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(有)フジヤ書店のレビュー |
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掲載レビュー全922件 |
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タイムマシーンの代わりに | ||
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あの頃、特別にあつらえなくても身の回りにあふれていた愛らしいもの。青箱の石けん、メロンアイスの容器、バラ柄の百貨店の包み紙。今となっては”レトロ”な雰囲気が漂いますが、これらと共に育った30代・40代のみなさんにはいろんな思い出が蘇ることと思います。お手伝いのごほうびにお母さんからもらったキャラメル、休み時間友達と交換して集めた紙石けん、初めて手作りした毛糸のポンポン…。私・個人としては”チャオ”というチョコ入りキャンデーがまさに”なつかし”でした。みなさんもしばしタイムスリップを楽しんであなたの”なつかし”を見つけてみませんか? (2006年02月27日) | ||
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悲観的人生観を笑おう! | ||
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巷には心あたたまる言葉、ポジティブ・シンキング本、ハッピーになれる本があふれています。でも、こちらは全編毒舌トーク!人生そんなに甘くはないぞ、という言葉が次々と出てきます。バーナード・ショーにガルシア・マルケス、マーク・トウェインにオスカー・ワイルドなどが、人生・恋愛・仕事と様々な分野で、含蓄あるお言葉を述べております。だからといって、決して暗くなる内容ではありません。今でいうなら、綾小路きみまろ氏のトークと思って下さい。キツイこと、毒あることを言われても笑ってしまう。そうそう、私も…!と困った事なのに相づちを打ってしまう。その方が心にもゆとりが持てると思いませんか。だから著者も言うのです。「最悪の事態を予想しながら、最高の幸運を期待しよう」と! (2006年02月27日) | ||
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動物の温もりが与えてくれるもの | ||
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今から12年前、動物の飼い主によるボランティアグループ「レインボークラブ」が、手さぐり状態から始めた、アニマルセラピー実践の記録です。活動当時は病気がうつるとか、かんだりひっかいたりするのではと不安を持たれ、病院や老人ホームでも断られたそうです。受け入れてもらえた施設でお年寄りの表情の変化に喜び、また参加する動物達の様子も詳しく書かれ、これから実践してみようという方にも参考になるかと思います。いつもは「何か、してあげる」と手を差しのべられる側の人が、自分から犬の頭をなでたりと能動的になることがプラスにつながっていく、という話には強くうなづけます。 (2006年02月25日) | ||
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ススメ!地球のために!? | ||
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朝日新聞に連載中の4コマ漫画が一冊になりました!地球防衛家は4人家族。父は大好きなテレビを見ながらユルユルと、息子は友達と土手に寝転んで、それぞれ時事ネタを斬ります。とぼけたトーサンにつき合う母、地球防衛を考えつつ職場で働く娘。それぞれが頼もしくて、楽しいヒトビトなのです。特にオススメは、日本の将来を友人と語り合う息子クン。さりげなくも鋭いひと言が効いてます。 (2006年02月24日) | ||
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幸せは、フィンランドの小さな町にありました | ||
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人生とは、生き甲斐とは、と悩んでなんかいられない!30代後半〜40代の独身女性3人がたくましく生きる姿を描きます。映画のために書き下ろした作品ですが、出て来る3人の女性キャラが、主演女優さんに見事ピッタリ。小柄でテキパキと物事を処理するサチエは、小林聡美さんそのもののイメージだし、大柄でのんびり屋のミドリも、両親の介護で疲れたマサコも、女優さんを頭に描いて書き上げられたと思って、まちがいなし!だからなのか、本の中で3人が活き活きと動き回り、楽しさも倍増です。フィンランドという、余りなじみのない国で、サチエに引っぱられるように、生きるパワーをつけていく2人。生きる目的や幸せって、大上段にかまえなくても、意外なトコロにあるのかもね、と思ってしまいます。 (2006年02月24日) | ||
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そう言うくらいなら是非こう言おう! | ||
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日本語が見直されている昨今、関連本も多く出されていますが、こんなにもストレートなタイトルがつけられているのも珍しいのではないでしょうか。本書では文法上の間違いを正すのではなく、うかつにもつい使ってしまいがちなニュアンス上の不適切さを重点に、その問題点を指摘しています。会話の冒頭に「今まで言わなかったけど…」これってよけいな前置きでは?相手に意見を求めて「参考になりました(感心しました)」ってこれまで相手のことどう思っていたの?これからは会話の端々で相手との関係が試される時代なのかもしれません。 (2006年02月23日) | ||
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楽しく読んでお知恵を拝借 | ||
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花火・日記・ラーメン・通販と様々なお題をもとに、糸井氏とゲストお2人が語り合います。ゲストは、それぞれのお題に対しての”権威”。例えば「持久力」の回では、精神療法の実験で, ある人に嬉しい事を言うとその時の白血球はチフス菌を90%も退治するが、嫌な事を言うと40%しか菌は死なないという、まさに「病は気から」の話。また映画「ジュラシックパーク3」を見て、プテラノドンに歯が生えてちゃいかんよと語る「恐竜」の回。フムフムと頷き、ホォーとおどろいてみては?鼎談集(3人で語る)なので、読みやすいのもオススメです。 (2006年02月20日) | ||
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ピリッとわびさびの効いたダイコンです | ||
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畳・ちゃぶ台・座布団でお茶をすするのが大好きな、純和風の生活を送っているあおくび大根さん。同居人(?)は盆栽が趣味の桜島(ダイコン)くんと、唯一常識人のクロタン(ネコ)です。東京の下町に住んでいるということで、銭湯へ通い散髪屋で髪(葉)を整えるなど、日常のあちらこちらに和を愛でる心が見てとれます。話の合間にはビシッと和服を着こなしたあおくびさんに、様々な場面で使える「作法心得」を教わることもできるので、日本の心を思い出したい時、和みたい時にそっとページを開いてみて下さい。 (2006年02月18日) | ||
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オムノッケカツサラダカレーって何だ? | ||
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ご存知「丸かじり」シリーズな中から、お店についての作品のみをチョイス。さだお氏おススメの名店が、ズラリと並びます。地図・値段(取材当時)・メニューなどの詳しいデータもしっかり載っていますので、ご自分の足で行かれる方は、是非参考に。また遠方にて無理、という方も「丸かじり」エッセイに加えて、料理の美しい写真や店のたたずまいなどが楽しめます。もうひと味加わった「さだおの大食堂」を存分にご賞味下さい。 (2006年02月16日) | ||
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サイバラ茸は毒キノコ!? | ||
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鳥頭紀行・アジアパー伝・アホー鳥が行く…と、サイバラ漫画怒涛の310ページ、どうだ参ったかPART4であります。今まで出版されているサイバラ本の集大成なので、もちろんファンは読んだことのあるものばかり。しかし「アホー鳥が行く」でも、まずはサイバラ漫画を読むというファンにとって(伊集院センセイ、スイマセン)サイバラOnly本となると、また触手がのびるのです。懐かしい(?)鴨志田氏とのハネムーン企画や、ミャンマーでの出家修行なども、しっかり収録。こうして何度も購入し続けるファンに対し、サイバラ先生はきっと「クックッ…」とほくそえんでいるのでしょうね。 (2006年02月16日) | ||
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いつかくる”その時”のために | ||
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「死」についての考察本にも関わらず、軽いタイトル・明るい装丁なところが何かを期待させる本書。挿絵を見覚えある絵だと思った方も多いのではないでしょうか。著者はJTの広告なども手がけている寄藤文平氏。これならいやが上にも期待がふくらみます。中でも興味深いのは、様々な宗教・民族間の「死んだら…」という「死のカタチ」のとらえ方。昔の日本の「黄泉の国へ行く」は有名なところですが、外国では「コオロギ」「チョウ」「ハエ」など身近な生物になるという信仰も多いようです。他にも「死のタイミング」の考察―寿命が延びたことに対して、身体がついていかない気持ちのズレをどう埋めるかなど、今からでも家族とも話し合っておいて「その時」のために軽く備えておくのもいいのではないでしょうか。 (2006年02月13日) | ||
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祭の二日間のために一年を生きる男たち | ||
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大阪・岸和田で9/14・15に行われるだんじり祭をご存知でしょうか。十字路を全速力で曲がる「遣り回し」が最大の見せ場ですが、決して構造的には曲がるようにはできていないだんじりを、曲がらせていくために何が必要か、その秘密がこの中に詰まっています。著者は関西の人気雑誌の編集長。今回は祭の若頭筆頭という立場から、一年間の段取りを日記形式で公開しています。祭の本番は二日間ですが、終わるとすぐに翌年の祭の段取りが始まって、一年中祭の準備で何かしら忙しい。「段取りを省略するな」というのが祭の鉄則、この一連の段取りを楽しいと思えるのがだんじりの醍醐味を知る人間だといえるそうです。祭当日に仕事を休めなくて会社を辞めて帰ってきたり、地元を離れている人も当日には戻ってくる岸和田。この鉄の結束はどこからくるのか。だんじり祭を「イベント」としてただ楽しむのではなく、しっかり「祭」としてまず、本書の中で参加してみてください。 (2006年02月13日) | ||
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美術犯罪の世界へようこそ | ||
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1994年、ムンクの「叫び」がノルウェー国立美術館から盗まれた。ロンドン警視庁美術特捜班チャーリー・ヒルは、囮捜査によって、名画の奪還を図る。絵画を取り戻すのが第一目標、犯人逮捕は二の次という特捜班と、犯人逮捕に躍起になる地元警察との行き違い。囮捜査では、相手との信頼関係を築くための、様々な工夫や努力を惜しまない事、また変装した時の仕草や言葉遣いの注意など、推理小説並みのハラハラ感が続く。フェルメールやムンクの生涯、ヒルの経歴や美術品窃盗団のことなども入り、まさに美術界の闇部分の案内書だ。 (2006年02月10日) | ||
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クマとの共生のため、アイヌ民族の知恵を借りよう | ||
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なにげなくページをめくる。数ページごとに、大自然の中でクマが活き活きとした表情を見せる。一見写真集かと見まちがえてしまいますが、侮ってはいけません。著者は冒頭でクマとの遭遇事故が多発していることを嘆き、一体私たちは何をすべきなのか、何をしないべきなのか、長年の研究とアイヌ民族の教えから説いています。森でクマに出会ってしまったら―背を向けて走って逃げるな!反撃する時は鼻の下を狙え!もうだめだとなったら頚動脈・腹部を守る姿勢をとれ!どれも気休めなどの言葉は見て取れない、現実的な教えが続きます。人間はクマより偉いわけではない。森に入る時には「おじゃまします」と一声かけて入ることを肝に銘じて。 (2006年02月09日) | ||
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こんなハガキ、一体誰に出すの!? | ||
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マイ・ブームの先駆者みうらじゅん氏が、見事なまでのトンマハガキ「カスハガ」を集めました。(カスハガとは、カスのような爆笑絵ハガキのことです)各地から寄せられた、投稿カスハガ。下ネタあり、ほのぼのあり、でも多くは意味不明のものだ!お婆ちゃんが、湯船いっぱいに入っている温泉。背中に名前を書かれた牛達。なぜ絵ハガキにしたのか理解できないものが、次々に登場します。みうら氏自身がハガキの現場に立つ「カスの細道」コーナーでは、再現写真もしっかり撮ってきます。ちなみに私の町のカスハガも載っていました。これって喜ぶべき…? (2006年02月09日) | ||
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いつだって子供は、探検が大好き! | ||
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しっかり者で心優しい5才の兄てつたくんと、お兄ちゃんが大好きな3才の弟みつやくん、そして森で出会った不思議な生き物”へなそうる”の、2人と1匹による楽しい楽しい物語です。35年前が初版ですが、輝きは全く色あせていません。自分達で描いた地図を持って、探検に出かけた2人は、森の奥で大きなタマゴを発見。翌日再び訪れると、そこには見たこともない大きな動物が!「ぼか、へなそうる」と自己紹介して笑う可愛さに、2人はすぐに友達に。ちょっぴり臆病でくいしん坊のへなそうるが、読む人の心をホンワカとやさしい気持ちにさせてくれる、オススメのお話です。 (2006年02月08日) | ||
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へんてこライオンシリーズ最新刊にして最終刊 | ||
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今までも、ゆうちゃんやしんくんをビックリさせていたへんてこライオンが、今回もまたまた登場!道を歩いていると、突然現れて話しかけてくるライオン。そしてあれよあれよという間に、予想もしないものに大変身しちゃうんですから、ゆうちゃんじゃなくてもびっくりです。(でも意外と2人は驚かず、のほほんとしています。そこがまたイイ!)長新太さんのダイナミックな絵、遊び心いっぱいのストーリーは、子供はもちろん大人にも大人気。声を出して読むと面白さ倍増ですよ。 (2006年02月06日) | ||
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和のテイスト3割増量中(当社比) | ||
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ほっこりネコマンガ「ふくふくふにゃ〜ん」がこの度オール新作でリニューアル。今回も”ふくふく”と”おばあちゃん”の名コンビ健在で、四季折々の風景をたっぷりお届けします。春は桜の花びらが舞う中で昼寝、夏はヒマワリの葉の陰で涼み、秋はトンボとたわむれ、冬はおコタで暖をとる。そして…ふくふくの足の裏に”梅の花”を見つけて、一足早く春を先取りしたおばあちゃん。思わず「はーるよこい、はーやくこい♪」と歌いたくなりますよ。 (2006年02月03日) | ||
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150cmのあるある | ||
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ミニサイズの女の子のささやかな生活を紹介してきた「150cmライフ。」も早いもので3巻目。今回で完結ということもあり、著者は日本を飛び出し海外取材へ。それも行き先は、よりによって世界一のっぽの多いオランダ(平均身長182cm!)。現地では同サイズの日本人女性と”150cm話”に花を咲かせ、”のっぽ仕様”に調えられた街の生活の不自由さを楽しんできています。手が届かない!足が届かない!なんてのはザラ。見えない!映らない!果ては止まれない!のないないづくし。それでも「あー楽しかった!」と言えてしまうのは、本人の性格が体に似合わずバイタリティーにあふれているからでしょうね。 (2006年01月31日) | ||
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本物の知床が、ここにある | ||
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世界遺産で注目を集める知床。草花や山の写真は以前から出版されていたが、半島全体の山や沢についての本はなく、「ならば私が」と、著者が自分で実際に歩き、作られたのがこの本だ。写真も多用されているが、美しい景色と険しい道が、人が入ることを拒んでいるように見える。登山者と会うより、クマに会う確率の方が大きいという知床岳。そんな危険を顧みず登り続けるのは”そこに山があるから”というだけではないだろう。ハイマツを掻き分けて進む悪路。背丈を越える木々を漕いで歩く登山者の顔は、疲労困憊だ。だが、目的地に到達した時に見せる笑顔は明るい。その道を歩いた者にしかわからない達成感があるのだ。物事の結果ばかりを気にする我々に、その過程こそ大切なのだと気付かせてくれる。登山に関心のない人にも楽しめる一冊だ。 (2006年01月30日) | ||
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