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ガラスのうさぎ アニメ版 長編アニメーション映画「ガラスのうさぎ」より

出版社名 金の星社
出版年月 2005年5月
ISBNコード 978-4-323-07062-9
4-323-07062-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 93P 22cm
シリーズ名 ガラスのうさぎ

商品内容

要旨

一九四五(昭和二十)年三月十日。東京都上空にアメリカの爆撃機B29の大編隊があらわれました。雨あられのようにふりそそぐ焼夷弾。東京大空襲です。十二歳の敏子は、この空襲でお母さんとふたりの妹をうしないました。さらに、目の前でお父さんもなくしてしまいます。ふたりのお兄さんは戦争にいっていました。たったひとりになってしまった敏子にのこされたのは、半分とけて形のくずれたお父さんの形見、「ガラスのうさぎ」でした。小学校3・4年生から。

目次

下町のガラス工場
お国のために戦場へ
生きて帰っておいで
お母さんのもとをはなれて
ほのおにのまれた東京
ガラスのうさぎがとけた
弾丸の雨
わたしはひとりぼっち
水くみの日々
焼け跡の希望と涙
もう二度と戦争はしない

おすすめコメント

2005年で日本は戦後60年をむかえます。 戦争を知らないのは、もう子どもだけではないかもしれません。 東京大空襲で母と妹を、その後、父をも目の前で失った著者が、平和のために決して忘れてはならない 記憶を綴った、感動のノンフィクションです。世界9カ国で翻訳・出版されています。 日本人として知っていなければならない現実が詰まっているのではないでしょうか。 子どもだけではなく、大人にも是非一度読んでいただきたい一冊です。

著者紹介

高木 敏子 (タカギ トシコ)  
1932年東京都本所区(現・墨田区)に生まれる。文化学院卒業。処女作『ガラスのうさぎ』で、1978年厚生省児童福祉文化奨励賞(呼称は当時)、1797年日本ジャーナリスト会議奨励賞を受ける。『ガラスのうさぎ』は実写映画化、NHK銀河テレビ小説でのテレビドラマ化の他、合唱組曲、英語劇にもなり、また英語、中国語、スペイン語、ハンガリー語をはじめ、世界各国で翻訳版が出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)