大正時代の工芸教育 京都市立陶磁器試験場附属伝習所の記録
出版社名 | 宮帯出版社 |
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出版年月 | 2014年6月 |
ISBNコード |
978-4-86366-934-5
(4-86366-934-8) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 229,327P 22cm |
商品内容
要旨 |
明治29年、清水寺の袂に創設された京都市立陶磁器試験場では京焼の近代化を目的に、陶磁器の窯や素材の研究からデザインに至るまで、多様な研究が行われていた。後に増設された附属伝習所では、若き日の河井寛次郎、濱田庄司、小森忍らが教鞭をとったことで知られる。五代清水六兵衛、楠部彌弌、近藤悠三などを輩出したこの附属伝習所は、近代日本の陶芸教育の中心と呼べる場所だった。 |
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目次 |
大正時代における京都市立陶磁器試験場及び附属伝習所の活動について(朝日焼松林家蔵 |
出版社・メーカーコメント
明治29年、清水寺の袂に創設された京都市立陶磁器試験場では京焼の近代化を目的に、陶磁器の窯や素材の研究からデザインに至るまで多様な研究が行われていた。後に増設された附属伝習所では、若き日の河井ェ次郎、濱田庄司、小森忍らが教鞭をとったことで知られる。五代清水六兵衛、楠部彌弌、近藤悠三などを輩出したこの附属伝習所は、近代日本の陶芸教育の中心と呼べる場所だった。日記は大正時代京都の暮らしも生き生きと伝えている。本書掲載の新発見の京都市立陶磁器試験場附属伝習所関連の文書類は松林之助の手による。附属伝習所で濱田や河井に師事した松林は、大正11 年から約2年半の英国滞在中に、バーナード・リーチの依頼を受けて日本式の登り窯を建造したことで知られる人物である。