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普通のデザイン 日常に宿る美のかたち

出版社名 工作舎
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-87502-402-6
4-87502-402-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 138P 22cm

商品内容

要旨

刺激的で普通でないものが溢れ続ける現代文明…このままでは、デザインの被害者が続出する。デザインの本来を問い、デザインの将来を読む…世界各国で行われたUCHIDAデザイン講演録。

目次

第1章 森林に覆われた風土―日本のデザイン・コンセプト(日本の現代デザインの固有性
靴を脱ぐ文化と坐る文化
仏教的世界観と日本固有の風土
日本人の死生観
マレビトとしてのカミ
外来文化との共生
日本における空間の特性)
第2章 方法の記憶―変化・微細・いま(日本固有の方法
茶の湯とは何か
「殿中茶の湯」から「わび茶」へ
茶室という建築
市中の山居
囲み
微細なものに目を向ける感覚
「変化の相」としての空間
文化の根源へ)
第3章 弱さのデザイン―ウィーク・モダニティ(弱さの背景
弱さの多様性
「弱さ」という感覚世界
弱さをめぐる考察
弱さという感覚世界を生み出す状況や状態
「弱さ」という感覚世界のデザイン・ボキャブラリー)
第4章 普通のデザイン―時間・空間・記憶・自然(普通とは何か
近代がつくり出した文化
日常性・身体性の回復)

出版社
商品紹介

日本の伝統文化を元に、風土が育んだ空間感覚や身体感覚を再発見し、アジア的感性を活かした「普通のデザイン」とは何かを追求する。

おすすめコメント

刺激的で普通でないものが溢れ続ける現代、日本人は本来の美しさを忘れたのか? 身体感覚や感性を活かした「普通のデザイン」を提唱。世界を舞台に活躍するインテリア・デザイナーの講演録。

著者紹介

内田 繁 (ウチダ シゲル)  
インテリアデザイナー。1943年横浜生まれ。1966年桑沢デザイン研究所卒業。東京造形大学、桑沢デザイン研究所客員教授。毎日デザイン賞、商環境デザイン賞、第一回桑沢賞、芸術選奨文部大臣賞等受賞。日本を代表するデザイナーとして商・住空間のデザインにとどまらず、家具、工業デザインから地域開発にいたる幅広い活動を国内外で展開。代表作に六本木WAVE、山本耀司の一連のブティック、科学万博つくば’85政府館、ホテル・イル・パラッツオ、神戸ファッション美術館、茶室「受庵・想庵・行庵」、門司港ホテル、オリエンタルホテル広島ほか。メトロポリタン美術館、サンフランシスコ近代美術館、モントリオール美術館、デンヴァー美術館等に永久コレクション多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)