• 本

失はれる物語

角川文庫 お52−3

出版社名 角川書店
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-04-425306-6
4-04-425306-4
税込価格 792円
頁数・縦 381P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 乙一の魅力がぎゅっと詰まった短編集です。

    表題作をはじめ7編の短編が収録されており、1編読むごとに今までの生き方・これからの生き方を考えさせられます・・・。私のおすすめの作品は「Calling You」。著者ならではの世界観が広がります。

    (2014年3月13日)

  • 珠玉の1冊

    君にしか聞こえない。傷(KIDS)。GOTH。など
    次々と映画化されていく著者の珠玉とも言うべきこの1冊。
    本書には上記の原作となった短編2作品も掲載。
    これを読めば、怖さと優しさを併せ持つ乙一WORLDの不思議な魅力にきっとハマるはず!?

    (2009年10月13日)

他の書店レビューを見る

商品内容

要旨

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

おすすめコメント

乙一の短編2本、初収録!! 目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇五作と、リリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

著者紹介

乙一 (オツイチ)  
1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTHリストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)