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すぐじ書店のレビュー |
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掲載レビュー全167件 |
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鼻息荒く一気に読み切ってしまいました | ||
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特に幕末から明治・大正時代にかけてのくだりを興奮しながら鼻息荒く一気に 読み切ってしまいました。高校時代は日本史は全く面白いと思いませんでしたが 時間をあけて改めて日本史を読んでみると面白いもんですね。 (2010年07月17日) |
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もう次はないんです。読みたくても読めないんですよ。 | ||
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残念ながら他界したことによりアーサー・C・クラーク作品に流れる超俯瞰の集大成となってしまった。もう次はないんです。読みたくても読めないんですよ。共著はフレデリックポール。巨匠同士の邂逅そして伝説となるであろう遺作です。 (2010年06月19日) |
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知らないうちに術中にはまっている | ||
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正直チェスは駒の配置すらわかりませんが、読後の印象はまるでチェス盤を 間に挟んで作者の対極に座らされていたのかのよう。面白いなぁと思って 油断していると、いきなりの「チェック(王手)」。呆気にとられて初めて、 知らないうちに術中にはまっていたことに気がつかされました。罠があると 悟らせないまま読み手を引き込んでいく様はお見事。結果は嬉しい負けです。 そして元SPの主人公安奈がカッコイイのなんの。シリーズ化熱烈希望です! ちなみに、絶対読み返したくなる、という点ではあの「イニシエーションラブ」 が思い出されます。「イニシ…」でやられた方は、こちらでリベンジしてみては いかがでしょう? (2010年06月10日) |
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素人にも大変分かりやすく説明してあります | ||
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株式チャートの読み方について私のような素人にも大変分かりやすく説明してあり、これから株を始めようと思っている方々にもお薦めのチャート分析入門書です。但し、ファンダメンタルズ分析等は詳しく書かれていない為、そちらを知っておきたいという方々には前著、株式投資力トレーニングをお薦めします。 (2010年05月28日) |
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大福みたいにおいしいお話 | ||
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クリーニング店、歯医者さん、宅配便、ホテル…と、色々なお仕事の舞台裏がのぞけて楽しい坂木司さんのお仕事シリーズ(と勝手に命名)。今回の舞台はデパ地下の和菓子屋さん。和菓子=あんこ。この認識は間違ってはいないようですが、もっとずっと奥が深い!季節ごとのお菓子に込められた意味や願いは謎解きの重要なカギ。和菓子店で働く主人公の杏子は大福みたいな自分の体形を気にしていますが、大福は愛すべき庶民の和菓子、周りからすればふくふくしてとっても可愛い。このお話も、読んだあとに幸せなため息をひとつ、でもついもう一個、と手を伸ばしたくなる大福みたいな作品でした。 (2010年05月03日) |
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まさに学べる「ウォーリーをさがせ!」 | ||
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まさに学べる「ウォーリーをさがせ!」。紹介されている祭りは、長野県・御柱祭、 東京都・神田祭、宮城県・仙台七夕まつり、徳島県・阿波おどり、富山県・おわら 風の盆、大阪府・岸和田だんじり祭、長崎県・長崎くんち、の七つですが、ご当地の 方が見て楽しめるのはもちろん、他地域の方も行ってみたくなること間違いなし。 これでもかと書き込まれた絵からはわっと賑やかな祭りの様子が伝わってきますし、 端からじっくり見ていくと、あちこちに遊び心も入っていて面白いです。親子でゲームのように見つけあってみるのもいいですね。他に「日本のきせつ」編と「世界いさん」編も出ていますよ。 (2010年04月23日) |
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お客さんに「辺見庸さんはいいよ」と勧められて何気なく選んだ | ||
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お客さんに「辺見庸さんはいいよ」と勧められて何気なく選んだ一冊でしたが、 腹八分目という言葉を知らない自分にはガツンと効きました。 不味かろうが、有害物質を含んでいようが、食べなければ明日を生きられない。 この本が出版されてから、十五年以上が経っているわけですが、そういう人々は今なおいるはず。飽食の時代と言われて久しい日本の場合、改めて注目したい一冊です。 (2010年04月21日) |
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「世にも奇妙な物語」と「アウターゾーン」を足して何乗もした | ||
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わかりやすく言えばフジ系「世にも奇妙な物語」と週刊少年ジャンプで連載していた「アウターゾーン」を足して何乗もしたような短編集です。深く不気味の一言。友人は「成立しないヴァリエーション」が良かったと言っていましたが私は「終業時間」がお薦めですね。 (2010年04月21日) | ||
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名作発掘〜あえてウロ覚えのままレビューに挑んでみよう〜第一弾 | ||
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6〜7年前に読んだきりなのですが、二つの強烈なインパクトによって覚えている作品です。 一つ目は事件の異様さ。「小人地獄を知っていますか?」と、主人公の青年が謎の老人(だったと思う…)に突然問いかけられるところから事件ははじまります。「小人地獄」という言葉の響きそのものもインパクト大ですが、冒頭で紹介される「小人地獄」とは、おとなも真っ青の暗黒メルヘン童話で、のっけから「うわぁ〜」と顔がひきつってしまったのを覚えています。 しかしストーリーは、異様さの中にも理知的な輝きを失わず、読むものをぐいぐい引き込んでいく圧倒的な力を持っていました。 二つ目は、探偵役の女性がえらくカッコよかったこと。たしか、外見は黒いタートルネックという地味な服装が基本で、唯一の飾り気が長い髪を無造作にくくった、赤だったか黒だったのかのリボン。あまり人付き合いをしない孤高の天才で、友人と呼べるのは主人公の男性だけ。余計なことは一切語らず、タバコを吸っていて、ニヒリスト……とは言うものの一度読んだきりなのでかなりイメージが美化・誇張されていることをご了承ください(笑)しかし、カッコいい!と思ったのはあながち的外れでもなく、最後に明らかになった意外な事件の真相と犯人の動機には「ほえ〜」と思いました。 著者の城平京さんは、当時「スパイラル」という漫画の原作を手がけておられたので覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。とにかく埋もれたままにしておくのは惜しい!作品ですので是非ご一読をお勧めします! (2010年04月03日) |
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中村勇吾氏も載っています。 | ||
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好調が続くファーストリテイリングの関係者の方々のインタビュー本です。 佐藤可士和をはじめNHK仕事のプロフェッショナルでも特集されていた 中村勇吾氏も載っています。その中でも店舗開発に携わる人々のインタビューは 大変に興味深く、ショップデザインはああしてこうして、照明は?什器はどうする? 全体の色調は?等々いっちょ私も新規出店するかぁ!!という気にさせて頂きました。 (2010年04月03日) |
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不動産管理会社・リフォーム業者等信頼関係を構築する。 | ||
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この本は基本的にインカムリッチを目指す方々の為に上梓されております。 例えば、不動産投資において、不動産を購入の際に借入期間と税務上耐用年数 の関係について金融機関は税務上耐用年数−築年数を融資期間と必ずしもして いるわけではない。あくまでも社内的に拠り所となる基準を設ける際にそういった 融資期間を設定していることが多いということ。フム・・・。 空き室対策は2段階で考える。フムフム・・。 不動産管理会社・リフォーム業者等信頼関係を構築する。 当然のことと言えば当然のことであると思いますがフムフム。 これからアパート事業を始めようとする方にはもちろん既にやっているという方にも おすすめの本です。勉強になることがたくさん書いてありました。 (2010年04月03日) |
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株や投資信託等の譲渡所得の確定申告に的を絞った本 | ||
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株や投資信託等の譲渡所得の確定申告に的を絞った本。配当所得と株や投資信託の譲渡損、償還損、前年以前からの繰越損失に配当所得をぶつける際の申告書の書き方がもっと詳しくされているかと思ったが、さらっと書かれている程度だったのが残念。 (2010年02月20日) | ||
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サイボーグみたいな執事の活躍する愉快なコメディです。 | ||
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執事ブームはひと段落したようですが、サイボーグみたいな執事の活躍する愉快なコメディです。 舞台は古き良き時代のイギリス。お気楽極楽独身貴族のバーティの執事、ジーヴスは有能極まりなく、主人や彼の友人リトルの身にふりかかる難題・珍題を見事解決してくれます。そのパターンは例えるならば「助けてドラ○も〜ん!」(笑) 原作は海外作品で、あちらでは有名なシリーズとのこと。知らなかった!と反省したところ、日本では長いこと翻訳されていなかったそうです。しかし近年、本書のあとがきにも登場する森村たまきさんによって翻訳されています。 作者の勝田文さんは「知る人ぞ知る」素敵な漫画家さんで、書店員という立場を全く無視して言わせてもらえば、ブレイクしたら嬉しいけれどあまりみんなに知ってほしくない自分だけのお気に入りにしたい漫画家さんです。複雑な思いを抱えつつ、自信を持っておススメいたします! (2010年01月22日) |
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この小説に終始漂っている鼻腔について離れない湿った砂の匂い | ||
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土・砂紹介シリーズ第2弾。今回は砂の女です。この小説に終始漂っている鼻腔について離れない湿った砂の匂いと海から吹いてくる磯の香りが混じった風の匂い、そして乳飲み子から漂ってくるあの匂い。まるで世にも奇妙な物語を見ている時の気持になりました。映画もぜひ見たいと思いe-honで探しましたがどうやら新品では既に出回っていない模様。残念。 (2010年01月22日) |
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深夜食堂は深夜0:00より7:00迄営業している場末の食堂 | ||
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深夜食堂は深夜0:00より7:00迄営業している場末の食堂の物語です。メニューは豚汁定食とビール・焼酎・酒のみ。あとはご主人がその時ある材料で作れるものは作ります(むずかしい料理は作れません)。毎回毎回素朴な料理が登場するんですが、とても食べたくなるものばかり。ソースやきそばに、チャルメラ、カツカレー、かまぼこにきゅうりがつっこんであるやつ、すいかに塩がふってあるだけだったり、たこウインナーだったりetc。お客さんも仕事帰りのサラリーマン、水商売のおねえちゃん、受験で上京している未成年等、バラエティにとんでいて、お客にまつわるエピソードもせつなかったり、わらけたりと悲喜こもごもで、秋の夜長に大変おすすめの一冊です。まんがを読んで、さんまを焼いてそれをあてに一杯呑んで、また読んで。 (2009年12月12日) | ||
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毎度おなじみ有川浩さんの恋愛小説です。 | ||
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毎度おなじみ有川浩さんの恋愛小説です。 『男の子に美少女が落ちてくるなら女の子にもイケメンが落ちてきて何が悪い!』と著者自ら吠えて(笑)らっしゃるとおり、ラブ全開なお話でしたが、今回は若干甘すぎて胸やけしました(笑)というか、長野という自然に囲まれた環境(ぶっちゃけ田舎)に住んでいるがゆえに、感動が半減したかもしれません。早い話、そんなにワラビ採りに感動されても、ワラビは自分のうちの畑で採れるので……!珍しいもんでもなんでもない。でも、いくら見慣れていてもツクシを見かければ可愛いと思うし、ワラビもノビルも採るのは楽しいものです。当たり前になりすぎると、かえって無感動になるのかも。犬の散歩のときにちょっと足元を見てみようと思います。…なんて、うまくまとめてみたり(笑) (2009年12月12日) |
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もしかしたら地下にはパラレルワールドが広がっているかも | ||
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土・砂紹介シリーズ第一弾。まずは地底世界へのご招待ということで地底旅行へご案内致します。最近はJAXAの打ち上げが好調なこともあり皆さん宇宙へと関心が行きがちだとは思いますが、いやいや足元を御覧なさい(ナショナルジオグラフィック風に)。もしかしたら地下にはパラレルワールドが広がっているかもしれませんよ。小説の中でリーデンブロック教授というドイツ人が登場するのですが、こんな上司もちたくないランキング2009年No.1ですね。熱い、いい人なんでしょうけど。リーデンブロック教授とその甥のアクセル、地底案内人のハンスのデコボコトリオが真面目に地底探検をしています。内容も意外と科学的。地下何千キロという場所で何故焼死しないのかはちょっと非科学的。年末年始は地底が熱い!! (2009年12月12日) |
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地図好きと歴史好きのためのコラボレーション。 | ||
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地図好きと歴史好きのためのコラボレーション。 寺社仏閣はもちろんのこと、「関ヶ原」「川中島」など日本史に名を残す合戦の場まで地図にぎーっしりと記されています。ああこんなのテスト勉強で覚えたっけなぁと眺めていると、「ジョン万次郎生誕の地」や「こいのぼり」の産地、しまいには桃太郎伝説の「鬼が島」まで発見。「へえ〜!」な情報が満載で、飽きることなく、ついつい夢中になってしまいそうです。ぜひ、じ〜っくりとご覧ください。〈世界〉版もありますよ。 (2009年12月03日) |
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必ず読み返したくなる小説 | ||
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必ず読み返したくなる小説」「最後から二行目で物語がひっくりかえる」などの煽り文句に反抗心を燃やし購入しました。とにかく最後から二行目にかなりの衝撃があるらしいので、それ知りたさに、ついでに言えば、どんな結末でも驚かないよう、色んなトリックの可能性を考えながらねちっこく読み進めたのですが、やっぱり最後から二行目に「ああああ!」と思いました。そして悔しがりつつ読み返し。はっきり言って、最後から二行目になにかがあると知っていなければ、読んでいてつまんない小説です。しかし衝撃のラストの後、思い返してみると、あれもこれも、あああれも…!という感じに、すべてがつながってくるからビックリです。「人にすすめたくなる本」というのも、頷けます。お前もひっかかってみな!なノリで押しつけたくなるんですよね〜。 (2009年08月27日) |
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春のうららの米軍横須賀基地に突如上陸したのは | ||
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春のうららの米軍横須賀基地に突如上陸したのは…巨大ザリガニ!? まるでゴジラやガメラの世界ですが、それをリアルに読ませてしまうのが 有川浩。次々に人を襲い、食べて(!)ゆく巨大甲殻類に、特攻とばかりに 盾をふるって立ち向かっていく警察の姿が、もう、熱い熱い(笑)けれど、 そんな風に男、いや漢くさいにも関わらず、有川作品ではお約束の甘酸っぱい 恋心なんかも生まれちゃっているので、そのバランスには脱帽です。男女ともに お薦めです。 (2009年08月27日) |
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掲載レビュー全167件 |
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