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侍タイムスリッパー

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-04-116729-8
4-04-116729-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 302P 19cm

商品内容

要旨

幕末の侍が、時代劇撮影所のタイムスリップ。この一冊で、“時代劇”がもっと好きになる。時代も常識も超えて、人の心を斬り拓く!映画には描かれなかったサイドストーリーや、登場人物たちの心情、背景、秘められたエピソードも!第48回日本アカデミー賞〈最優秀作品賞〉ほか映画賞を多数受賞した物語が、ついに書籍で登場!映画ファンはもちろん、未見の読者にも刺さるハートフルエンタメ小説!

出版社・メーカーコメント

第48回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ数々の栄誉に輝き、映画ファンを熱狂させた話題作『侍タイムスリッパー』。その感動と笑い、そして胸を打つ人間ドラマが、小説という新たな形でよみがえります。幕末の京で会津藩士・高坂新左衛門は「長州藩士討て」の密命を帯びていた。しかし刃を交えた瞬間、落雷に打たれ気を失い、目覚めるとそこは現代の時代劇撮影所。愛する幕府はすでになく、歴史の変化に愕然としながらも、心優しい人々に支えられ、やがて斬られ役として第二の人生を歩み始める。スクリーンでは観客の笑いと拍手を誘い、レビューには「胸を熱くする侍の誇り」「クライマックスの緊張感が忘れられない」といった声が並びました。SNSでも「予想外に泣けた」「爽快で愛おしい物語」と共感が広がり、世代を超えて支持を集めています。本書ノベライズでは、人物の内面や情景を、豊かな言葉で丁寧に再構築。剣戟アクションの迫力とユーモラスなやりとり、そして時代を越えて生き抜こうとする人間の力強さが、文字を通じてさらに鮮やかに迫ります。歴史と現代が交錯する奇想天外な冒険は、単なるタイムスリップの枠を超え、「人はどこにいても、自分の誇りを胸に生きられるのか」という普遍的な問いを投げかけます。映画で心を奪われた方はもちろん、まだ観ていない方にも。文字でしか味わえない驚きと感動が、ここにあります。笑って泣いて、読後には誰かを思いやりたくなる。日本映画界に新たな歴史を刻んだ名作を、ページをめくるごとに再体験できる珠玉の一冊です。

著者紹介

安田 淳一 (ヤスダ ジュンイチ)  
1967年、京都府出身。大学在学中から映像制作を始め、『SECRET PLAN』(2007)で横浜映像天国・審査員賞・観客賞受賞。『拳銃と目玉焼』(2014)で劇場公開を果たし、自ら未来映画社を設立。『ごはん』(2017)は38か月のロングランヒットを記録。2024年に公開した完全オリジナル作品『侍タイムスリッパー』では、監督・脚本・撮影・照明・編集をすべて自ら務め、第48回日本アカデミー賞では最優秀作品ほか6部門、新藤兼人賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞、星雲賞、藤本賞などを受賞
佐野 昌 (サノ アキラ)  
システムエンジニアや映画ライターを経て作家に。映画ノベライズを多数手がけ、『そして父になる』『三度目の殺人』『怪物』などの大ヒット作品を担当。2019年、『ゴーストアンドポリス GAP』で第1回警察小説大賞を受賞。以降、オリジナル小説とノベライズの両輪で執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)