
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小さな頃から不思議なモノが見えることで疎まれてきた孤独な少年・夏目。 殊に最近は以前にも増して妖怪に追われる日々。 祖母レイコが妖怪いじめをした成果ともいえる遺品『友人帳』のために狙われているのだ、とニャンコ先生(招き猫姿の妖怪。酒好き)から教えられ、夏目は『友人帳』に記されている妖怪たちに、力の源である「名前」を返すことを決意する。 それはレイコの記憶を辿ることでもあり、また、今まで遠ざけてきた妖怪たちと向き合うことでもあるのだった…。 (2007年09月20日) | ||
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ボクシング漫画の真骨頂☆ | ||
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ボクシング漫画なんて汗臭くてイヤ!!なんて決めてかかってクーラーの効いた部屋でサッカー全日本の試合を観戦するのが大好きな方にこそ読んで欲しい作品。主観ではあるが、メッセージ性のかなり強いマンガで名言も数多くある。その中で私が人生の指針としている言葉がある。主人公の一歩が所属するジムの会長の言葉だ。「努力する者がすべて報われるとは限らん、だが成功した者はみなすべからく努力しておる!!」という御言葉。見た瞬間震えました。巻数が物凄い が、得るものモノはそれ以上あるだろう。 (2007年09月20日) | ||
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不思議な世界を恐れるな!! | ||
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普段読むマンガが少年誌や青年誌のみという方にこそ是非とも読んでいただきたい。マンガ好きという時点で、すでに「おたく」の要素は数パーセントお持ちのあなたは、この「日常」を読むことでその扉に手をかけることになるでしょう。新しい世界への扉を開くのは、とても勇気がいることです。この作品はその勇気を自然に与えてくれるでしょう。邪念や雑音は、このマンガがニフラムで消し去ってくれるでしょう。さあ未知なる旅へ。ちなみに私は先々月旅立ちました。 (2007年09月20日) | ||
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注意:犬飼いたくなっちゃいます☆ | ||
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「いぬばか」て・…。まあなんてストレートなタイトルでしょう。これは主人公含む登場人物は勿論、読者に対する呼び方でもあるのですよきっと。動物愛護の活動をしている皆さんこのマンガは読みましたか?もしまだなら絶対読んでください。そしてこの作品に込められた「犬」への愛を受け止め国会へお願いに行きましょう。「我々の団体は動物の愛護に関するビラを街頭で配る代わりに、このマンガを配りますのでどうか予算を下さい」と。笑いのあるストーリーとともに真剣に現代のお犬事情を盛り込んだ社会派マンガの一面も持つ深いマンガです。 (2007年09月20日) | ||
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歴史的大作☆ | ||
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私は幸せに思う。この「ワンピース」とともに年を重ねられることを。この作品が始まった時、私は大学推薦が無事終わった直後だった。週刊ジャンプにまた新しいのが始まったな、くらいにしか思っていなかった。大学進学しジャンプなどのマンガ週刊誌を読まなくなって久しくなった頃、髪を切りたくなって、いつもと違う美容室へ入った。ほんの気まぐれだったんだけれど、そこにはマンガがいっぱいあって、待っている人達は熱心に読んでいた。私は何気なく「ワンピース」を手にとった。そして「ワンピースワールド」に引き込まれたのだ。美容室にいる間は読めるだけ読んで、切り終った後、少し切られ過ぎた事にブツクサ言いながら書店に向かった。当時発売されていた分を全巻買った。圧倒的な迫力、スッと感情が入り込むストーリー性の懐の深さ、センス溢れるユーモア…何もかもが私にとっては史上最高だった。私の予想では100巻は軽く越えるだろう。だけどとことん付き合いますよ。200だって300だって。もし私より長生きしたら、お墓にワンピースの新刊をそえるように遺言残しとかないと。 (2007年09月20日) | ||
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弟子にして下さい☆ | ||
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個人的な話だが、私の趣味の一つにカメラがある。まだ始めて日が浅いので、エラそうなことは言えないがカメラは楽しい。デジタル一眼を思い切って買ったが、コンパクトやレンジファインダーも持っている、デジタルもフィルムも。本もいっぱい読んだ。写真家のエッセイやブログもかなり見たが、この「旅するカメラ」は何とも良いのだ。渡部さとる氏の人柄だろうか、文脈が優しく、すぐ近くで話し掛けられているような錯覚に陥る。掲載されている写真も最高だ。今のところ3巻出ている。本当にこの人はカメラを愛しているんだなと思う。カメラにも愛されているように思う。写真が好きな方は是非読んで欲しい。 (2007年09月20日) | ||
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誰かが結婚したらこの本を贈りたい☆ | ||
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結婚は何を変えるだろう?何を得ることができるだろう?何を失い何を感じるだろう?結婚、家庭を持つことは人生の中で間違いなくターニング・ポイントだ。見合い・恋愛結婚・できちゃった婚…様々な結婚事情があるが、その先に待つ未来は2人がどう考えどう過ごすかで大いに変わるだろう。行き詰まったり、悩んだり、全てを投げ出したくなることもあるだろう。そんな時、この「ぽっかぽか」を読んで欲しい。フツーの日常が描かれているだけなのに、なんでこんなに心が癒されるんだろう。なんでこんなに涙が出るんだろう。明日がとても輝いてみえる。隣りにいる大切な人がより愛しく思える。そんな作品です。 (2007年09月20日) | ||
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永遠のライバル死す☆ | ||
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前作の「アイデン&ティティ」に続く第2弾。今回はBIGな事件が起こる。主人公の中島と切っても切り離せない永遠のライバル岩本がガンに侵されてしまった。岩本と中島は目指すモノが違えどいつもお互いを意識しあっていた。彼らはまるでお互いを鏡に映した自分自身であるかのように感じていた。中島は岩本の為に最高のステージを用意しようと躍起になる。全てが終わったあと、彼が得た答えとは・…。この物語はまるで著者みうらじゅんと池田貴族の関係を見ているようだ。みんなはかつて「イカ天」という番組が巻き起こしたバンドブームを知っているだろうか? あっけなく終わったあのブームがあったからこそ今の日本の音楽シーンがあるのは間違いないが、メジャーシーンに限って言えば、今のシーンはあの時ほど無茶をやる馬鹿は減り、みんな優等生に見えるのは私だけだろうか。 (2007年09月20日) | ||
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カメラバカ一代☆ | ||
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コレクターという人種はどんな妙薬を持ってしても治せない持病を抱えている。田中長徳は病気だ。気になるカメラを見かけたら、まず買う。そして撮れる状態なら撮る。そうやって増えたカメラは部屋を埋め尽くすほど。そんな様様な出会いや思い出があるカメラを長徳節で書いた名作・それがこの本である。2もある。カメラに少しでもハマっている自覚がある人は読むべきだ。CANONやNIKONを始め日本のカメラメーカーは本当に素晴らしい。だけど世界には愛すべきカメラがもっともっとあるんだと教えてくれる。デジタルしか持たない人には余計読んで欲しい。読み終わったら、頭ん中は「さあ何買おう?」って思ってるはずだよ。 (2007年09月19日) | ||
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バカだけどいいんです!!☆ | ||
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峯田と私は同い年。だからこそ彼の作品(音楽・書籍・映画など)はすべて気になってしまう。 このエッセイ(というか峯田個人のブログをまとめたものなんだけれど)が発売された日、私は私の店でその日最初のお客様になった。内容は、その日に会った人や思った事を中心に、峯田なりの視線で飾らずに書いた文章が並ぶ。本当に包み隠さず表現しているので、こっちが「大丈夫かよ」とツッコミたくなるくらい。だからこそ私はカッコイイと思った。その生き様がロックだと思った。日本の今のロックを引っ張っている要人の一人であることは疑いようが無い。本人はそれを認めないだろうけど間違いなくそうなんだと、この本を読んで改めて思った。かっこつけてる自分が恥ずかしくなった。何度も何度も読むことができる本てそうそうない。この本はそんな本だと思う。 (2007年09月19日) | ||
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孤独のグルメ | ||
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「モノを食べるときはね、誰にも邪魔されず自由でなんというか、救われてなきゃダメなんだ 。独りで静かで豊かで……」この“孤独のグルメ”という作品に一貫しているテーマが主人公井之頭五郎のこの発言である。彼がすることはモノを食べる。。過去のエピソードや情景が挟まれてくることもあるが、基本的には“食べる”ただそれだけだ。しかしそれだけなのに我々はきっとこの物語に引き込まれるだろう。一つ一つの話が短いため、一気に読み終わってもまた繰り返して読みたくなる。そんな麻薬や煙草のような中毒性がこの本には含まれているのだ。そしていつしか考える。同じような体験をしてみたい、と。長くなってしまったので最後に主人公の名言で終わりにしよう。「ソースの味って男の子だよなぁ」 (2007年09月19日) | ||
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やらなきゃならいことをやるだけさ、だからうまくいくんだよ☆ | ||
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このマンガを読んだ事のないミュージシャン又はアーティストの卵たちは不幸である。この作品には「ロックとは?」「自分らしさとは?」「生きることとは?」その答えが全てある。主人公の中島は、ロックの無いこの国に生まれ、自らのロックをただ信じ、時代を乗り越えようとする。映画化もされた作品で、作中では、中島役に銀杏BOYZの峯田(EX.GOING STEADY)やジョニー役の中村獅道、ヒロイン役の麻生久美子らがこの切なくてアンニュイな世界を紡ぐ。 中島は最後のシーンでラストの曲「アイデン&ティティ」を歌う前のMCでこう言った。「みんなの心の中にもきっとロックは住んでる。そのロックはきっとこう言うだろう。やらなきゃならないことをやるだけさ。だからうまくいくんだよ」。すべての答えはそこにある。 (2007年09月19日) | ||
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復刊望む!!☆ | ||
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少年誌の枠を遥かに飛び越えて、当時の小中高校生の股間を腫らし続けた超・名作Hマンガ☆今でもオークションでプレミアが付くくらい評価が高くファンも多い。決して本番は無い。だがルナ先生の考え・行動に少年達はハラハラドキドキ悶々するのである。例えば、主人公が怪我でもしようものなら、それを聞いたルナ先生はこう考える。「怪我をする⇒部活にでなくなる⇒友達がいなくなる⇒孤独で自殺」。だからルナ先生は早く怪我を治し、部活で再び活躍できるように自分の体を惜しげも無く使って主人公に個人授業する。松文館さん、復刊お願いします。 (2007年09月19日) | ||
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涙☆ | ||
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人間物心ついた時から数え切れないくらいの「別れ」を体験する。それは転校だったり、裏切りだったり、死だったり、大人の事情だったり…。そんな「別れ」を体験した事がある人なら誰でも泣けてしまうだろう。この本を書いた菊田まりこさん、あなたは私を何回泣かせたら気がすむの?この本の他にもいくつか菊田作品はある。どれもこれも秀逸だが、私はこの「いつでも会える」が大好きだ。「あなたにとって大切な本は?」と聞かれたら、私はそっとこの「いつでも会える」を差し出すだろう。 (2007年09月19日) | ||
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