• 本

プラハの古本屋

中公文庫 ち9−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-12-207693-8
4-12-207693-5
税込価格 1,155円
頁数・縦 293P 16cm

商品内容

要旨

社会主義国の古本屋では、良い本は店頭より奥にしまい込んである。店主と打ち解け、バックヤードに入れるかどうかで勝負が決まる―戦後第一回目の交換留学生としてプラハに降り立ったときから一〇年間、古書を探さない週はなかったという言語学者が、本と出逢う喜び、愛すべき店主たちとの交流をユーモラスに語るエッセイ。

目次

1 沈黙の通訳(沈黙の通訳
その一語
壁 ほか)
2 プラハの古本屋(共産圏の古本屋・1 売買価格比一定のルール
共産圏の古本屋・2 政治反映するブラック・リスト
共産圏の古本屋・3 オリジナルより古いテキストも ほか)
3 カルパチアの月(アドリアの海から
ワルシャワの秋
沖縄の熱帯魚 ほか)

出版社・メーカーコメント

古都プラハに学んだ言語学者が、言葉、古本、酒、旅を通じて得られた出会いを語る。文化・言語に対する深い洞察とあたたかいユーモアに彩られた名随筆。

著者紹介

千野 栄一 (チノ エイイチ)  
1932年東京生まれ。東京外国語大学ロシア語科、東京大学文学部言語学科卒業。カレル大学(プラハ)文学部スラブ語科修了。帰国後、東京教育大学助教授を経て、東京外国語大学教授、和光大学学長を歴任。共編著に『言語学大辞典』(毎日出版文化賞受賞)他。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)