• 本

我らが隣人の犯罪

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 1993年1月
ISBNコード 978-4-16-754901-5
4-16-754901-8
税込価格 660円
頁数・縦 253P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 愛読の宮部みゆき作品の中でも1です。

    宮部作品との出会いの本であり、自分の中の宮部みゆきナンバーワンでもあります。この短編集の中の「サボテンの花」が特に好きです。こどもの心を理解できない大人たちとのユーモラスな展開。今の自分は「サボテンの超能力」を信じることが出来ないことへの寂しさも感じます。子どもたちの「僕たちはみんなサボテン」の言葉が心に残ります。その言葉の意味はぜひ読んでいただいて知って下さい。剪定されていない人間のままでいられたらいいですね。もう一度読んでみて、小学六年生の時に、一緒に「ノストラダムスの大予言」を信じてくれていた先生に会いたくなりました。

    (2013年4月14日)

商品内容

要旨

僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐”したのだが…。表題作以下5篇収録。