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科学に魅せられて 女性研究者という生き方

出版社名 日本評論社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-535-79028-5
4-535-79028-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 406P 19cm

商品内容

要旨

好きなことをずっとやり続けたい人、必見!第一線で活躍する女性研究者28人の深掘りインタビュー。研究者としての矜持からプライベートまで。AERA.dot好評連載の書籍化。

目次

序章
第1章 生物・生命科学(カボチャの種を研究し続け、つかんだ大学教授への道 西村いくこさん(植物細胞生物学)
「生物を丸ごと研究したい」学会を新たに作って初志貫徹 長谷川真理子さん(進化生物学) ほか)
第2章 数学・物理学(結婚してから家で論文を書き、世界的数学者に 石井志保子さん(代数幾何学)
大学からも政府からも頼りにされ、数学研究も研究運営も全力投球 小谷元子さん(離散幾何解析学) ほか)
第3章 化学・工学(四十二歳で大学院へ、主婦から教授になった緑地デザインの開拓者 石川幹子さん(都市環境学)
大学が女性に冷たかった時代を生き抜いた化学者の自負 西川惠子さん(物理化学) ほか)
第4章 医学・心理学ほか(熱帯病・フィラリアの撲滅に「命をかけてきた」元WHO統括官 一盛和世さん(国際公衆衛生)
「多動」をパワーに大学を改革し、「司法面接」を広めた心理学者 仲真紀子さん(法と心理学) ほか)
終章

出版社・メーカーコメント

21世紀に入った現在でも、日本では理系に進む女子学生が少なく、ましてや研究者となり活躍している人材はごく少数にとどまる。本書は『朝日新聞』で科学記者として長年取材活動を重ねてきた著者が、各分野で世界的にも活躍している女性研究者28人にインタビュー。彼女たちがどのように研究者を目指し、道を切り開いてきたのか、また、プライベートでどんな葛藤があったのか、深掘りして聞き出す。30代から70代まで、幅広い世代の研究者が登場し、時代による考え方や環境の違いを感じ取ることができる。数十年前の日本では、現代では考えられないような差別的待遇がまかり通っていた。そんな環境で仕事をする苦労とともに、普段は語られることの少ない家族の話題なども、著者ならではの視点と話術によって引き出される。理系分野に興味を持つ中高生、研究者を目指す大学生・大学院生の指針となるだけでなく、仕事を持つ多くの女性たち、そして男性たちへのエールともなろう。AERAdotにて2023年1月〜2024年1月に好評連載されたものをベースに、書籍化。

著者紹介

高橋 真理子 (タカハシ マリコ)  
ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネーター。東京大学理学部物理学科卒。1979年に朝日新聞社入社、岐阜支局員、科学部記者、出版局「科学朝日」編集部員、論説委員、科学エディター(部長)、編集委員などを務め、2021年退社。2002年から07年まで世界科学ジャーナリスト連盟理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)