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漢字とは何か 日本とモンゴルから見る

出版社名 藤原書店
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-86578-319-3
4-86578-319-9
税込価格 3,520円
頁数・縦 381P 20cm

商品内容

要旨

「漢字」の本質をめぐる、かつてない鋭い洞察。「世界史は13世紀モンゴルから始まった」と提唱した歴史家、岡田英弘が見抜いた、「漢字」の用法の特殊な事情とは!?「儒教」とは本当は何だったか!?漢字から平仮名・片仮名を発明した日本、そしてモンゴルから俯瞰し、漢字のみを用いてきた漢語世界が抱える困難を鋭く見抜いた、著者の偉業。

目次

序章 岡田英弘の漢字論(なぜ本書を編んだか
シナ(チャイナ)の誕生と漢字の役割 ほか)
第1章 シナにおける漢字の歴史(漢字の正体―マクルーハンの提起を受けて
漢字の宿命 ほか)
第2章 日本の影響を受けた現代中国語と中国人(漢文から中国語へ
魯迅の悲劇 ほか)
第3章 文字と言葉と精神世界の関係(書き言葉と話し言葉の関係
日本語は人工的につくられた ほか)
終章 モンゴルの視点から見た漢字(一枚の紙幣が物語ること
漢字とどう関わるか、そしてそもそも漢字とはどのようなものか ほか)

著者紹介

岡田 英弘 (オカダ ヒデヒロ)  
1931年東京生。歴史学者。シナ史、モンゴル史、満洲史、日本古代史と幅広く研究し、全く独自に「世界史」を打ち立てる。東京外国語大学名誉教授。2017年5月歿。東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年『満文老〓』の共同研究により、史上最年少の26歳で日本学士院賞を受賞。アメリカ、西ドイツに留学後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)