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了巷説百物語

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-04-111720-0
4-04-111720-8
税込価格 4,400円
頁数・縦 1149P 20cm

商品内容

要旨

下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。すべての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから“洞観屋”と呼ばれていた。ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者どもを炙り出してくれというのだ。敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち―。依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが―。化け物遣い、最大にして最後の大仕事が幕を開ける!

出版社・メーカーコメント

〈憑き物落とし〉中禪寺洲齋。〈化け物遣い〉御行の又市。〈洞観屋〉稲荷藤兵衛。彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は−−?文学賞3冠を果たした〈巷説百物語〉シリーズ堂々完結!下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから〈洞観屋〉と呼ばれていた。ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち−−。依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが−−。

著者紹介

京極 夏彦 (キョウゴク ナツヒコ)  
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)