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フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか

新潮新書 547

出版社名 新潮社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-10-610547-0
4-10-610547-0
税込価格 990円
頁数・縦 214P 18cm

商品内容

要旨

リサイタルという形式を発明した「史上初のピアニスト」フランツ・リストは、音楽史上もっともモテた男である。その超絶技巧はヨーロッパを熱狂させ、失神する女たちが続出した。聴衆の大衆化、ピアノ産業の勃興、スキャンダルがスターをつくり出すメカニズム…リストの来歴を振り返ると、現代にまで通じる十九世紀の特性が鮮やかに浮かび上がってくる。音楽の見方を一変させる一冊。

目次

第1章 神童の神話
第2章 スキャンダルはアーティストのトレードマーク
第3章 巡礼の年
第4章 失神したがる女たち
第5章 「ピアニスト」の誕生
第6章 グランドピアノはなぜ大きくなったのか
第7章 ショパンvs.リスト
第8章 四百人の弟子と後継者たち
第9章 知られざる晩年の肖像

著者紹介

浦久 俊彦 (ウラヒサ トシヒコ)  
1961(昭和36)年生まれ。音楽プロデューサー。高校卒業後、十九歳で渡仏。パリで音楽学、歴史社会学、哲学を学ぶ。フランスを拠点に作曲、音楽研究活動を行う。2007年に三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)