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コロナ禍と日本の教育 行政・学校・家庭生活の社会学的分析

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-13-051368-5
4-13-051368-0
税込価格 5,060円
頁数・縦 258P 22cm

商品内容

要旨

コロナ・パンデミックにゆれた日本の教育。全国の状況や複数時点でとらえた貴重な調査プロジェクト。突然の一斉休校、行事・部活等の中止、コロナ対応としてのICTの活用など、コロナ禍において個々の学校や教員、教育委員会、そして各家庭にいたるまで、日本の教育現場は大きな混乱に陥った。実証データの分析から日本の社会と教育をあらためて問い直す。

目次

序章 コロナ禍での共同教育調査 意義と概要
1 コロナ禍での学習・ICT(休校期間中の小学校でICT家庭学習課題を可能にした条件 地域や教育委員会の状況に注目して
学校設備の格差が授業実践に与える影響 「GIGAスクール構想」本格化前の端末整備状況に着目して
コロナ禍における教育格差 学力・学習時間・ICT活用・「主体的・対話的で深い学び」
コロナ禍における生徒たちの学習習慣格差)
2 コロナ禍と学校生活(コロナ禍での部活動の実施状況と生徒の意識 中学生にとって部活動の中止・縮小は残念だったのか
学校行事が学校への満足度と帰属意識にもたらす影響 コロナ禍にともなう行事中止というイベントに着目して
コロナ禍における学校現場の多忙化
コロナ禍における児童生徒の学校適応/不適応に関する分析 授業適応感と投稿忌避意識に着目して)
3 コロナ禍・家庭・教育(コロナ禍における児童の過ごし方ときょうだいの影響
父親の在宅勤務は学習状況の格差を拡大するか 小中学生と保護者に対するパネル調査から
災禍時における家庭の教育的文化活動とその変化 コロナ警戒度および社会階層に注目して)
終章 コロナ禍から見えた日本の教育

著者紹介

中村 高康 (ナカムラ タカヤス)  
東京大学大学院教育学研究科教授
苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
上智大学特任教授/オックスフォード大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)