• 本

侏儒の言葉・西方の人

改版

新潮文庫 あ−1−7

出版社名 新潮社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-10-102507-0
4-10-102507-X
税込価格 506円
頁数・縦 259P 16cm
シリーズ名 侏儒の言葉・西方の人

商品内容

要旨

眠りは死よりも愉快である。少くとも容易には違いあるまい―。鋭敏な頭脳と表現力を無尽に駆使し、世に溢れる偽善や欺瞞を嘲る。死に取り憑かれた鬼才の懐疑的な顔つきと厭世的な精神を鮮烈に伝えるアフォリズム(『侏儒の言葉』)。自らの人生を聖者キリストに重ね、感情を移入して自己の悲しさ、あるいは苦痛を訴える(『西方の人』)。自殺の直前に執筆された芥川文学の総決算。

著者紹介

芥川 龍之介 (アクタガワ リュウノスケ)  
1892‐1927。東京生れ。東京帝大英文科卒。在学中から創作を始め、短編「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。その後今昔物語などから材を取った王朝もの「羅生門」「芋粥」「薮の中」、中国の説話によった童話「杜子春」などを次々と発表、大正文壇の寵児となる。西欧の短編小説の手法・様式を完全に身に付け、東西の文献資料に材を仰ぎながら、自身の主題を見事に小説化した傑作を多数発表。’25(大正14)年頃より体調がすぐれず、「唯ぼんやりした不安」のなか、薬物自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)