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迷宮 都市・巡礼・祝祭・洞窟 迷宮的なるものの解読

出版社名 工作舎
出版年月 1996年7月
ISBNコード 978-4-87502-267-1
4-87502-267-0
税込価格 4,620円
頁数・縦 431P 22cm

商品内容

要旨

半牛半人の怪物ミーノータウロスが幽閉されたクノーソスの迷宮―この不気味な建造物に象徴されるように、迷宮には血と闇と謎のイメージがこびりついている。内臓人間、祝祭劇、聖山、巡礼、洞窟、塔、都市、古代遺跡―著者の鮮やかな手際によって、古今東西の文明の中の「迷宮的なるもの」が、実は意思と理性とプランの場所でもあったことが暴かれる。そして、謎が存在するかぎり、われわれの住む世界も迷宮を産み落とし続けてゆくのだ。

目次

第1部 迷宮と「迷宮的なるもの」(「迷宮的なるもの」の発見
「迷宮的なるもの」の諸形式)
第2部 「迷宮的なるもの」の諸相と変遷(内臓と擬人化
行列と祝祭劇 ほか)
余論(都市隠喩としての古代後期の迷宮
建築における領域的身振りと古代オリエント文化の都市儀礼 ほか)