
悪と不純の楽しさ
WAC BUNKO B−062
出版社名 | ワック |
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出版年月 | 2007年5月 |
ISBNコード |
978-4-89831-562-0
(4-89831-562-3) |
税込価格 | 1,026円 |
頁数・縦 | 266P 18cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
読者の皆さんは、つい最近、テレビでこういう報道があったのを憶えていらっしゃるだろうか。ある鉄道会社のポスターに、障害者で手助けの必要な方は、電車に乗る2日前までに事前に連絡して欲しいというものがあり、これが、ある団体から障害者の移動を妨げるものとして鉄道会社に抗議があり、ポスターが撤去されたという事案である。読書子の受けた感想はここでは述べないが、納得された方もいれば、ニュースとして報道されるほどの内容なのかと疑問を持った方もいただろう。著者の曽野綾子さんの経歴は申し上げるまでもないが、クリスチャンとしての立場から、様々なエッセイや評論、小説を発表されている。本書のエピソードの中で、毎年、盲人や車椅子の方とボランティアの方たちと聖書の勉強を兼ねて海外へ旅行した時の事が書かれている。そこでは、健常者の方が、盲人や障害者が明るく生きることに立ち向かっている姿を目にし、尊敬を感じる一方、障害者たちは健康な人にお世話になることへの感謝の念を持っている。この尊敬と感謝があるから、旅行はいつも楽しい印象を持って終わるのだという。著者の曽野さんは感情論が嫌いな方であるから、本書の内容は現実に立脚した
(2007年9月3日)
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商品内容
要旨 |
現代の日本は、平和を望めば平和になると言い、安心して暮らせる社会を要求し、人間はみな平等で性善だという。ところが、平和は望んでもやってこないし、安心して暮らせる世の中などはない。人間はみな平等でもないし性善でもない―慰安婦問題、環境保護、ODA etc.。 |
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目次 |
ヒューマニスト勲章 |
おすすめコメント
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