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ネオ・ネグレクト 外注される子どもたち

祥伝社新書 721

出版社名 祥伝社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-396-11721-4
4-396-11721-3
税込価格 1,045円
頁数・縦 203P 18cm

商品内容

要旨

ネオ・ネグレクトとは「衣食住が満たされていても、親が子と向き合わず、子育てを過度に“外注(アウトソーシング)”する状態」を指す。習い事と塾のはしご、孤食、スマホ育児…思い当たることはないだろうか?30年以上にわたり教育業界に身を置く著者は、「子どもと関わろうとしない、自分本位の親」が年々増加していることに強い危機感を抱く。親・学校関係者・当事者などへの豊富な取材をもとに、本書でその実態を明らかにした。背景には、コスパ・タイパ重視や情報過多、自己責任論など日本社会の歪みが見え隠れする。いま親子が直面する静かな危機に目を向け、親と社会の在り方を問い直す、現代の子育ての指針となる一冊。

目次

第一章 東京湾岸タワマン地域の子どもたち
第二章 次世代に引き継がれる心の傷
第三章 教育現場と「アウトソーシング」
第四章 育児とネオ・ネグレクト
第五章 結局、誰が「悪者」なのか?
終章 ネオ・ネグレクト減少の道筋

著者紹介

矢野 耕平 (ヤノ コウヘイ)  
1973年、東京都生まれ。中学受験指導スタジオキャンパス代表。東京都世田谷区と港区に2教場を構える。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。現在も社会人院生として博士課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)