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遊びの詩

ちくま文庫 た2−7

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-480-44065-5
4-480-44065-8
税込価格 880円
頁数・縦 161P 15cm

商品内容

要旨

谷川さんが用意した詩のおもちゃ箱は、役に立たない素敵なものでいっぱい。ひとさじのおかしみを溶かしこんだ悪口のうた。酩酊状態の言葉たちが踊るナンセンス詩。澄んだ悲しみに軽やかなアイロニー、皮膚のあたたかみや声のなごやかさだって、詩のひとひらになる。たった数行の器に盛られた想いが、変てこなリズムに乗って走り出す、“遊びごころ”はじけるアンソロジー詩集。

目次

あそび(その一)より(北原白秋)
遊ばせうた
顔遊びうた
指遊びうた
数えうた
輪遊びうた
囃しうた
手まりうた
絵かきうた
なぞなぞ
いろはうた
世界じゅうの海が
これはジャックの建てた家
舌もじり(郡山半次郎)
らっぱ(木島始)
はのは(阪田寛夫)
こわれたじてんしゃ(有馬敲)
はる(畑中圭一)
いちごのかぞえうた(岸田衿子)
ぬ(高野民雄)〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

わらべうた、なぞなぞ、おまじない、ナンセンス詩−−谷川さんが用意した詩のおもちゃ箱には“ことばの遊び”がいっぱい。40篇のアンソロジー詩集

著者紹介

谷川 俊太郎 (タニカワ シュンタロウ)  
1931年、東京生まれ。詩人。52年に第一詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。戦後詩の新星として詩壇に彗星のように登場し、鋭く繊細な感受性を凝縮させ脚光を浴びる。『日々の地図』で読売文学賞、『よしなしうた』で現代詩花椿賞、『はだか』で野間児童文芸賞、『いちねんせい』で小学館文学賞、『女に』で丸山豊記念現代詩賞、『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞など多数受賞。作品賞以外でも、朝日賞、国際交流基金賞、NHK放送文化賞のほか、中坤国際詩歌賞やストルガ詩の夕べ(金冠賞)などで国際的な評価を高めた。日本翻訳文化賞を受賞した『マザー・グースのうた』、チャールズ・シュルツの漫画『ピーナッツ』、レオ・レオニ作の絵本の翻訳をはじめ、子どもの世界でも広く親しまれている。2024年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)