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ニュー・エコノミーの研究 21世紀型経済成長とは何か

出版社名 藤原書店
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-89434-580-5
4-89434-580-3
税込価格 4,620円
頁数・縦 344P 20cm

商品内容

要旨

「規制緩和・IT・金融がインフレなき成長をもたらす」として90年代後半に急騰した米国株価と2000年3月のバブル崩壊―にもかかわらず、いまだ我が国の漠然とした“改革モデル”たるニュー・エコノミー神話。ニュー・エコノミーの実態を徹底分析し、肥大化する金融が本質的に抱える合理的誤謬(バブルの必然性)と情報通信革命が経済に対して持つ真の意味を解明する快著。

目次

序章 ニュー・エコノミー研究の意義
第1章 ニュー・エコノミーという問題―一九九〇年代の米国経済と経済理論
第2章 ニュー・エコノミーのミクロ分析―市場の不安定性と組織の多様性
第3章 ニュー・エコノミーのマクロ分析―情報通信技術のみで説明できない経済成長
第4章 ニュー・エコノミーの系譜―危機脱出のための米国経済政策と経済理論
第5章 ニュー・エコノミーの国際比較―米国モデルは唯一のモデルではない
第6章 ニュー・エコノミーの崩壊―IT神話と金融バブル
第7章 ニュー・エコノミーとは何だったのか―技術と経済の歴史分析
第8章 21世紀の経済成長はいかにあり得るか―人間主導型成長モデル
結論 長く続く未来
インタビュー 経済成長と社会連帯の両立―北欧モデルと日本モデル

著者紹介

ボワイエ,ロベール (ボワイエ,ロベール)   Boyer,Robert
1943年生。パリ理工科大学校(エコール・ポリテクニック)卒業。フランス経済予測局研究員をへて現在は数理経済計画予測研究所(CEPRE‐MAP)および国立科学研究所(CNRS)教授、ならびに社会科学高等研究院(EHESS)研究部長
井上 泰夫 (イノウエ ヤスオ)  
1951年生。パリ第2大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)、現在、名古屋市立大学大学院経済学研究科教授。経済理論専攻
中原 隆幸 (ナカハラ タカユキ)  
1963年生。名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了後、名古屋市立大学経済学部助手を経て、四天王寺国際仏教大学人文社会学部助教授。経済理論専攻
新井 美佐子 (アライ ミサコ)  
1969年生。名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、現在、名古屋大学大学院国際言語文化研究科准教授。経済理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)