• 本

巴里の憂鬱

改版

新潮文庫 ホ−2−1

出版社名 新潮社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-10-217401-2
4-10-217401-X
税込価格 506円
頁数・縦 188P 16cm
シリーズ名 巴里の憂鬱

商品内容

要旨

父母兄弟よりも、祖国よりも、お金よりも、雲を愛すると宣言して、詩人の立場を鮮明に打ち出した『異人さん』。耐えがたいこの世からの脱出を叫ぶ『どこへでも此世の外へ』。ほかに、パリの群衆の中での孤独を半ば自伝的にしるした散文詩全50篇を収録。『悪の華』と双壁をなし、後世の文学に絶大な影響を与えたボードレール晩年の成果を、わが国の天才詩人三好達治の名訳で贈る。

目次

アルセーヌ・ウーセイに与う
異人さん
老婆の絶望
芸術家の告白
剽軽者
二重の部屋
人みな噴火獣を負えり
愚人と女神
犬と香水壜
けしからぬ硝子屋〔ほか〕

著者紹介

ボードレール (ボードレール)   Baudelaire,Charles‐Pierre
1821‐1867。フランスの詩人。大学法学部在籍中、友人の文学青年に感化され、以後放埒な生活を送りながら美術批評と詩を著す。処女作は1845年発表の批評『1845年のサロン』。代表作『悪の華』と没後’69年に出版された『巴里の憂鬱』に収められた散文詩は、従来の韻律にとらわれない斬新かつ画期的なもので、近代詩全般の基礎となった
三好 達治 (ミヨシ タツジ)  
1900‐1964。大阪市生れ。昭和を代表する抒情詩人。評論やエッセーも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)