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福文堂書店本店のレビュー |
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掲載レビュー全209件 |
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「理系」をテーマにした雑学本。 幅広い内容の話題が収録されています。 地球、資源、宇宙、テクノロジーから、地震、生物、人体、原子、電気まで! 「子供の理科離れが著しい」などと言われていますが、 子供と一緒に楽しめる一冊だと思います。 けっこう厚みのある本ですが、 ひとつひとつのトピックは短いので、 ちょっと時間が空いた時に、気が向いたページから読めるのも良いです! (2016年12月07日) |
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なかなかにワクワクさせてくれる本ですよ! 320以上の宇宙イラストがフルカラーで収録されています。 70年代のSF誌の表紙を飾ったようなノスタルジックなものもあれば、 宇宙望遠鏡の写真のような美しいもの、 未知の生物を描いた作品や、 哲学的な意味合いを込めた作品、、、。 とにかくどれだけ眺めていても飽きないのです! 科学的なリアリティと無限の創造力の融合。 写真集とはまた違った豊かさを感じる、 本当に素敵な本です♪ (2016年12月07日) |
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皆さんもご存知だと思います。「賢者の贈り物」のお話。 貧しい夫婦がそれぞれ大切なものを売って買ったクリスマスプレゼントは、、、というあれです。 表題作は「最後のひと葉」。 病の少女が病室から眺める木の葉っぱ。「あれが全部落ちたら私は死ぬわ、、、。」 絶望しきった彼女のために老画家が贈った希望とは、、、。 一番好きなのは、この巻の最後に収められている、「更生の再生」という物語。 金庫破りという過去を捨てて、可愛い婚約者と幸せな家庭を築こうとしているジミー。 そんな彼の前に少女が金庫に閉じ込められてしまうというアクシデントが。 彼の技術を持ってすれば、少女の命は助けられる。でも幸せな未来が崩れ去ってしまう。 婚約者を前に彼の決断は、、、。また、彼を執念深く追い続けた刑事の思いは、、、。 本当に短い数ページの物語なんですけど、濃密なドラマがぎゅっと詰まっていて、すごく素敵なんです。 新潮文庫・Star Classics・名作新訳コレクションということで、新しく翻訳されたものなので、 言葉が現代的で、それがより読んでいて迫ってくる感じがします。 (2016年12月07日) |
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時に恐怖の対象として、またある時はユーモラスな存在として古来から様々な作品に登場する妖怪。 恐ろしいエピソードから生まれたものや、よくわからないものを妖怪と呼んだものもあり、 その容貌、生態などなど、本当に面白く謎だらけなのです。 風呂場の垢を舐める、、、「だから何?」っていうのが妖怪の面白さですね。 白黒ではありますが、絵巻や浮世絵の妖怪図画に、その来歴や生態が解説されています。 お馴染みメジャー妖怪はもちろん、ちょっと知らなかったマイナー妖怪も登場。 気楽に楽しめる本です。 (2016年12月07日) |
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外国(主に英語圏)人に、漢字の成り立ちと意味を説明した本です。 小学校低学年の頃に習いましたよね! イラストがぐにゃーっと変化して、今の漢字になるやつ。 素朴でシンプルなイラスト、わかりやすい毛筆調の楷書体、簡潔な説明文と、 とても見やすく読みやすく、理解しやすいのではないでしょうか。 眺めていてもとても楽しい本なので、 国籍問わず、おすすめしたいです! (2016年12月07日) |
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表題作の「押入れのちよ」は、 失業中サラリーマンの恵太がようやく見つけた 格安アパートに住み着いていた、 明治生まれの14歳の女の子の幽霊との生活を描いた物語。 コミカルであり、どこかとぼけていて、 でも切なさや哀しみも感じられるお話です。 印象に強く残っているのは、1編目のお母さまのロシアのスープ。 双子のソーニャとターニャとお母さまの 他愛のない日常が描かれていると思いきや、 ラストで明かされる事実。 無邪気さと残酷さが同居している様が 胸にぐっときます。 みなさんはどのお話が一番心に残りますか? (2016年08月02日) |
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まず表紙が素敵なんです。「牛丼風ぶっかけそうめん」。 そうめんの上に美味しそうに煮てある牛肉。その上にたっぷりの青ねぎとオレンジに輝く卵黄。 端っこに添えられた紅しょうがの鮮やかなこと、、。うまそう、、、。 ページを開くとまた素敵。 同じ種類の麺がいろんなバリエーションの料理に変化しています。 うどん、そうめん、そば、冷やし中華、パスタなどなど、簡単に手に入るいつもの食材との組み合わせで、こんなに趣の違う料理になるとは、、、。 麺類は食卓でもヘビーローテーション。飽きてしまうことも多いもの。 ぜひ、この本のレシピを試してください! (2016年12月07日) |
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強い毒!有名な毒!身近な毒!デトックス?知らん! な本です。 世界には動物・植物いろんな毒が溢れているのです。 そんな有毒ないきものたちを リアルなイラストと愉快な文章で解説しています。 楽しく読める毒図鑑です♪ (2016年12月07日) |
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一人の美しい婦人の父親の失踪と定期的に届けられる差出人不明の見事な真珠から物語が始まります。 一見簡単に解決してしまうと思いきや、事件はあっちに転がりこっちに転がり、、、。 それでも最後はきっちり解決してしまうのです。 物語ののっけから、ホームズがコカインを注射してるのをワトソンが諌めていたり、 ワトソンと婦人との馴れ初めエピソードがあったり、 「あぁ、いつものあれだわ」とか「まぁまぁ、こんなことがあったのね」とか、推理以外の要素でも楽しみどころが多いです。 ホームズシリーズの中では長編に属しますが、そんなに長くなくて、「手ごろな読み応え」といった感じです。 訳者の個性にも因るところが大きいと思うのですが、 やはり作者の趣味嗜好といいましょうか、性格といいましょうか、文章に出るのしょうね。 簡潔ですっきりさっぱりとした文章で、解決のシーンには爽快感が味わえます。 面白かった! (2016年12月07日) |
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まぁまぁ分厚い文庫が4冊。 内容もなかなか複雑。 細かいところまできっちり読み込む人は本当に楽しめる本だと思うのです。 ほんの小さなずれや違和感が積み重なっていくのですが、 本当に小さいことなので、ざっくり読むタイプだと見過ごしがち。 その積み重なったものが、最後の謎解きパートでぶわっとなだれていく様が本当に爽快だ思うのですよ。 ざっくり派だと、え?そうだった??とページをめくることに、、。 それがまた楽しいんですけどね。 暗黒館はだいぶ癖が強い感じで、推理小説ではあるけれど、どちらかというと怪奇小説の向きが強いんじゃないかと思います。 物語全体を覆う「黒」が、行間から滲み出て、頭の中や肺を満たしていくような気がしてしまいます。 登場人物が非常に多いのですが、各々のキャラクターが濃いので大丈夫。だと思う。 長いけれども、どんどん読み進めていける本です (2016年12月02日) |
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破格の時給の求人に惹かれて集められた12人の男女。 とある実験のモニターになれとのこと。 地下深くの奇怪な施設。それぞれに与えられた個室には"凶器"が備えられていた、、、。 第一の殺人を皮切りに蔓延していく恐怖と猜疑心。何人が生きて帰ることができるのか、、、。 というお話なのです。 すごく面白い! テーブルにインディアン人形が並べられていたり、主人公に与えられた凶器は「火かき棒」なのですが、添えられたカードに「まだらの紐」について書かれていたり、 トラディショナルなミステリーが好きな人ならより楽しめると思います。 トラディショナル?オールドファッション?? 映画化もされているようですね。 こっちもみてみようかな♪ (2016年11月18日) |
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北海道。 霧の中の不思議な屋敷の前に佇む3人の男。 記憶を失った老人と、編集者・江南、推理作家・鹿谷。 老人はこの屋敷の管理人だったといいますが、記憶を失っています。 その記憶を失った老人の手記と、江南・鹿谷コンビの推理が交互に展開されていきます。 別荘を舞台に起きた謎の死。 犯人は誰なのか。 老人は何者なのか。 手記の内容は事実なのか、、、。 屋敷の中で起き、解決する密室ものミステリと思いきや、 最後に急にスケールが大きくなります。 読み終わった後に残る余韻が なんというか、切なくて、素敵な作品だと思いました。 (2016年11月16日) |
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表紙からかわいいじゃないですか! かわいらしくデフォルメされつつも、ところどころに感じられるリアリティー。 大人が楽しめる、愛でられる愛らしさです。 作り方はとってもシンプル。 市販のぽんぽんメーカーに指定された色の毛糸を指定されたとおりに巻きつけて、あとは鋏でちょきちょき。 カットの仕方に大きく個性が現れますよ。それから目をつければ完成。 小鳥、リス、熊、猫、パンダ、ウサギ、ライオンなどなど、たくさんの動物が作れます。 ピンをつければブローチにもなって、これがまたとてもキュートです。 カットしながら形を作っていくのがちょっと難しそうだけど、4方向から見た写真がついています。 作業時間はそんなには要らないし、お休みの日にもこもこと気軽に作れます。 わかりやすい手順とたっぷりの写真。 作らなくても眺めてるだけで楽しい1冊です。 (2016年11月10日) |
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写真が誕生する前の医学書に載せられていた病気の症状の絵が集められているのです。 この本自体は「医学書」ではなく「アート」の分類ですね。 病に冒された皮膚や骨、粘膜などなど身体のいろんな部位、顕微鏡を覗いた細菌の描写などが細密にスケッチされています。 なんといいましょうか、グロテスクな気もするし、清潔感があるような気もする。 不思議と見入ってしまいます。 絵が描かれた時代がとても古いので、 天然痘や、結核、ハンセン病などが扱われています。 性感染症なども、現代とは事情がだいぶ違いますよね。 当時の主にヨーロッパ社会において、そういった病気の患者が世間からどのような扱いを受けていたのかを窺い知ることもできます。 怖いもの見たさで手に取った本ですが、思った以上に深く楽しめますよ! (2016年10月24日) |
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まるで時計の文字盤と振り子のようなつくりの旧館と、針のない時計塔を有する新館からなるお屋敷。 旧館に出ると噂される幽霊の正体を探りに訪れたのが、 オカルト誌の編集者と大学のミステリー(オカルト)研究会のメンバーと、美しい霊能者。 第1回の交霊会後に霊能者が消えたのを皮切りに次々とメンバーが殺されてしまうのです。 旧館の「中」と「外」に別れて物語が進んでいくのですが、 旧館の中には十角館の殺人にも出ていた大学生の江南君が、オカルト誌の編集者として閉じ込められていたり、 シリーズを読み続けていたからこそちょっと嬉しくなるような要素もあります。 完璧なアリバイと本当に意外なトリック。 推理小説の醍醐味ですよね。 館にぎっしりと収められている時計が重要! 1度読んで、全てを知った上で、もう一度読みたい! ちょっと長めの作品ですが、あっという間に読めてしまいました! (2016年10月21日) |
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まるで時計の文字盤と振り子のようなつくりの旧館と、針のない時計塔を有する新館からなるお屋敷。 旧館に出ると噂される幽霊の正体を探りに訪れたのが、 オカルト誌の編集者と大学のミステリー(オカルト)研究会のメンバーと、美しい霊能者。 第1回の交霊会後に霊能者が消えたのを皮切りに次々とメンバーが殺されてしまうのです。 旧館の「中」と「外」に別れて物語が進んでいくのですが、 旧館の中には十角館の殺人にも出ていた大学生の江南君が、オカルト誌の編集者として閉じ込められていたり、 シリーズを読み続けていたからこそちょっと嬉しくなるような要素もあります。 完璧なアリバイと本当に意外なトリック。 推理小説の醍醐味ですよね。 館にぎっしりと収められている時計が重要! 1度読んで、全てを知った上で、もう一度読みたい! ちょっと長めの作品ですが、あっという間に読めてしまいました! (2016年10月21日) |
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これはですね、、貸してくれた友人が「この作品は人を選ぶよ。」と言ってたけど、、、、選びます、、、、、。 推理小説というより、怪奇小説といった趣! 京都にある「人形館」と呼ばれる館で起きた事件の物語です。 館の主人となった男とその養母が引っ越してきたところから物語が始まります。 少し変わった造りの建物にはところどころ身体の部分が欠けた顔の無いマネキンが置いてあります。 芸術家であった主人の実父が遺したものです。それで「人形館」と呼ばれているのですね。 主人の遠いまばらな記憶、近所で起きる子供の連続殺人など、 一見ばらばらの要素が読み進めていくうちに繋がっていくのですが、 その結末は、、、うーーーーーーん、、、、、、、。とても意外です。意外だけど、、、、反則じゃない? 主人の遠いまばらな記憶の中に広がる彼岸花の赤いイメージがとても印象的です。 (2016年10月19日) |
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人里離れた場所に建つ、 3つの水車を備えた城のような館。 そこで起きた連続殺人。 犯人と思われる男は失踪したまま事件は収束します。 1年後再び集まったメンバー。そこでまたも事件が起こるのです。 事故で顔を失いゴムのマスクを被った館の主人、 その幼妻で現実離れした美少女、館に仕える執事と家政婦、 主人の父である画家の遺した作品に陶酔する客人達、、、。 外界から遮断された館の中で、過去と現在を行き来しながら物語が進んでいくのがとても面白いです。 結末も意外! 過去のパートと現在のパートで同じ文章が使われていたりするのですが、結末を知るとそれぞれの意味合いが変わってくるのですね。 2回は読みたい1冊ですよ! (2016年10月19日) |
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推理小説界に衝撃を与えた綾辻行人のデビュー作ですよ! 無人島の消失した邸宅の離れ「十角館」。 そこを訪れた大学のミステリー愛好家のグループ。 本土から隔絶された館で起きる連続殺人! 素晴らしいです。これぞミステリー!王道推理小説! まず登場人事物がお互いをあだ名で呼び合うのですが、 エラリィ、アガサ、ポー、オルツィにドイルなんかも出てきて、、。 それだけでニヤニヤしちゃいますね。 島に渡った学生たちの友人が、本土で探偵役の男と謎を解いていくのですが、 本土と島の状況を交互に描いているのがとても面白いです。 そして犯人は意外なあの人! 本当に、王道のミステリー。 「新本格派」と謳われるのも納得です! (2016年10月19日) |
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"館シリーズ"の3作目です。 シリーズものといえど、独立した物語なので、前作を読んでなくても大丈夫!! 一人の男のもとに1冊の本が届くところから物語が始まります。その本のタイトルは『迷路館の殺人』。「実際に迷路館で起きた殺人事件を、関係者が小説化した」ということなのですね。 館の廊下が迷路になっているという迷路館。それぞれのいくつもある部屋にはギリシャ神話・ミノタウロスにまつわる名前がついています。 迷路館の主はミステリー界の重鎮作家。彼の誕生日パーティーに招待された人々が数名。若手作家4人、評論家、編集者とその妻、ミステリー愛好家。 パーティーが始まると思いきや重鎮が自殺しているのが発覚。その遺言が奇妙なもので、作家4人が迷路館を舞台にミステリー作品を書くこと。 他の4人がそれを審査して最優秀作品を決めること。 選ばれた者に莫大な遺産の半分を相続させること。 異常なシチュエーションの中でそれぞれ作品を書き始めるけれど、作家たちがどんどん殺害されていき、それも見立て殺人、、、。 館全体を使った密室ものなんだけど、狭さは感じられません。 作中の『迷路館の殺人』を読み終えたあとに、もう一段階種明かしがあったりして、最後の1行まで油断ができない作品です。 (2016年10月05日) |
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