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進化論の射程 生物学の哲学入門

新装版

現代哲学への招待 Great Works

出版社名 春秋社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-393-32415-8
4-393-32415-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 446,18P 20cm
シリーズ名 進化論の射程

商品内容

要旨

進化を哲学する。進化論誕生から150年。いまだ巻き起こる激しい論争や対立に哲学が冷徹なメスを入れる。なぜ神が生物を創造したのではなく進化なのか。人の行動を決めるのは遺伝か環境か。利他性は進化で説明できるか。自然選択の単位は個体か集団か遺伝子か。生命科学が物理科学に代わって科学の主役に躍り出るに伴い、現代哲学の花形となりつつある「生物学の哲学」の成果。

目次

第1章 進化論とは何か
第2章 創造論
第3章 適応度
第4章 選択の単位の問題
第5章 適応主義
第6章 体系学
第7章 社会生物学と進化理論の拡張

出版社・メーカーコメント

〈現代哲学への招待 Great Works〉進化論とは一体何か? 神が世界や生物を創造したという「創造論」との対決(第2章)から、進化論や生物学的要因で人間の社会行動までも説明しようとする「社会生物学」の試み(第7章)まで、刺激的な話題を満載。さらに「進化」「自然選択」「適応」といった概念を丁寧に解説して、進化論にまつわる数々の誤解を解き、進化論が投げかける哲学的問いと、今後も人類に与えつづけるであろう衝撃を明らかにする、現在欧米で最もホットな哲学分野のひとつ「生物学の哲学」の成果。

著者紹介

ソーバー,エリオット (ソーバー,エリオット)   Sober,Elliott
1948年生まれ。1969年、ペンシルベニア大学卒業。1970年、同大学大学院修士課程修了(M.S.Ed.)。ケンブリッジ大学の研究生を経て、1974年、ハーバード大学でPh.D.を取得。同年よりウィスコンシン大学哲学科で教鞭を執り、1984年に同大学教授となって現在に至る。その間、スタンフォード大学教授やロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの客員教授、アメリカ科学哲学会会長などを務める。生物学の哲学の第一人者
松本 俊吉 (マツモト シュンキチ)  
1963年生まれ。論文博士(慶應義塾大学)。現在、東海大学文化社会学部教授。専門は科学哲学、特に生物学の哲学
網谷 祐一 (アミタニ ユウイチ)  
1972年生まれ。Ph.D.(ブリティッシュ・コロンビア大学=カナダ)。現在、会津大学コンピュータ理工学部教授。専門は科学哲学、生物学の哲学
森元 良太 (モリモト リョウタ)  
1975年生まれ。哲学博士(慶應義塾大学)。現在、北海道医療大学リハビリテーション科学部准教授。専門は生物学の哲学、確率・統計の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)