
袋小路の男
講談社文庫 い113−2
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2007年11月 |
ISBNコード |
978-4-06-275884-0
(4-06-275884-9) |
税込価格 | 440円 |
頁数・縦 | 179P 15cm |
書店レビュー
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- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
高校時代に出会った男を思い続ける主人公・日向子。受け入れることも突き放すこともしない男・小田切の態度に一喜一憂する日向子のままならない12年間の物語。小田切もまた、ままならない現実を抱いており、収録作「小田切孝の言い分」では、男の目線から二人の関係が語られている。実を結ばないけれども、一途な想いにため息。付かず離れずの微妙な距離が読み進むうちに心地よく感じられます。袋小路のような小田切の心。まっすなだけでは辿りつけないのが切ないです。思い当たるフシがあるだけに・・・。
(2014年3月31日)
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アナタが好きということが、控えめに語られている
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
川端康成賞受賞の表題作の他2編が収められている短編集。「袋小路の男」は、女性が語り手、同じ男女を男の側から見ているのが「小田切孝の言い分」、「アーリオ オーリオ」は天文学好きの叔父と姪の話。控えめに語りながらせつなさが伝わる.
(2007年11月15日)
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商品内容
要旨 |
高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。 |
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おすすめコメント
現代の純愛を描いた、川端康成文学賞受賞作――高校時代に出逢ってから、指一本触れることができなくても、袋小路に住む男を愛し続ける主人公。その12年を描いた2作品と短編「アーリオ・オーリオ」を収録。
出版社・メーカーコメント
現代の純愛を描いた、川端康成文学賞受賞作高校時代に出逢ってから、指一本触れることができなくても、袋小路に住む男を愛し続ける主人公。その12年を描いた2作品と短編「アーリオ・オーリオ」を収録。