手紙魔まみ、夏の引越し〈ウサギ連れ〉
小学館文庫 ほ4−4
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2014年2月 |
ISBNコード |
978-4-09-406022-5
(4-09-406022-7) |
税込価格 | 838円 |
頁数・縦 | 117P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
衝撃の問題作。詠んではいけない見てはいけない触れてはいけない。これは本当に穂村弘の作品なのかと驚きつつもページ止められない中毒性を感じた。
(2014年2月13日)
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商品内容
要旨 |
歌人・穂村弘に憑依した少女「手紙魔まみ」の愛と祈り。センセーションを巻き起こした異色歌集、待望の文庫化。 |
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目次 |
手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) |
出版社・メーカーコメント
鬼才歌人と異才画家、渾身のコラボ歌集2001年の刊行時、短歌界の内外にセンセーションを巻き起こした問題の歌集が文庫化。キャバクラ嬢「まみ」と、やっぱりキャバクラ嬢であるその妹の「ゆゆ」、そしてウサギの不思議なトリオの、詩的でほわほわしていて乱れていてストイックな生活と、まみとゆゆを巡る恋人や友達や隣人たち、そして切なくふるえるまみの心、愛、祈り。手紙魔「まみ」は「ほむほむ」こと歌人穂村弘に大量の手紙を送り、穂村弘はその手紙の中のフレーズを変形させて使ったり、そこからインスパイアされてまったく違う短歌をつくりだしたりしつつ、「手紙魔まみ」という、実在するくせに虚構でもあるあやうい存在を歌集の中に生成する。装丁・挿画には、センシブルな若い女性に熱烈なファンを持つイラストレーター、タカノ綾(カイカイキキ所属)を起用、ポップでキッチュな部分とはかなさや切なさのあやういバランスを、ビジュアル的にも訴求する。