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アザー・オリンピアンズ 排除と混迷の性別確認検査導入史

出版社名 勁草書房
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-326-65449-9
4-326-65449-X
税込価格 3,520円
頁数・縦 342P 19cm

商品内容

要旨

ファシズムに揺れる1930年代、「女に見えない」、そう言われた選手たちがいた。優生思想とミソジニーが重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。そして、1936年、ベルリン五輪を迎えた―。スポーツとジェンダーをめぐる問題のルーツがここに凝縮されている。

目次

1 勝利
2 ナチス登場
3 性別確認検査
4 ベルリン以降

出版社・メーカーコメント

1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく性別確認検査とは一体何を調べているのか。その発端は女性もスポーツに参加し始めた1930年代にあった。ナチス影響下のオリンピックに前後し、各大会を運営する男性たちのミソジニー的な思惑で科学を軽視した無責任な検査が行われていった。そして忘れ去られる当事者たち。スポーツとジェンダーをめぐる問題のルーツがここに。【原著】Michael Waters, The Other Olympians: Fascism, Queerness, and the Making of Modern Sports(Farrar Straus and Giroux, 2024)

著者紹介

ウォーターズ,マイケル (ウォーターズ,マイケル)   Waters,Michael
「ニューヨーカー」「アトランティック」「ニューヨーク・タイムズ」「ワイアード」「スレイト」「ヴォックス」などに寄稿。2021年から2022年にかけてニューヨーク公共図書館でマーティン・デューバーマン客員研究員としてLGBTQ学を研究。ニューヨーク市ブルックリン在住。本書は初の著書である
ニキ リンコ (ニキ リンコ)  
翻訳家
井谷 聡子 (イタニ サトコ)  
関西大学文学部総合人文学科教授。トロント大学オンタリオ教育学研究所修了、Ph.D(トロント大学)。専門は、トランスジェンダー研究、スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)