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| 長谷川書店 水無瀬駅前店のレビュー |
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| 何でもないことが愛おしい。 | ||
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| 蒸し暑い夜、畳に射す光や揺れる布を見て、家が呼吸をしているのを感じる詩「呼吸」は、子どもの頃、縁側に近い部屋で畳に？を当て、寝るとも寝ないともしていたときの気持ちを蘇らせた。畑尾和美さんが朗読会で読んだ詩と刺繍作品をまとめた『九月の朝顔』は、日々の暮らしのなかから両手でそっと掬いあげたやさしい声が聞こえてくる一冊。母のこと、家族のこと、煮干しの気持ちなど、思わず笑ったり、ときに声を詰まらせながら読みました。いろいろなことを想い、そして思い出して、やさしい気持ちになれる本です。（ミシマ社『THE BOOKS』より転載） （2013年03月13日） | ||
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