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大地堂・ラ・ラ・ルー店のレビュー |
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掲載レビュー全418件 |
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どこにでもいそうな主人公だからこそ、負けるなと応援します | ||
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主人公の佐緒里は、ごく普通の、ありふれたと表現できる人生を30歳まで歩んできています。これからもずっと続くと思われるその人生が、夫の浮気相手が妊娠したことで一転します。夫婦に子供がいないこともあり、あっさりと離婚という選択肢が採られるのですが、そこまで夫の浮気に全く気付かないなんてちょっとボーッとし過ぎな人生と思えなくもないです。平凡でも幸せな人生を歩んでいる人は、疑うことを生活の中に組み入れないで済むのでしょう。そんな佐緒里が、目の見えないすて猫や佐緒里に好意を寄せるレズビアンの同僚、またまわりの多くの人に触れ合いながら、たくましく生きていくようになる姿が描かれています。四つに分かれたMoved1からMoved4は、起承転結そのものです。その結にブラボー。(mogi) (2011年05月02日) | ||
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疲れた脳にちょっと一服、一冊の清涼本 | ||
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ムズカシイ事は考えずに一気に読める娯楽時代小説です。「こんな男がなぜ?と姿見は冴えない男」の武州槻山藩の下級武士小坂亀次郎と御三卿の清水徳川家のお姫様である鶴姫を中心にして物語は展開していきます。最終的には、水戸黄門を筆頭とする勧善懲悪ものとして、どういう結末を迎えるのかと想像をめぐらしていると、あれれ、意外な肩透かしでした。シリーズものですので、ちょっと一服が、続けて一服になりそうです。 (mogi) (2011年05月01日) | ||
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豊かな発想に驚きます | ||
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何だろう、この話?あまりにも現実からかけ離れた著者の発想に、違和感を覚えました。列島を直撃する戦後最大規模の鼓笛隊、それを迎え討つために国が用意したのは、一千人規模のオーケストラ・・・いったいどんな攻防が繰り広げられるのだろう。他にも公園にある象さんのすべり台が本物の象だったりと、不思議な話がたくさんあります。いつしか初めに抱いた違和感は強烈な好奇心に変わり、物語の中へと引きこまれました。(hori) (2011年05月01日) | ||
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怖くて悲しい記憶の中へ | ||
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私たちが今いるこの場所は、過去に何か事件が起きた場所かもしれない。何気なく見上げた木の枝に、首吊り死体がぶら下がっていたかもしれない。今、立っているこの床に血の海が広がっていたかもしれない。そんな場所の持つ記憶へ幽霊が私たちをいざないます。恐怖の記憶、覗いてみて下さい。(hori) (2011年05月01日) |
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読後にじっと表紙を眺めると胸が熱くなります | ||
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読後ページを閉じて、初めて表紙の絵に視線が止まりました。何度も見ているはずなのに意識することなくやり過ごしていたのですが、読後に見る表紙は、この作品のかけがえのない一部でした。誰でもいつかは死を迎えます。でも、この場合のいつかは、「死を意識することのない生」とほぼ同義語です。ほとんどの人は、半年後に死を迎えている自分を想像することなく生きています。余命とは死が見えている生です。妊娠・出産、そして少しだけの子育てに余命を生きた外科医である滴(しずく)の物語です。(mogi) (2011年04月28日) | ||
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愛があれば年の差なんて、と言うほど簡単ではないようです | ||
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社内で確たる地位(課長補佐)を得ている飲料メーカー勤務の37歳のOLと、内定していた会社が倒産しやむなく派遣の立場でPR会社で働く23歳の青年の、年齢差という垣根に阻まれて先に進むに進めないでいる心の葛藤の物語です。年齢差の設定が上手いですね。完全否定はできないけれど、ほとんどありえない、特に女性の立場では。さて、彼女はどうするのでしょう?(mogi) (2011年04月20日) | ||
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一瞬の願いは、願いではなく決意かもしれません | ||
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裏表紙に「恋愛小説の新しい名作」と紹介されています。恋愛小説、なのでしょうか?友情とか、スポーツとか、親子の絆とか、姉妹(姉弟)の絆とか、色々ありすぎて、内容を一言で括るのが難しそうです。でも、物語の展開は、かなり変則的な三角関係と表現できなくもない恋愛を主軸にしているので、恋愛小説とするのがいちばん近い気がします。とは言え、一言で括りたくないと思わせる内容でした。巧君は、事故で亡くなる前日に加地君が投函したハガキを、加地君の恋人だった、そして現在は自分の恋人の奈緒子に見せることが出来ないでいます。そのハガキの内容は最後(の10ページ前)まで、読者にも奈緒子にも明かされません。どんな内容かずっと気になりながら読み進むことになります。ちょっとにくいテクニックですね。また、奈緒子は巧君が亡くなってから、毎日玄関で眠るようになってしまいました。文中に「玄関は人が入ってくる場所。そして人がでていく場所」とあります。いずれにしろ留まる場所ではないようです。だから奈緒子は、いつの日か動き出すはずです。流れ星が消えないうちに願いをかけて。その一瞬にかける事ができる願いは、もう願いではなく、決意とか表現できるものではないでしょうか。(mogi) (2011年04月15日) | ||
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誤解してしまいそうなほどステキな兄妹愛 | ||
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誤解を受けそうなタイトルですが、短編集ではありません。明治時代の作家(すべてではありませんが)の作品名を題名にして「第1話」から「第9話」まで続く物語です。2年前に死亡して、今は幽霊になって現れたおにいちゃんとゆきなの交流を主にして展開していきます。おにいちゃんが作ってくれる料理と、各話の題名となった作品の内容を随所にちりばめて進んでいきます。突然現れた幽霊は、誰でも、視える・触れることも話すこともできる幽霊らしからぬ幽霊です。しかも突然ではなく必然で現れた幽霊です。その必然がとても温かくほのぼのとした作品です。(mogi) (2011年04月10日) | ||
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恋の成就に笑い泣きだよ | ||
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ヒット作「天国の本屋」シリーズの共著者による作品です。「天国の本屋」のイメージで読み始めると、がらりと作風は変わっていて、とにかく笑えます。なるほど、タイトルは「ラブコメ」でした。妙にクセのある登場人物たちは、作中ずっと笑いを提供してくれます。それなのに最後に、おかしくて笑っているのに、何でこんなに泣けるの、でもやっぱり笑いが止まらない。この不思議体験ツアーに参加してみませんか。(mogi) (2011年02月12日) | ||
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これって私のこと? | ||
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他人事だとは思えない。口先だけで、何度ダイエットを唱えたことか。太った理由も痩せられない理由も、まさに自分と同じ。赤裸々に書かれた記録だから、失敗の乗り越え方も参考になります。ダイエットを本気で考えている人も、そうでない人も、ちょっと読んでみて下さい。おもしろくて参考になる本です。 (2011年02月05日) | ||
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繰り返す日々の先にあるものは | ||
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朝、目覚めると昨日と同じ日。同じ事しか話さない友人に、食べても食べても朝になると戻っている冷蔵庫の中身。どんなことをしても、お金をいくら使っても、翌朝にはリセットされる不思議な現象に、初めのうちは夢のようだと感じた。しかし、もし本当にそんな世界に迷い込んでしまったら・・・先に進めない恐怖はいつか来るであろう明日にどんな希望を持たせてくれるのか?(hori) (2011年02月05日) | ||
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美しく妖しい市場へ | ||
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学校蝙蝠が開催を告げるのは、妖怪たちが物を売り買いする異界の市場。突如現れては消えていく、こちらの世界と異界とをつなぐ市場の妖しさと美しさに引き込まれます。異界は常に隣接していて、いつその境界が開かれるのかわからないけれど、幸運にもその場に居合わせることが出来たなら、この市場を覘いてみたくなります。(hori) (2011年02月02日) | ||
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片想いを永遠にしていては、いけないのか? | ||
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ある時ふと自分の中に入ってきて、その時からずっとその人から目が離せない。もう何年、その人を想い続けてきただろう。この恋は叶わないだろうと自分でも分かっている。でもその人の事を想っている時が、たまらなく幸福でこの片想いを終わらせる事が出来ない。誰もがこんな気持ちを持った事があると思います。この物語の主人公は、もうとっくに賞味期限が切れている片想いと、好きじゃないけど自分を一生懸命好きになってくれる人との間でたくさん悩み、間違った行動を起こしてしまいますが、自分なりの答えにたどり着きます。もし結婚するなら自分が好きな人か?自分を好きな人か?貴方ならどんな答えを出しますか?(hori) (2011年01月31日) | ||
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読んで勉強になるゴルフ漫画 | ||
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独学でプロテストに合格した新人「森下梢」洞察力、観察力の高い「どうも」の指導のもとゴルフ界に旋風を起こせるか!?巻末の「どうもに学べ」のコーナーも必見です。(moto) (2011年01月30日) | ||
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スコアアップのコツ | ||
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ゴルフ上達に必要なことは練習場でボールを打つことはもちろんですが、考え方次第でスコアアップもします。この本は、そのヒントをわかりやすく書いてあります。シーズンオフの今、この本がおすすめです。(hira) (2011年01月30日) | ||
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自立した老人になるには | ||
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子育てのわからない若夫婦、ひきこもりの子供、増え続けるフリーター等。世の中いろいろな問題があるが、高齢化社会を迎えて今一番の問題はわがままな老人が増えている事。どうすれば自立した老人になれるか。いろいろ考えさせられました。(iwa) (2011年01月30日) | ||
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なぜ生まれ、なぜ生きるのか | ||
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著者はニューヨークの諸大学で教鞭をとる哲学博士です。本書は、自殺を決意した青年が、夢の中での体験を通して生きようと決意するまでの転生の物語です。夢のなかで青年は旅をしています。その道中で、旅の僧、ソクラテスやプラトン、月やオオカミなどと遭遇し言葉を交わしながら、なぜ生まれ、なぜ生きるのかを理解していきます。哲学的なアプローチによる生と死の意味を考察した書です。 (2011年01月28日) | ||
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後悔のない終末医療を受けたい人に! | ||
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人はどう生きて、どう死んでゆくのが幸せなのか。できるだけ後悔のない人生の最後を迎えるためには、どうしたら良いのか。本書は、人生の終末である「死」に対する医療の誤解を実例にそって解くことで、どのような治療を受けることが最良なのかを考えさせます。モルヒネのこと抗がん剤治療のこと等、本当に知りたいことがていねいに解りやすく書かれ、うなずくことが多々あります。穏やかな終末の日々を過ごす知恵が伝授されます。 (2011年01月28日) | ||
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ナルトの日々成長していく姿を見てください!! | ||
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この漫画の主人公”うずまきナルト”は、イタズラ大好きで、忍術学校の問題児であった。しかし、ナルトには親も兄弟もいなく孤独の中で生きていた。そんなナルトのでっかい夢は歴代の勇者、火影(木ノ葉隠れの里長)の名を受け継いで、先代を越える忍者になることだ。 この漫画は、火影を目指すナルトを中心に繰り広げられる忍者アクション漫画です。舞台は“木ノ葉隠れの里”で、忍者同士の戦いと友情、師弟の絆が中心として描かれています。一般的な忍者の印象とは異なり、忍術を駆使した派手な戦いが繰り広げられます。はたしてナルトは火影になれるのでしょうか。 (麻生中学校体験学習生 阿井俊祐) (2008年08月26日) |
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2人は無事に会えるのか!? | ||
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近未来、対立の続いていた東西日本がついに分裂。たまたま東京に来ていた広島出身の博文は、突然の分裂で将来を約束した恋人と生き別れになってしまう。なんとか彼女に会う方法はないか。小学校の教論をしながらチャンスを待っていた。ところがようやく潜入した西で目撃したのは、驚きの独裁社会だった。博文は彼女と再会することができるのか?そして、2人の運命は!?国内戦争に巻き込まれた人々のドラマを描いています。ぜひ、読んでみてください!!(麻生中学校体験学習 林 翼) (2011年01月28日) | ||
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