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イギリス田園都市の社会学

MINERVA社会学叢書 17

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-623-03610-3
4-623-03610-3
税込価格 3,850円
頁数・縦 216P 22cm

商品内容

要旨

田園都市論は、19世紀末、資本主義隆盛期のイギリスで生まれた都市論である。都市が貧困や社会問題を抱えたまま無秩序に膨張することを批判し、人間の知恵によって都市を創造すべきであることを提案した。田園都市論がいまなお都市計画や都市社会論として魅力をもちつづけ、多くの人を引きつけるのは、都市問題を捉える視点に普遍的な原理をもっているからであろう。われわれが都市問題を検討しようとするとき、田園都市論の理念や視点から得るものは多い。本書では、田園都市論を現代に生きつづけるイギリスの都市文化の一つとして捉え、現代都市再生のためのヒントを提示する。

目次

序章 田園都市論と現代社会
第1章 田園都市とはなにか―社会改革のための実験都市
第2章 田園都市論の思想的系譜
第3章 レッチワース田園都市の誕生と「第三の領域」の確立
第4章 国家のニュー・タウン政策と田園都市の理念
第5章 再出発にかけるレッチワース田園都市
第6章 現代都市と田園都市の理念
終章 田園都市論とイギリスの都市社会学

著者紹介

西山 八重子 (ニシヤマ ヤエコ)  
1968年津田塾大学学芸学部卒業。1980年名古屋大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程満期退学。現在、金城学院大学現代文化学部教授。専攻は都市社会学・地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)