• 本

ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの? エディションの違いで読み解くショパンの音楽

増補新版

出版社名 ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-636-12278-7
4-636-12278-X
税込価格 2,530円
頁数・縦 209P 21cm
シリーズ名 ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?

商品内容

要旨

「えっ、音が違う!」新たに刊行される「原典版」は、これまでの楽譜と何が違うのか。最新の研究成果から「真のショパン像」に迫る。

目次

第1章 ショパンの楽譜 なぜエディションによって違いがあるの?
第2章 楽譜の基礎知識 作曲家と校訂者の意識を探ってみよう
第3章 ショパンの特殊事情 校訂の難しさとエディションの種類を知る
第4章 あふれる楽想 ヴァリアントから自由を読み解く《ノクターン 第2番op.9‐2》
第5章 真の作品 異なる音から本当の意図を探る《エチュードop.10‐3》
第6章 記譜の統一 異名同音から豊かな響きを想像する《バラード 第1番op.23》
第7章 3つの初版 初版が原因で生じたエディションによる違いを考える《プレリュード 第2番op.28‐2》
第8章 記譜法と演奏法 付点のリズムを弾くときは?《プレリュード 第9番op.28‐9》
第9章 原典版と解釈版 アーティキュレーションがこんなに違う?《タランテラop.43》
第10章 遺作 2種類あることを知っておこう《幻想即興曲op.66》《レント・コン・グラン・エスプレッシォーネ》
第11章 コンクールとエディション コンテスタントたちに見るエディション受容
第12章 ショパンの楽譜、どの版を使っていますか? エディション受容の調査から見えること

著者紹介

岡部 玲子 (オカベ レイコ)  
元常磐大学教授、お茶の水女子大学非常勤講師。現在、つくば国際短期大学基幹教員。お茶の水女子大学ピアノ専攻卒、同大学院修士課程ピアノ専攻および博士課程修了。ショパンのエディション研究にて博士号取得、博士(学術)。ピアノ演奏にて茨城県芸術祭特賞、コンセール・アミ奨励賞を受賞。ピティナ・ピアノコンペティション等、各種ピアノコンクール審査員。令和6年度茨城県文化芸術功労者表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)