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投票の倫理学 ちゃんと投票するってどういうこと? 下

出版社名 勁草書房
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-326-35195-4
4-326-35195-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 219,18P 20cm
シリーズ名 投票の倫理学

商品内容

要旨

―私はバカだから選挙に行きません、はあり!?ただ投票に行けばよいというのではなく、良い投票をしなければならない。良い投票とは、社会全体のためになるものでなくてはならず、投票先の判断は、道徳的であり、経済学や政治学などの専門的知識にしっかりと基づいている必要がある。それができないならば棄権すべきなのだ。そう著者は述べる。

目次

第四章 追従と棄権(反論:棄権は智者政をもたらしてしまうのではないか?
反論:棄権は自律性の喪失を引き起こす ほか)
第五章 共通善のために(投票の目的
リベラルは共通善を信じることができるか? ほか)
第六章 票の売買(票の売買は間違いなのか?
有償パフォーマンスとしての票の販売 ほか)
第七章 投票者はどれだけうまく振る舞うのか?(実際の投票者
(ナショナリスト的で)社会志向的な投票 ほか)

出版社・メーカーコメント

みなが選挙にいけばよい、というものではない! 何となくの常識にとらわれず、私たちが投票すべき理由について根本から問い直す。「市民には投票する道徳的義務がある」「投票率は高ければ高いほどよい」「自分が良いと思った候補者に自由に投票してかまわない」こうした常識を正面から疑い、真剣に投票すること、また投票を棄権することの意味を深く緻密に考える。私たちは投票にあたっていかなる態度を取るべきなのか。極めてアクチュアルな政治的・倫理的考察。 【原著】Jason Brennan, The Ethics of Voting(Princeton University Press, 2011)

著者紹介

ブレナン,ジェイソン (ブレナン,ジェイソン)   Brennan,Jason
2007年にアリゾナ大学でPh.D.取得後、現在はジョージタウン大学マクドノー・ビジネス・スクール教授を務める。専門は政治哲学、応用倫理、公共政策など多岐に及び、リバタリアニズムの有力な論客である
玉手 慎太郎 (タマテ シンタロウ)  
学習院大学法学部政治学科教授。専門:倫理学・政治哲学
見崎 史拓 (ミサキ フミヒロ)  
名城大学法学部准教授。専門:法哲学
柴田 龍人 (シバタ リュウト)  
東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程。専門:政治哲学
榊原 清玄 (サカキバラ キヨハル)  
東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程。専門:政治哲学・応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)