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すぐじ書店のレビュー |
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掲載レビュー全167件 |
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面白すぎて止まらない! | ||
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あの弘法大師こと、若き日の空海が唐の国で陶淵明らと共に玄宗と楊貴妃の謎を追って呪術合戦!…ざっくりまとめるとこんなお話ですが…面白くないわけがないでしょ!?歴史で習ったあの人この人が豪華共演!血沸き肉躍る!おどろおどろしくてワクワクする!全4巻、いずれも分厚いですが、一気読みできます!ちなみに、同著者の「陰陽師」シリーズに源博雅が欠かせないように、この作品にもワトソン(探偵助手)のポジションとして橘逸勢が登場します。ん、聞いたことある…と思った方は日本史の記憶をひっくり返してください。こんな日本史コンビ、面白すぎる! (2014年04月26日) | ||
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猫の出てくる愉快でちょっと素敵なおはなし。 | ||
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お読みいただければわかるのですが…頭の中で絶えずジブリ風のアニメが再生されます。若干小学一年生にして刎頚(ふんけー)の友になったかのこちゃんとすずちゃん。二人が真面目くさってする大人びた会話はとても可愛らしく愉快。かのこちゃんが飼っているマドレーヌと玄三郎は猫と犬の種をこえて、夫婦。玄三郎が年老いたので、二匹の間には最後の穏やかな空気が流れます…。二人と二匹の出会いと別れを切なくも優しく描いた、子どもから大人まで読めるすてきなおはなしです。 (2014年02月22日) |
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歴史の中の恋バナ。 | ||
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「怖い絵」シリーズなどで人気の中野京子さんの本です。古今東西の波乱・悲劇に富んだ恋愛をした女性のエピソードを紹介しています。他人の恋バナってどうしてこう面白いんでしょうね!歴史や人物も、こんな風に恋という切り口で見てみると、たちまち興味がわくから不思議。例えば、ノーベル賞を二度も受賞した名高いキュリー夫人も、若き日の失恋がなければその後の研究の数々もなかったかもしれないそうで…失恋もまんざら悪くない、という著者の評に思わず頷きます。もしも最近失恋した~なんて方がいらっしゃったら、試しにこの本を読んでみてください。なんてちっぽけな失恋なのかしら!と笑顔になるかも。 (2014年02月08日) |
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聖帝十字陵での名エピソードがイチゴ味でよみが…える!? | ||
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全ページ笑いました!イチゴ味って何さ!?しろくまカフェか!?とタイトルからしてインパクト大だったのですが、中身も強烈でした!主役はあの「退かぬ・媚びぬ・省みぬ」が信条の聖帝サウザー様。ラオウじゃないところが新鮮です。原作でのサウザーといえばなんといってもあの聖帝十字陵でのエピソード。シュウのあまりにむごい散り方に泣き、おのれサウザー!と一緒に怒りを爆発させ、しかしお師さんへの深い愛情を知り、最後にはサウザーお前も哀しき男よと涙した……あの!あの名エピソードが!ニコ動並にいじられて無限ループ!「DD北斗の拳」もイジったなぁ~と面白く思っていたのですが「イチゴ味」の破壊力はもっとハンパないです。絵が原作そっくりなのも余計笑えて、読んだ後はもちろん原作も読み返したくなります。原作ファンの方は怒らないでぜひ読んでみて! (2013年10月11日) | ||
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今後が期待大のシリーズ! | ||
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しみ抜きや染め・仕立て直しなど、着物のことなら一切合財請け負っている余一と、彼をとりまく人々の人間模様を描いた物語……なのですが、これがまた!面白いシリーズが出てきました! 余一に一方的にライバル心を燃やす呉服屋の若旦那・綾太郎とか、余一に片思いし続けている食堂の看板娘お糸とか、お糸の幼馴染で同じく余一が気になっているおみつとか…。読み進むうち、あっちこっちの人間関係に、ああんもうじれったい!とニヤニヤしたり、普段は無愛想なくせに肝心な時には優しい余一にキュンとしちゃいます。「みおつくし料理貼」シリーズなどが好きな方には特におすすめです! (2013年09月21日) | ||
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熱帯夜も数日間はエアコンなしで寝つくことができるでしょう。 | ||
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山を舞台にしたホラーのショートショートです。私が最後に山に登ったのは3年前の夏ですが、私のような山から遠ざかっている者にも背筋がゾクッとする話が沢山収録されています。そして、ホラーであるにもかかわらず、やたらと山に登りたい気分にさせてくれるから不思議なものです。ページをめくる手が止まらなくてすぐ読み終えてしまうかもしれませんが、ちょっとずつ読めば、数日間はエアコンなしで寝つけることができるでしょう。信州の山も沢山出てきます。 (2013年06月26日) | ||
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読後はきっとロードバイクに飛び乗っているでしょう | ||
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サクリファイスから始まったロードバイクシリーズ第4弾。今回の舞台は大学の自転車部です。今は分かりませんがサクリファイス執筆当時の著者はなんでもロードバイクに乗ったことがなかったらしいですね。なのにどうしてこれ程ロードバイクの選手のレース時の心理状況が鮮やかに描けるのか?キアズマももちろんですが、サクリファイス、エデン、サヴァイブと全ての作品をお勧めします。読後はきっとロードバイクに乗りたくなるでしょう。私もサクリファイスがきっかけでロードバイクを始めたくちです。 (2013年05月18日) |
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鳥!鳥!鳥! | ||
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思わずジャケ買いしてしまったコミックスです。「いとしのムーコ」や「しろくまカフェ」が好きな方にはゼッタイおすすめ!アヒルやフクロウやサギなど、実に50種以上の鳥たちが繰り広げる、ゆるゆる、ときどき弱肉強食、な日常マンガ。主人公のアヒルのぼてぼて歩きとか、ダイサギ様の名言とか、かわいくておかしくて、もうたまりません! (2013年05月10日) | ||
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陰陽師×源氏物語! | ||
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著者があとがきで、のっけから「すみませんが傑作です」と宣言しているとおり、むぅ、面白い!とうなってしまいました。著者の大人気シリーズの「陰陽師」のスピンオフともいえる本書ですが、ご存じ「源氏物語」とのまさかのコラボ。ただし、どちらの作品を読んでいなくとも、十分に楽しめる内容です。どことなく人外の気配をまとう光源氏が「陰陽師」の世界とこれほどマッチするとは驚き、というか新発見。挫折していた「源氏物語」も、こんなふうにファンタジー的視点で読めば面白いのかも、となんだかワクワクしてしまいました。夢枕獏さんといえば、「陰陽師」や「魔獣狩り」「餓狼伝」など大人気作品ををいくつも出してらっしゃいますが、いずれもシリーズがすでに長―いので、これから読み始めるにはかなりの覚悟がいるかと思います。けれど本書は単作なので、読みやすく、夢枕作品への入門にも最適だと思います。おススメです。 (2013年05月06日) | ||
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行ってみたい!食べてみたい! | ||
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タイトルを見て、海外でひとり飯なんて勇気ある著者やな!と思いきや、実はわりと小心者で、行く先々でアヤシゲな店内を恐る恐るのぞきつつ、店前の通りをウロウロする様子にとても親近感がわきました(笑)そしてパエリアとかトムヤムクンとかタコライスとか、だいぶ日本に浸透してきているけど、本場で食べたらもっと美味しいんだろうな~という料理は……ほとんど出てきません!(笑)ほんとに本場の屋台とか大衆食堂に行かないと食べられないような聞きなれない料理がいっぱいで、想像力が刺激されます。GWも後半ですが、結局旅行に行けてないなぁ~という方は、せめて気分だけでもいかがでしょうか? (2013年05月04日) | ||
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マイクロファイナンスは本当に上手くいっているのか? | ||
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「マイクロファイナンスは本当に上手くいっているのか?」「ダメな制度の悪循環を破る方法の一つは外から変化を輸入することである。国の運営も然り。できる人・国にアウトソーシングすればよいのでは。」等等、様々な観点から、またデータから貧困に関する問題を根っこから考えています。翻訳はあの山形浩生氏です。 (2013年02月22日) | ||
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凄いヤツが現れた!! | ||
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表紙と帯を見た瞬間、ギャグ漫画好きの心の琴線にひっかかりました。いやはやシュール!いやクール?超人的紳士(ジェントルマン)な男子高校生「坂本」(下の名前は不明)。席がなければ窓辺に腰かけ、反省文は筆記体でしたためる。そのCOOLぶりは回を重ねるごとにパワーアップし、必殺技まで繰り出す勢い!てゆーか本当に人類なのか!?なぜかΨ木楠男の強力なライバル登場!とか思ってしまいました(笑)続きが一刻も早く読みたいです!! (2013年02月02日) | ||
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その場の空気で何となく。といったあの「空気」に関する本 | ||
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一体「空気」とは何なのでしょうか?「空気がそうした。」「その場の空気で何となく。」といったあの「空気」に関しての研究本です。第二次世界大戦から公害問題までの多岐にわたる空気の研究により、何となく空気が分かる「空気」になりました。続く第2章ではそんな「空気」に「水を差す」、水の研究でこれまた読み応えがありますよ。 (2013年01月31日) | ||
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そんなのアリか!? | ||
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同著者の「イニシエーションラブ」のラスト2行で「ああああ!!」と驚愕しましたが、今回はラスト1ページで「ええええ!?」とのけぞりました。だからそんなつもりで読んでないんだってば!!ビックリするからやめてよもう!!と畳を叩きながら、またも最初から読み返してしまい……本当に悔しいです(笑) (2013年01月26日) |
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禁酒・禁煙ならぬ禁インターネットもデトックスでいいかも | ||
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タイトルからするとネット中毒の本のように感じますが、ネットを全否定しているというわけではありません。ネット世界への移行は不可逆的でありyoutube等は最高にクールだ!!という主張さえする作者です。ただし、本書を執筆している間はネット世界から身をおいたおかげで、集中力が普段より長続きし、ハイパーリンクに由来していた注意散漫現象から脱することができたと述べています。しかし現在はドップリとまたネット世界に浸かっているようですが。たまには禁酒・禁煙ならぬ禁インターネットもデトックスでいいかもですね。わたしは電子書籍の研究でスマホに変えたばかりですが・・・ (2013年01月04日) | ||
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あなたのイニシャルは大丈夫!? | ||
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作中で主人公らが追う「Wイニシャル殺人事件」という事件そのものは、他の警察小説でもありそうな、たとえばストロベリーナイトの姫川玲子なんかが事件を追うのに似合いそうだと思うのですが、新津きよみがつくりだす「Wイニシャル…」は、まるで事件そのものが生きているかのようにじわじわと恐怖が広がっていきます。例えるなら口裂け女が背後にひたひたと迫っているような都市伝説的な怖さを醸し出していて、思わず自分のイニシャルを確かめてしまうのはもちろん、読んでいるうちに無意識に半径5メートルの物音を拾ってしまっていたり…。新津きよみさんの作品を読むのは初めてでしたが、著者独特の怖さを感じました。 (2012年11月24日) | ||
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日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ | ||
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本書は1984年に上梓された「失敗の本質」の入門版ともいうべき本です。第二次世界大戦の序盤において、攻勢を強めていた日本軍がなぜ終盤に至りあれほど瓦解してしまったのか?そして、そこから導き出される高度成長期時代の日本と現代の日本の共通項。根底に流れる日本人のDNAはどうしようもできないものか?日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマが分かりやすく解説されています。ちなみに「失敗の本質」の共著者である野中郁次郎先生に先日お会いできる機会があり、サインを頂きました。一生の宝物です。余談でした。 (2012年11月18日) | ||
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武闘派バーナビーの存在が肉弾戦を通じて話を明快にしてくれた。 | ||
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ワトソンがホームズの相棒になる以前のお話です。ホームズの兄貴は少しですが登場します。すごく簡単に話を要約するとワトソンがバーナビーという肉体派武闘派の仲間と共に、屍者を束ねて世界転覆を目論んでいるという噂のザ・ワンを世界を舞台に追いかけるというストーリーです。話は終盤にかけて小難しくなっていくのですが、武闘派バーナビーの存在が肉弾戦を通じて話を明快にしてくれ、おつむが弱い読み手としてはイメージを膨らませていくことができました。著者の伊藤計劃さんが途中でお亡くなりになった為、「後をひきとる」形で盟友の円城塔さんが残りを書き上げたということですが、どこからが円城さんの書いた箇所なのか気になります。文中、「後をひきとる」というフレーズが頻繁に出現するようになる辺りからなのかな?と推測するのはあまりにも浅はかでしょうか? (2012年10月30日) | ||
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いい移動をしたい | ||
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ノーベル文学賞に一番近いと言われている村上春樹さんの作品。発表まではしばし時間がありますが、この作品はなんというんでしょうか?作品が意図していることに対して的外れな、あるいは国語力の問題の可能性もありますが、個人的にはいままでの私の時間について随分と省察させられました。物理的な移動だけでなく時間もまた過去から現在、現在から未来へと絶え間なく移動していて、そんなことは当たり前だボケと言われればそれまでですが、そんな厳然たる事実さえも普段忘れているというか意識したことがほとんどなかったことに対して唖然としました。これを機にいい移動をできるよう心掛けていきたいですね。 (2012年10月05日) | ||
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陸マイラーでも貯められます!! | ||
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私はいわゆる陸マイラー(*飛行機に乗らずにマイルを貯める人)に属していますが、某航空会社のクレジットカードを駆使してこつこつ(スーパーでのチューハイ1本の支払etc)と、ときには大胆に(車検の費用をカードで支払うと意外とお得感を得られるetc)マイル獲得に勤しんでいます。今回ご紹介する本はタイトルからもご推察できますようにあらゆる出費をマイルに変える裏技が約120ページにわたりどどーんと紹介されています。 (2012年09月28日) |
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