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イーサリアム創世記

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-480-83728-8
4-480-83728-0
税込価格 2,970円
頁数・縦 543,20P 19cm

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要旨

「暗号通貨」から多くの人が連想するのは、その嚆矢であるビットコインだろう。だが今日、暗号通貨はビットコイン以外にも多様に登場している。その中でも、存在感が大きいのが、ビットコインに次ぐ時価総額を誇る「イーサリアム」だ。どのように立ち上がり、荒波を乗り越えてきたのか。
本書は、イーサリアムの誕生から、内部抗争、ハッキング事件など、暗号通貨革命の知られざる舞台裏を、数多くの関係者へのインタビューや膨大な資料をもとに描き出すノンフィクション。暗号通貨イーサリアムは、「早熟な天才」と呼ばれたヴィタニック・ブテリンのアイデアに、世界各地の開発者や起業家が呼応して形成されたコミュニティーによって創設された。その運営組織やリーダーシップをめぐり、当初から激しい議論と対立があったようだ。なお、本書では2021年までのエピソードを紹介しているが、ダイジェストでは2014年7月のイーサリアム財団設立までを取り上げた。
著者はジャーナリスト、暗号通貨ニュースサイト「Unchained」創設者にしてCEO。フォーブス誌の元シニアエディターでもある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年2月5日]

商品内容

要旨

暗号通貨はその短い歴史の中で急激な高騰と暴落を繰り返しながらも、やがて時価総額は2兆ドルを超えるに至った。ヴィタリック・ブテリンと彼の創造物―イーサリアムがなければ、暗号通貨の成長は不可能に近かっただろう。本書は、イーサリアムの誕生から、内部抗争、ハッキング事件、ICOバブルまで、暗号通貨革命の舞台裏を描いたノンフィクションである。

目次

第1章 早熟な才能
第2章 私欲か、利他主義か?
第3章 イーサリアム発進
第4章 あらたな取締役会
第5章 TheDAO創設
第6章 盗まれた大金
第7章 ハードフォークか、ソフトフォークか?
第8章 最大の危機の結末
第9章 恐怖、不確実性、疑念
第10章 マイイーサウォレット
第11章 「ミンは去るべし」
第12章 バブル、仮想猫、追放

出版社・メーカーコメント

誕生、内部抗争、ハッキング、バブル。暗号通貨の熱狂を生んだ人々の理想と欲望と嘘−−早熟の天才ヴィタリック・ブテリンと共同創業者、起業家たちの群像劇。

著者紹介

シン,ローラ (シン,ローラ)   Shin,Laura
ジャーナリスト、暗号通貨ニュースサイト「Unchained」創設者にしてCEO。フォーブス誌の元シニアエディター。ポッドキャストとビデオは累計2500万回のダウンロードと視聴を達成した。TED×サンフランシスコ、国際通貨基金、シンギュラリティ大学、オスロ・フリーダム・フォーラムなどで暗号通貨について講演を行なう
中山 宥 (ナカヤマ ユウ)  
翻訳家。1964年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)