欲しがりません勝つまでは
光文社文庫 た14−8
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2025年8月 |
ISBNコード |
978-4-334-10728-4
(4-334-10728-1) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 333P 16cm |
商品内容
要旨 |
昭和十六年、十三歳の筆者は軍国少女であり、文学少女であった。ずっと戦時下にあった女学校時代。美しい上級生に憧れ、中原淳一の絵を愛し、片っ端から本を読み、世界を夢想し、小説を書く毎日。やがて太平洋戦争に突入、戦局が悪化する中、その気持ちが少しずつ変化していく―。作家が瑞々しく回想する自らの創作の原点と、若い人たちに語り継ぐ「私の戦争」。 |
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目次 |
欲しがりません勝つまでは(はじめての小説 |
出版社・メーカーコメント
現在も読者に、そして後進の書き手に多大な影響を与え続ける作家・田辺聖子。彼女の少女時代は、戦争の時代だった。女学校で先輩に憧れ、物語の世界に遊び、空想を膨らませ創作する、その生活に忍び寄る戦争の影。自らの作家としての原点となる日々と反戦の思いをみずみずしく描く傑作エッセイを復刊。解説・原田ひ香。