
下山の思想
幻冬舎新書 い−5−2
出版社名 | 幻冬舎 |
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出版年月 | 2011年12月 |
ISBNコード |
978-4-344-98241-3
(4-344-98241-X) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 223P 18cm |
書店レビュー
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- 今井書店鳥取駅前店 (鳥取県鳥取市)
「下」の付く言葉からは、マイナスのイメージが浮かぶ。しかしいま、戦後登頂を目指し登り続けて来た時代から、「下山」の時代へと移行し始めている。「下山」しながら初めて見えてくるものがある。3・11後の日本が目指すべき新たな山頂とはどこか? 私たち人間の、そしてこの国の行く末を考えさせられる1冊である。
(2012年1月17日)
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商品内容
要旨 |
どんなに深い絶望からも人は起ちあがらざるを得ない。すでに半世紀も前に、海も空も大地も農薬と核に汚染され、それでも草木は根づき私たちは生きてきた。しかし、と著者はここで問う。再生の目標はどこにあるのか。再び世界の経済大国をめざす道はない。敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、実り多き「下山」を思い描くべきではないか、と。「下山」とは諦めの行動でなく新たな山頂に登る前のプロセスだ、という鮮烈な世界観が展望なき現在に光を当てる。成長神話の呪縛を捨て、人間と国の新たな姿を示す画期的思想。 |
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目次 |
いま下山の時代に(下るという大事なプロセス |