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そして父になる

宝島社文庫 Cこ−9−1

出版社名 宝島社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-8002-1515-4
4-8002-1515-3
税込価格 723円
頁数・縦 340P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 家族の絆について考えよう

    6歳まで育てた子供が、自分たちの子ではなかったと知った2組の家族の物語です。本当に大事なものは、何なのか。主人公が葛藤の中で父として成長していく姿が描かれています。最近のニュースでも、産院での取り違えにより60年間別の家庭で育ったことが判明した男性が現実にいらっしゃるとのこと。子供の気持ちはより複雑でしょう。(masa)

    (2013年12月4日)

商品内容

要旨

学歴、仕事、家庭。すべてを手に入れ、自分は人生の勝ち組だと信じて疑わない良多。ある日、病院からの連絡で、6年間育てた息子は病院で取り違えられた他人の子供だったことが判明する。血か、共に過ごした時間か。2つの家族に突きつけられる究極の選択。そして、妻との出会い、両親との確執、上司の嘘、かつての恋、子供との時間―。映画の余白を埋めていく、文字で紡がれる、家族それぞれの物語。

出版社・メーカーコメント

絆をつくるのは、血か、それとも、共に過ごした時間か――

6年間育てた息子は、他人の子でした。  是枝監督作品 渾身の小説化   学歴、仕事、家庭。すべてを手に入れ、自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていない良多。ある日病院からの連絡で、6年間育てた息子は病院で取り違えられた他人の子供だったことが判明する。血か、共に過ごした時間か。2つの家族に突きつけられる究極の選択。そして、妻との出会い、両親との確執、上司の嘘、かつての恋、子供との時間――。映画の余白を埋めていく、小説で紡がれる家族それぞれの物語。 ※この作品はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。 (C)2013「そして父になる」製作委員会

著者紹介

是枝 裕和 (コレエダ ヒロカズ)  
1962年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主なTV作品に「しかし…」(91/CX/ギャラクシー賞優秀作品賞)などがある。初監督した映画『幻の光』(1995年)が、第52回ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。2004年に『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭にて、映画祭史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)を受賞、『歩いても歩いても』(2008年)でブルーリボン賞監督賞のほか、多数の受賞歴を持つ。2013年には、『そして父になる』で、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞した
佐野 晶 (サノ アキラ)  
東京都生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て、フリーのライターとして映画関係の著作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)