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伊吉書院類家店のレビュー |
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掲載レビュー全441件 |
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一台の車と少しの手荷物、あとはめいっぱいの自由と共に一人で旅を続ける女性・アン。アンは一人でいることを怖がらない。それでいて、他人と関わることも拒まない。アンと関わることで涙を流す人がいる。笑顔を取り戻す人がいる。ひとところに収まる人間関係よりずっと濃いつながりがそこに生まれる。 一度見たら忘れない独創的な絵柄、人間的な魅力があふれるアン、時にじりじりと胸を灼かれるようなストーリー、どこをとっても心にぐっとくるコミックです。ぜひ一読を! (2012年07月27日) |
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かわりばえのしない毎日に退屈していた男子高校生の真今(まこと)は、ある朝カラスに襲われていた白い鳩を助けます。そしてその日、彼女にフラれた真今。あの鳩を助けてからツイてないと思った矢先、バイクで事故を起こしてしまいます。 気が付くと、真っ白な世界。そこにはあの鳩が。現実世界の真今は昏睡状態であること、生き返るためにはかみさまの使いであるという彼らの下で働いて『命』を稼ぐことと伝えられ、人間に『奇跡』を運ぶ配達人になることに。 真今が運ぶ『奇跡』は白い封筒であったり箱であったり、運ばれた本人が開けてみないとそれがなんなのかはわかりません。配達先の相手と共にその奇跡を目の当たりにする真今は、退屈だった日常に見つからなかった、生きる意味も見つけて自分の体に戻れるのでしょうか。しっかりと描かれる人間ドラマにくぎ付けになってしまいます。 (2012年06月15日) |
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全・猫好き必見!!世界初の漫画アシスタント猫(?)“にゃがまさ”こと”ながまさ”くんの日常を描いたコミックです。『本当にあったゆかいな話』などの4コマ雑誌で連載されていたシリーズがついに1冊にまとまりました。『まんがライフオリジナル』の目次ページ連載4コマ『けものとしなっちょ』やにゃがまさくんのラブリーなグラビアも大量収録と、ボリュームたっぷり!雑誌掲載時は白黒だった本編もすべてカラーになって見ごたえがあります。 白くてもちもちなボディ、まさに『おもち』の名を欲しいままに猫好きを魅了するにゃがまさくん!みずしな孝之先生と、飼い主のフジイさん(みずしな孝之先生のアシスタントさん)それぞれの目線で楽しく描かれています。『いい電子』巻末のフジイさんの漫画が好きな方も必見。フジイさんの漫画がたっぷり読めますよ。 そして読み終わった後はきっとこう言ってしまうことでしょう、「にゃがたんが大好き!」と!! (2012年05月29日) |
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少女漫画に革命が起きました!ニューヒーローの誕生です! タイトルの『俺物語!!』のとおり、この物語の主人公は男子高校生の剛田猛男。見た目はいかつく、好きになった女子にもモテない彼ですが心はとっても男前! そんな彼と、彼の親友(イケメン)・砂川、そして猛男がチカンから救ったことで二人に急接近してきた女子高生・大和が中心となって進んでいく話なのですが、3人ともとても魅力的で、こんな友達が欲しいなぁと思います。 ページをめくるたびに猛男のいろんな表情に爆笑させられますし、あんな顔(失礼)なのに、胸キュンシーンも満載! 原作は『高校デビュー』『青空エール』などで人気の河原和音さんなのですが、作画は『ヤスコとケンジ』で強烈なコメディを描いていたアルコさん。まさにこの物語とは相性抜群です! 少女漫画だと敬遠せず、ぜひ男性の方にも読んでいただきたいラブコメです。 (2012年04月04日) |
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看護師ではなく、看護助手。患者さんの身の回りの世話や、看護師さんの補助的な役割を担う大事な仕事です。 看護助手のナナちゃんが勤める病院には、いつもいろんな患者さんが運ばれてきます。その一人ひとりの病気だけでなく人生そのものに触れているナナちゃん。ひたむきで一生懸命で、いつも素直なその姿に心うたれます。 表紙の絵柄はケシゴムはんこで描かれていて、とてもかわいらしいです。 みんなが命と真剣に向き合っている今だからこそ読んでほしい、心があたたまるコミックです。 (2012年02月14日) |
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1巻がクチコミで大ヒット!『真夜中のパン屋さん』シリーズ待望の第2巻です! 前作でおなじみのキャラクター達が前作よりもイキイキしていて、ブランジェリークレバヤシに集う人々の絆がよりいっそう深まっているように感じられます。この巻だけ読んでもおもしろいのですが、前作での核心に触れる部分がネタバレしてしまうので、ぜひ1巻目から読んでいただきたいです。 今回も、作中に出てくるパンが食べたくなってしょうがないですね!表紙のチョコレートといい、内容と発売時期がリンクしている点も素敵です。 (2012年02月05日) |
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ジャニーズのアイドルグループNEWSのメンバー・加藤シゲアキさんの小説家デビュー作です。芸能界を舞台に描かれる二人の青年のせつない物語。 親友の二人はずっとこの先を共に歩むと、お互い思っていた。なのに、どこで道を違えてしまったのか。 過去と現在を交錯させる構成で、後半は結末に向かって激しく、一気に伏線を回収していきます。一度だけでなく、二度三度と読み返すごとにより理解が深まると思います。 (2012年02月03日) |
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表紙の達者な絵、なんのファンタジー漫画だろうと手にとってしまいそうになりますが、よく見るとキャラクターの手に握られているのは剣はなく漫画を描くために使うペン先!そういえば背中に背負っているのも、消しゴムのかすをはらうための羽根ボウキ…! そうです、これはファンタジー漫画ではなく、中村珍さんというひとりの女性漫画家のアヴァールぶりをこれでもかというほど詳細に、そして悲痛に、時に豪快に描き出したエッセイ漫画なのです。「アヴァール」とはフランス語で「金銭にケチ」とう意味! 原稿料の詳細、作画時のいざというときの時間節約方法などがとにかく赤裸々に描かれていて、帯の『漫画業界大激怒!!!』にもうなずけます(笑)。 (2012年01月18日) |
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アニメ化もされた人気作『さらい屋 五葉』の連載中に描きためられたイラストを集め、さらに49ページもの描き下ろし漫画が収録された豪華な内容のイラスト集です。オノ・ナツメさんのイラスト集はこれが初です。 独特の線が醸し出す色っぽさが魅力のイラストを、これでもかというほど堪能できますよ!おまけのポチ袋もかわいらしいです。 (2011年12月31日) |
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『発達障害』、ここ何年かでよく聞くようになった言葉です。これをテーマにした新書などもたくさん発行されておりますが、こちらはエッセイコミックです。 著者・沖田×華さんは、この病気が世間一般的に広く知られる前からそれを抱えて子供時代を過ごしました。親にも、先生にも、ともだちにも正しく理解されることなく、もちろんそんな風に自分が拒絶されることが一番不思議なのは、ほかでもない自分。そのときにどんな気持ちだったのか、想像もしなかった目線で描かれています。 また、子供時代のことなのに数々のエピソードを細部まで覚えているということ自体が、読後すごく印象に残りました。 (2011年11月15日) |
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年に1冊、最近ではすっかり秋の風物詩と言っても過言ではない、『リアル』。11年目の11巻は2011年11月11日発売となりました。 野宮・戸川・高橋と3人の若者の厳しい現実が交錯しながら進んでいく物語。 11巻はトライアウト(プロチームへ入団するための試験)に挑む野宮の心の強さがメインで描かれています。18歳にして人生の絶望を知ってしまった野宮がここで見せる踏ん張り。熱いです。 『SLAM DUNK』『バガボンド』と並ぶ、人生の道しるべになってくれるような漫画です。 (2011年11月15日) |
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『りぼん』で人気の槙ようこ先生と、その妹さんである持田あき先生が『Cookie』にてタッグを組んだ作品が、いよいよ単行本になりました。すでに『ARIA』にて連載中の「ピカ☆イチ」でも作画は槙先生、ストーリーは持田先生で合作されているおふたりですが、こちらも注目作です! 事故で突然亡くなった兄が生前経営していた学習塾を引き継ぐことになった男子高校生と、その生徒である女子中高生たちの心の交流を描いた青春ストーリー。少し泣いた後、最後は笑顔で終われるあたたかい物語です。 (2011年11月12日) |
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好きな女の子がAKB48オーディションに合格するよう後押しをするために、女装してオーディションに潜入したはずの男の子がなんと合格してしまい…!?という、AKB48をモチーフにした架空のストーリーです。 アイドルを題材にしているというだけでイロモノな作品だと思って敬遠するにはあまりにもったいない、正統派の熱血少年漫画です!実在メンバーをフィーチャーというよりは、実在しない主人公キャラの魅力にひっぱられて読み進めてしまいます。 実在のAKB48メンバーもかっこよく、かわいらしく描かれているのでファンが楽しめるのはもちろんですが、むしろ本当のAKB48をよく知らない人の方が、漫画としてのこの作品の熱さにハマってしまうかもしれません。漫画好きの方、必読です! (2011年11月06日) |
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恋愛がうまくいかない、仕事に納得がいかない、家族のあたたかさにめぐまれない、周りになじめない、本当の自分をうまく見せられない・・・。いろんな形の寂しさを心に抱えた女性だけに見える、「寿司ガール」。彼女たちは頭の上に寿司ネタをのせているという共通点はありますがそのキャラクターは様々で、彼女たちの姿が見えるようになった女性たちの心をゆっくりとほぐし、あたためてゆきます。 なぐさめようとしてなぐさめるわけではないし、魔法を使うわけでもない。ただそばにいて一緒に生活しているうちに、いつの間にか女性たちの心は変わっていくのです。このコミックこそが、あなたの心に友達のように寄り添ってくれる1冊になると思います。 (2011年11月06日) |
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将棋にハマった小学生と、そのお母さんのほのぼのした生活を描いたコミックです。 もちろん将棋の勝ち負けや、真剣に取り組む姿を部分に関してはなかなか厳しい描写もありますが、このお母さんの存在が作品の中でかもしだすほのぼの感がたまらないのです。将棋に夢中な息子、それを見守る母…のはずが、お母さんも将棋を始めることになります。ミーハー心も隠し切れていませんが(笑)、こどもの大好きなものに寄り添って一緒に楽しめるお母さんがとても素敵だなと思います。 (2011年10月01日) |
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前作『虫と歌』が初単行本にもかかわらず、その年のマンガ大賞にもノミネートされた市川春子さん。2冊目となる今回の作品集も読切3本で構成されていて、そのそれぞれにやはり人のようで人ではないものが出てきます。 ジャンル分けをすれば、SFになるのでしょうか。そういった既存の形ではくくれない独自の雰囲気は健在。具体的にどのような「人ではないもの」が出てくるのかをここに書いてしまうとネタバレになってしまいますので伏せますが、思いもかけないストーリーが待っていることは間違いありません。 ことばでの説明があまり無く、絵から読み取るように構成されている部分も多いので、ゆっくりじっくり、雰囲気を堪能しながら読むことをおすすめします。美しい表紙も市川さんご自身が装丁なされています。この表紙が好き!と思ったら迷わず手に取ってみてください。 (2011年10月01日) |
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『ハチミツとクローバー』『3月のライオン』と、男女問わず、世の漫画好きの心をわしづかみにし続けている羽海野チカさんの初の短篇集です。 ページ数は少なめに感じるかもしれませんが中身はぎゅっと凝縮されていて、読み終えた後の満足感は大きいです。ハチクロの前半あたりの時期に描かれた作品たちということですが、痛みを引きうけてくれ一緒に泣いてくれるような漫画だったり、一緒に笑って優しい気持ちになれるような漫画だったりという、羽海野作品の核はこのころからすでに出来ているんだなという印象をうけました。 ハチクロやライオンを読んだことのない方にも、すべての漫画好きの方に読んでいただきたい素敵な本です。 (2011年08月02日) |
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ハガレン連載途中からファンになった方にはもう手に入れることのできない、今までの単行本の初回特装版やフィギュアの特典として同梱されていた小冊子の内容(当時描き下ろしコミックやノベルやイラスト集、さらにはトランプやかるたの絵柄など)も再掲載されています。アニメDVDのブックレットでしか読めなかった4コマも一挙収録! さらには本編完結後のガンガンに掲載された『鋼の錬金術師プロトタイプ』もここで読めますし、荒川弘先生のインタビュー、荒川先生と荒木飛呂彦先生との対談などもすごく読み応えがあります! お値段はちょっと高めですが、ハガレンの集大成ともいえる、価値ある1冊ですよ! (2011年08月02日) |
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30歳独身の大吉は、自分のおじいさんの葬式でおじいさんの隠し子だという6歳の女の子に出会います。その女の子・りんを自分が引き取り育てるという決意をした大吉とりんの生活を描いた『うさぎドロップ』のガイドブック。 本編が完結、そしてこの夏にTVアニメ化と実写映画化されるその作品の、本編・アニメ・映画について深く知ることができる作りになっている本です。 作者の宇仁田先生による、映画やアニメの製作現場の取材レポ、描き下ろしの番外編などお楽しみがたくさん! さらに宇仁田先生と親交の深い日本橋ヨヲコ先生や野村宗弘先生、河内遙先生との対談や、みずしな孝之先生や谷川史子先生からのお祝いイラストなどの読みごたえもたっぷりの1冊です。ファンの方は是非、9巻と一緒にお買い求めください! (2011年07月11日) |
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講談社からコミックスの装丁で発行されている『ITAN』というアンソロジー。そのITAN発の初コミックスのひとつとなったのがこの作品です。 同人誌で活躍してらした田中相さんは、ITANが創設したスーパーキャラクターコミック大賞の第1回大賞を受賞されデビューなさった方。そのデビュー作も収録された短編集です。物語には草花や虫、海といった自然のものがモチーフとされていることが多いのですが、そのどれにも愛情があふれた描き方をされているところが魅力です。 画面の構成や空間が特徴的で、とても引きこまれる素敵なコミックです。 (2011年07月09日) |
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