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井戸書店のレビュー |
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掲載レビュー全153件 |
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懸命な姿に乾杯! | ||
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ニートだぁ、ひきこもりだぁと嘆く前に この7人の少年たちの姿を知れ! 江戸から明治の時代の転換点で生きる彼らの一途さにほろ苦い涙が… (2010年01月17日) |
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人間学も薬だぁ! | ||
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著者の篠浦伸禎医師は、患者の脳が覚醒下手術でのトップレベルの実績を持つ脳外科医です。この事実で度肝を抜かれましたが、さらなる驚きは、うつの患者に『安岡正篤人間学』(神渡良平著、講談社+α文庫、定価八一九円[税込]という本を渡したところ、遅効性とはいえ、薬より治癒効果があったこと。一冊の本が神経疾患に効く、こりゃ本屋のオヤジとしても聞き捨てならぬ現象です。 現在は膨大なストレスの時代。これが脳に無視できない影響を与えています。人間脳である大脳新皮質の、心を豊かに育てる感性脳である右脳の機能低下を引き起こし、論理脳の左脳が相対的に強くなり、左右脳のバランスを崩し、動物脳である大脳辺縁系の暴走を食い止めることができなくなっていると断じています。 「人間学」とは「『人間とは何か?』『人間とはどうあるべきか?』という普遍的な問いを先哲の教えから学ぼうとする学問」と定義し、「自分だけでなくあらゆる人が幸せに生きていくことができる社会を目指す、これが人間学の示す『公』の精神」としています。「私」ではなく、「公」の向上を優先させるには、「志」を持つこと、そうすることがやる気を育て、脳内にセロトニンという脳内物質の分泌を促し、右脳の機能強化につながる、人間学の極意、ここにありです。 (2009年10月21日) |
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喪失して目が覚めた人 | ||
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熊本に大野勝彦さんという画家がおられます。四五歳の時に農作業中に事故で両腕を失いました。しかし、不屈の精神力で手術三日後に筆を残った腕にくくりつけ、自分の意思を伝えるべく一文を家族に書きました。「たいへんごめいわくをかけます がんばります」 絵や詩を書いたことのない大野さんは身近な題材を選び、心休まる作品を義手で生み出しています。熊本に「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」、大分にも「風の丘 飯田高原 大野勝彦美術館」があり、この春には北海道美瑛にも美術館が完成。 数多くの講演もこなす大野さんは本当に優しい人に生まれ変わったのでしょう。人格が滲み出る詩画集、ならびに手記はたぶん大きな話題を呼ぶことでしょう。 (2009年08月26日) |
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喪失して目が覚めた人 | ||
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熊本に大野勝彦さんという画家がおられます。45歳の時に農作業中に事故で両腕を失いました。しかし、不屈の精神力で手術三日後に筆を残った腕にくくりつけ、自分の意思を伝えるべく一文を家族に書きました。「たいへんごめいわくをかけます がんばります」 絵や詩を書いたことのない大野さんは身近な題材を選び、心休まる作品を義手で生み出しています。熊本に「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」、大分にも「風の丘 飯田高原 大野勝彦美術館」があり、この春には北海道美瑛にも美術館が完成。 数多くの講演もこなす大野さんは本当に優しい人に生まれ変わったのでしょう。人格が滲み出る詩画集、ならびに手記はたぶん大きな話題を呼ぶことでしょう。 (2009年08月26日) |
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いのちの教育者 | ||
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神奈川県茅ヶ崎市立浜之郷小学校校長・大瀬敏昭先生。先生はがんと闘いながら、やせ衰え髪も抜け落ちてゆく自分の姿を最期まで子どもたちに見せることで、命の重みを伝えようとされました。私は彼のドキュメントをNHKで視聴し、涙を落としました。 余命幾ばくもないと知ってからの「命の授業」は19回にも及び、最後は幻となりましたが、その壮絶さは忘れることができません。「わすれられないおくりもの」(S・バーレー作、評論社、定価1050円[税込])を子どもたちに読み聞かせ、本当に彼自身がアナグマさん−この絵本の主人公。みんなからとても頼りにされていたが死んでしまう。みんなは悲しむが、心の中にアナグマさんの思い出を残すことでアナグマさんと共に生きる。−になってしましました。 (2009年08月26日) |
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地震多発国・日本では忘れてはならない偉人 | ||
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小泉八雲(ラフカディオ・ハン)の創作した物語「生き神様」やそれを小学生にも読める教材用に書き直した「稲むらの火」はご存知でしょう。 地震が発生し、海が引いて行くのを見た五兵衛は400名の村民の命を助けるため、取り入れるばかりになっているたくさんの稲束に火を点けました。何も知らない村民は庄屋さんの家が火事だと思い、誰もが山手にある五兵衛の屋敷に登って行った。消火に当たろうとする村民に「うっちゃっておけ、村中の人に来てもらうんだ。」と告げました。その直後に津波が襲来、多くの人の命が救われたという感動物語です。 しかし、これはフィクション。実話はこの本に書かれています。また、被災後、浜口梧陵が私財を投じて、村の復旧・復興に尽力し、百年先の津波襲来に対し、津波堤防を完成させたことはまったく抜け落ちています。「村民百年の安堵を計る」という志は現在の政治家に聞かせてあげたいですね。 その堤防建設中に安政江戸地震での大火で江戸の店−浜口家は代々の醤油造り業を営み、江戸と銚子に店を設けていました−は壊滅的な被害をこうむり、堤防建設も危ぶまれましたが、銚子の職人が「浜口のだんなを助けよう!」と過去最高の利益を計上! リスク管理能力の発揮は本当に難しいもの。それを百年のスパンで考えた浜口梧陵は地震多発国・日本では忘れてはならない偉人です。 (2009年08月26日) |
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世界一の精密測定機器メーカー、ミツトヨの創業者・沼田恵範氏の伝記本です。彼は明治30年に広島県賀茂郡東志和村(現・東広島市志和町)の浄土真宗本願寺派浄蓮寺の三男として生まれました。大正5年に本願寺にて得度、京都・旧制平安中学校卒業後、本願寺派開教使補の辞令を受けてハワイへ。後にアメリカ本国に渡り、ハリウッド・ハイスクール、州立カリフォルニア大学経済学部卒業、大学院も終了し、昭和5年(当時33歳)帰国し、内閣資源局に就職しました。大学で統計経済学を踏まえての景気変動を専ら学んだ結果の職でした。公僕として力を発揮すると思いきや、「僧ではない立場で仏飯返しをする道を求める」決心をし、企業を起こしました。それが精密機器メーカー・三豊製作所の誕生です。これに至る理由は@生れ落ちての仏飯育ちで、何としてでもお返しをしたかったため、A統計の仕事柄、米国との戦争では日本は3ヶ月しか持たないことがわかっていたため、B仏教は平和の宗教であり、企業を興し、そこから得た資金を仏教の興隆に役立てたいためです。 戦中、戦後の苦労は並々ではなく、それを乗り越えることができたのは、「物を作る前に人間を作ることが大事である」という信念を全うしたからではないでしょうか。操業一年目に青年学校を創設し、社内だけでなく地域にも門戸を開放した社会人学校を創られています。 初心であった、仏飯返しの規模は驚くべきものです。利益ではなく、売上の1%(2004年では5億円強の金額)が財団法人仏教伝道協会に充てられており、国内外のホテルにある、「仏教聖典」の発行、送付の財源に使用されています。それもそのはず、ミツトヨの経営理念は「当社は仏教伝道活動の支援を通して人々の幸福に寄与する」と最初に明記されています。仏教が人生でも、会社でも主軸になっており、まさにぶれない、初心に戻ることの大切さを教えてくれます。 (2009年08月26日) |
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「科学には限界はあっても、親の愛情には限界がない!」 | ||
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しいのみ学園園長のf地三郎先生は100歳。生後6ヶ月で生死をさまよい、虚弱児だった子供時代から90年間守ってきた、「一口30回噛め」という母親のしつけ、60年前に始めた冷水まさつ、それに棒体操で身体を鍛え、日々新たなりという思いから、63歳から韓国語を学びマスターし、95歳からはNHKラジオ中国語講座を聴き始めて使える様になった、学びの心が長寿の結果を生んでいます。 (2007年02月04日) | ||
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本質を見極めると穏やかになれます。 | ||
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「不安にもならず、舞い上がりもせずに、平常心の状態を保つ」役割を果たすセロトニン神経を鍛えれば、人に「中庸の心」をつくります。穏やかになり、急に凶暴化する人は少なくなるので、その鍛錬は現代人にはなくてはなりません。 (2007年02月04日) | ||
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もう頭を下げる経営者は見たくない! | ||
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「単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感を持つ−このような価値観をもって働く社会起業家」が期待されています。期待以上の良品を取り扱い、その良品に付加された企業の「想い」を売る会社が老舗になるのです。 (2007年02月04日) | ||
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まちに新たなる風を吹かせたいと思うはず! | ||
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中央ばかりが栄えて地方が沈滞する構図の中、「自分の住んでいる地域を大事にし、『まち』に活力をもたらす」地域人を大紹介!「こんな人がいたらなぁ…」ではなく、「こんな人」を目標にまちおこしをやりましょう! (2007年02月04日) | ||
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豆腐にも道が有ります! | ||
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豆腐にも大きな工場で製造する大量生産で、広域で販売する時代になりました。しかし、真の「美味しさ」は食べる人だけでなく、それを生み出す気候風土、言い換えれば地球も感じているのでないかと思います。ただ食感だけではなく、その食品への素晴らしい想いもいただけたら、幸福を味わえるのではないでしょうか。 (2007年02月04日) | ||
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大先輩からの贈る言葉は至言です! | ||
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「立派にならなくてもいい。人に役立つ人間になれ。」が心に残った生徒は、「人間は名誉ではなく気持ちだなぁ」と考え、「逃げたらあかん。」という言葉が胸に刺さった子供は、「真正面から挑戦する勇気を得ました」と感じています。人が生きていくうえで、「何が大切か」を考えさせられます。 (2007年02月04日) | ||
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地球の歴史から見れば、人類の存在など取るに足らない! | ||
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地球環境を痛めつけている人類は如何なるものかを考えるのに最適の本。ホモ・サピエンスの登場は大晦日の12月31日午後11時37分であり、1年で考えれば人類登場から23分しか経過していませんが、365日のほとんどの時間を23分が台無しにする傲慢な存在=人間は謙虚に生きていかなければなりません。「地球カレンダー」(69×52cm)が付いており、私はトイレに早速貼りました。 (2007年02月04日) | ||
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なぜ「モーツァルト」なのか、謎が解けました! | ||
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現代人の病は自律神経のバランスが崩れている−交感神経が活発になりすぎている−ことに起因しており、モーツァルトの音楽はこのバランスを正常にします!付録のCDを聴いて、体の緊張をやわらげ、感覚を安定させましょう! (2007年02月04日) | ||
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漢字には言葉の精神が詰まっています | ||
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「遠い祖先から受継ぎ蓄積して来た智慧を否定して何程の事が出来ませうか。」という石井先生の言葉は今も光り輝いています。脳の研究から始まった音読ドリルが売れしていますが、これなども古来からの勉強スタイル。漢字を見つめ直すことは、日本人の教育について再考することかもしれません。 (2007年02月04日) | ||
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知恵は偉大なり! | ||
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現代は効率最優先の激流の中、木一本一本をうまく生かすには手間がかかります。しかし、「それぞれ癖がある木の個性を生かす、また生かす場所を探すことが、この世に生まれてきたものを大事にする考え方」こそが閉塞感を打破してくれます。 (2007年02月04日) | ||
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当たり前のことにいかに価値があるのか身に染みます | ||
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「『信じられる』ということは、人間らしさの根本で、その根本に働きかけるのが、食である。」 家族のために食事をつくるのは、料理という中に家族への「いのちの願い」を込めていると考えれば、食の大切さだけでなく、そこに携わる多くの人々へも感謝の思いが生み出されます。 (2007年02月04日) | ||
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現実を知れば恐ろしくなります | ||
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世界を100人の村にして食を考えると、わずかな人口の先進国における飽食が崩食を生み、「愛と慈悲の少食が世界を救う」(甲田光雄先生)のという思想がより必要になってきます。さらに「地産地消」「身二不土」という考えもこの本のデータからは理解できます。 (2007年02月04日) | ||
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あなたにとってどんな街がいいかの判断に最適な本です。 | ||
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売買とは単なる物の交換ではなく、人と人の非効率で無駄の多いコミュニケーションこそが必要である」という意見に諸手をあげて賛同します!それに「街には子どもの社会化という機能があり、『街育』という思想を持つべきである」という点でも、スローで人情味溢れる下町の商業地の方が人間らしく、有機的です。但し、各店舗が魅力ある店として変貌し続ける必要があるのは言うまでもありません。 (2007年01月21日) | ||
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