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物の体系 記号の消費 新装版

叢書・ウニベルシタス 103

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-588-09910-6
4-588-09910-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 264P 20cm
シリーズ名 物の体系

商品内容

目次

A 機能体系または客観的言説(配置の構造
雰囲気の構造 ほか)
B 非機能的な体系または主観的言説(周辺の物、古い物
周辺の体系―収集)
C メタ機能=非機能の体系―ガジェットとロボット(技術のコノテーション―自動性
“機能的”優越性 ほか)
D 物と消費の社会=イデオロギー的体系(モデルとシリーズ
クレジット ほか)
結論 “消費”の定義に向かって

出版社・メーカーコメント

《記号としての物》という,物の見方についての根本的な転換を行ない,記号として物を消費している現代社会の構造を鋭く分析。その特異な思考の基点を示す処女作。

著者紹介

ボードリヤール,ジャン (ボードリヤール,ジャン)   Baudrillard,Jean
1929年生まれの現代フランスの社会学者。最初の著作『物の体系』(68)において“それ自体で存在する物から記号としての物へ”という視点を記号論の枠内で提起、続く『消費社会の神話と構造』(70)、『記号の経済学批判』(72)では、物を記号として消費する社会の構造、記号としての物の特徴を解明。72年の著作で顔を見せた“象徴交換”の概念を中心としながら、マルクス主義の基礎概念とみなす“生産”概念に批判を加えようとしたのが『生産の鏡』(73)、『象徴交換と死』(75)、などであり、『誘惑について』(79)、『シミュラークルとシミュレーション』(81)以降の著作では、この“象徴交換”、あるいは実在をもたない記号としての“シミュラークル”、“シミュレーション”をキー概念として現代社会・文化を分析している。また、再三来日し、講演やシンポジウムを行なっている。2007年3月死去
宇波 彰 (ウナミ アキラ)  
1933年生まれる。東京大学大学院(哲学)修士課程修了。現在、明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)