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卓示書店 河口湖BELL店のレビュー |
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掲載レビュー全112件 |
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人間って、ささいなきっかけで意外と立ち直れるもの。 | ||
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人間長く生きているといろいろあります。大切な人との別れ、失恋、リストラ、老いてゆくこと・・・。そういう話が短篇でいくつかでてきます。 「もういやだ、消えてなくなってしまいたい」そんな風に思っても、意外と身近な、簡単なことをきっかけに、人間は立ち直れるものなんですね。そう、「再生」できるんです。そんなことを実感しながら読みましたが、しかし(笑)石田さんはちょっと妖艶な文章もたくさん書いている人ですが、今回はまったく違います。引き出しがいっぱいあるんだなぁ、と改めて感心です。 (2009年08月21日) |
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卒業を迎える人たちに贈りたい。 | ||
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小学校の卒業がせまったワタルたちは、お別れ会の出し物で映画を撮ることに。その映画は出会った者をこの世から消滅させてしまうという「仮面のピーターパン」。「トイレの花子さん」や「口裂け女」といったところでしょうか。撮影を開始してまもなく、本当に「仮面のピーターパン」を見た、というものが続出!!といっても怖いお話じゃありません。 12人で始まった映画作りですが、受験を控えて参加人数も減っていき、みんなの心もちぐはぐになっていってしまいます。はたして映画は完成するのか。 卒業を控えたあせりとかさみしさとか、将来への不安とか、子供の頃の気持ちが甦りました。 (2009年08月21日) |
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さだまさしはすごい!! | ||
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ヤツのことを友達だと思っていた、成績優秀でかっこよくて憧れだった。でもヤツは影で人の悪口ばかり、しかもデタラメばかり言う嫌なヤツだった。自分も悪く言われているのを聞いて、精神的ショックから心の病になってしまった主人公が、「遺品整理屋」の仕事とあったかい仲間達によって立ち直っていく様を描きます。感動しました!ところで「アントキノイノチ」というタイトルを見て何か思い出しませんか?(笑)その答えも最後にでてきます。「眉山」のときも思ったけれど、やっぱりさだまさしはすごい!! (2009年08月08日) | ||
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こんなに有名なお話なのに、泣いてしまいました。 | ||
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誰もがその内容を知っている有名なお話ですが、いもとようこさんの手にかかるとまたちがったイメージになります。本の紙もまた、いもとさんのあたたかい絵にぴったりな質感です。こんなに知っているお話なのに、つい涙腺が緩んでしまいました。いもとようこさんの描く動物ってなんてあたたかいのでしょう。 (2009年07月31日) | ||
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多田と行天、どっちがいい? | ||
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最近めずらしくミステリーが続いたので、すかっとさわやかな本が読みたくてコレを選んだ。読むのは二回目、5年ぶりぐらい。本屋なのに自分でお金を出して買ったくらい好きな本だ。便利屋の多田のところに行天がころがりこんでくる。ふたりは同級生で、お互い苦い思い出があった。多田は堅実で行天ははちゃめちゃ、この二人のかけあいがおもしろい、おもしろすぎる。また、ふたりとも実に良い男なのだ。挿絵も良い。何度読んでも「やっぱり深いな」と思う一冊。 (2009年07月25日) | ||
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本を読んでいるのに映像を見ているような気がした! | ||
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とにかくものすごい迫力というか、小説力というか!陸上選手達の試合直前の緊張感とかプレッシャーとかがその場にいるように伝わってくる。運動部にいる人、いた人にはもっとグッと来ると思う。早く次が読みたくて、次の試合はどことやる?みたいに、まるで自分ごとのようにドキドキした。競技場で実際に試合を見ている感じ、本を読んでるというより、映像を見ている感じだった!!最高です、これ。 (2009年07月25日) | ||
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いまも戦争は終わっていない。かなしいカンボジアの子どもたち。 | ||
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世界中にうまっている地雷はなんと8000万から1億個だそうです。ひとつの地雷を消滅させるには、まず草刈をして金属探知機にかけ地雷探知犬に調べさせ人の手でほりおこし爆弾をしかけて爆発させる、という気の遠くなるほどの時間を要します。 では、地雷探知犬はなぜ地雷を見つけられるのか。あかちゃんのときから「コン」という口にくわえるオモチャをあてがいます。そのオモチャのにおいを覚えさせておいて、 こんどはオモチャを切り刻んで火薬を混ぜます。こうして、火薬の臭いを覚えさせるそうです。いまも、戦争の残骸に苦しめられている子どもたちがたくさんいる、そして、自らの危険を顧みず、一生懸命とりのぞこうとしている人たちも。「戦争」の残虐さを地雷探知犬を通してわかりやすく学べます。巻末には大人向けのカンボジアQ&Aもついています (2009年07月17日) |
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被害者の母のひとことで始まる殺人の連鎖。 | ||
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静かな田舎町で起きた幼い少女の殺人。一緒にいた少女たちはショックで犯人の顔を思い出せない。犯人が捕まらない苛立ちから、殺された少女の母親は、「あなたたちが犯人を覚えていないせいよ、あなたたちが娘を殺したのよ!」その呪縛に15年間苦しみ、おびえる少女たちがとった行動とは・・・?「告白」も読んでみようと思いました。 (2009年07月15日) | ||
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子どもだけに読ませておくのはもったいない! | ||
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「おとうさん、今年はうちにもサンタさんが来てくれるかな?」「最近のサンタには登録料500円が必要だ。」500円を靴下にいれて眠った翌日のクリスマス。靴下の中にあったのは500円分のはずれ馬券。「つぎのレースで本気出す、今回はすまん、サンタより」ね、読みたくなる書き出しでしょう?(笑)基本は学園ものです。 インターネットサイトや、クラスが荒れている様子、親子・友だち関係、家出してしまった母親、思春期の子どもがちょっと気になることがたくさん出てきます。でも、すべてがハッピーエンドで、とても後味のよい気持ちのよい小説です。 ルビ付きでもちろん児童書なのですが、子どもだけに読ませておくのはもったいない、本当におもしろい一冊でした。 (2009年07月13日) |
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きれいな表紙につられて読み始めて、気付いたら号泣でした。 | ||
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全体でひとつの物語ではあるけれど、その中のいろんな登場人物が各章で主人公になっています。劇団ひとりさんの「陰日向」のような手法です。 交通事故で父親を亡くした遺族の悲しみ、加害者・被害者の悲しみ、いじめられている子の苦しみ、いじめている子の苦しみ、いじめを見てみぬフリをしているくやしさ、母親からひとり立ちできないもどかしさ・・・・・・、それらが全部、ひとつの物語を通してつながっていきます。ハッピーエンドなところもいい!!人間の奥深くの「やさしさ」がとても伝わってくる作品です。久しぶりに、「本ってやっぱりすてき!」と思えた一冊でした。ぜひ! (2009年07月13日) |
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お盆に大切な人を思い出してください。 | ||
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中学生の姉と小学生の妹弟の本当に仲のよい5人家族。ある日道路にころがったボールを追う弟を助けようと、お姉ちゃんが交通事故死。それから家族がめちゃめちゃになってしまいます。そこに現れた救世主がおばあちゃん!その明るさ・やさしさが家族をもとに戻してゆきます。「時間だけにしかいやすことのできない深いかなしみが人生には幾度もやってくる」というおばあちゃんの言葉が印象的です。もうすぐお盆。大切な人を思い出して読んで欲しいです。 (2009年07月14日) | ||
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電車の中ではよまないでください。 | ||
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電車の中でも声をだして笑っちゃいますから。(はずかしい人になっちゃいます)「うちの3姉妹」の世界に入り込んでしまって、ふきださずにはいられない。その「ふきださせ力(りょく)(笑)」が毎回UPしている気がします。うちにも3人子どもがいるので、とても共感しながら毎回読んでいます。個人的には次女の「スーちゃん」のおっぺけぶりが大好きです。当店では毎日育児に一生懸命なお母さんへのプレゼントに、この本をおすすめしています。 (2009年07月13日) | ||
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